暗黒ホエールズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:39 UTC 版)
「せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ」の記事における「暗黒ホエールズ」の解説
悪の秘密結社。総元締めとして宇宙極悪機構があり、絶望のエネルギーを吸収し宇宙の支配を企む。地球征服を企むその下位組織が、暗黒ホエールズである。 アジトには暗黒大明神や幹部たちがずっと居るわけではなく、皆どこかに帰ってしまい留守となってしまうこともある。時々、プリマエンジェルが襲撃しに来る。その時はキヨシ達も窓から傍観している。また、暗黒大明神曰く『本社』がアジトとは別にあり、人事異動もあるほか、カラクリとバロンに対し送別会を行うなどアットホームな雰囲気もある。ちなみにアジトは窓もついており、アジトとは思えない雰囲気。素人が個人の趣味で作ったようなショボいホームページもあり、ホームページには風俗店のような当日出勤予定のメンバーが表示されている。 暗黒大明神 声 - 関太(タイムマシーン3号) 暗黒ホエールズの首領。一人称は「私」。究極完全体になるため、人間の「迷惑に思う気持ちというかオーラ的なもの」を集めているらしい。暗黒ダークエネルギーエナジーを注入することで対象をパワーアップさせることが出来る。第18話でプリマピンクたち3人の合体技をパイレイトとカラクリが協力してガードするが耐えきれず彼ら2人に暗黒大明神の力を授けるが、元気が出た程度で反撃する力は無く、合体技を2時間撃ち続けた3人に敗れる。第49話でくるみが絶望することにより究極完全体になってジャッジメントデイになることが判明する。第63話では合体したパイレイト、カラクリ、バロンに暗黒ダークエネルギーエナジーを注入し巨大化・パワーアップさせたが、結局は合体しても1時間後にプリマピンクたち3人に倒された。悪の秘密結社の首領ではあるが性格は常識的で、事故で車を大破させたパイレイトに新車を勧めたり、バロンの残虐なセリフやカイゾークの威圧的な態度にドン引きした。また部下の失敗には寛大で、体育会系のノリで激励するほか、第71話ではカイゾークを差し置いて名誉挽回のチャンスを申し出たパイレイトに『ほぼ』ラストチャンスを与えた。第72話では最強怪人五人衆だけでなくパイレイトまで倒されたことに痺れを切らしたカイゾークに暗黒ダークエネルギーエナジーとして丸ごと吸収されてしまうが、第73話でシレっと復活している。 パイレイト 声 - 森久保祥太郎 暗黒ホエールズの幹部。3月26日(おひつじ座)生まれ。一人称は「私」。暗黒ホエールズのホームページではベテランと紹介されている。武器は双剣。ミスが多い(第4話時点で28度目、第14話時点で52度目)。第4話でイサムを人質にしたがために、怪人と共に爆発に巻き込まれる。第20話で宝城院カイトを名乗る。 秘密結社幹部としての活動以外に私生活とも言えるプライベートの時間を持つが、服装が違うだけで外見に全く変化が無い。第20話で顔面に変身前のみかんの飛び膝蹴りを受けて気絶するなど身体能力にも貧弱さが目立った。第56話では笑顔ヶ丘中学校に潜入、教師をクビになった肝谷に代わってくるみたちのクラスの新たな担任となってくるみたちから変身アイテムを奪う腹積もりでいたが、やはりみかんの飛び膝蹴りを受けて気絶、結局は肝谷同様セクハラでクビとなった。また極度の動物好きで、鳥(鳥太郎と呼ぶ)、拉致し監禁中のデビるん(ハエ太郎と呼ぶ)の餌として捕まえたドブネズミ(ねず太郎と呼ぶ)に対して愛情を注いだ。宇宙暗黒機構から暗黒ホエールズごと戦力外とされたため、第75話にて宇宙暗黒機構を裏切りデビるんと契約してブリリアントパイレイトとなり、プリマエンジェルの側に付いた。モデルはお笑い芸人のゴー☆ジャス。 カラクリ 声 - 森久保祥太郎 暗黒ホエールズの幹部で、パイレイトとは同期。6月10日(ふたご座)生まれ。一人称は「わし」。アドリブに弱く査定には敏感。第14話ではプリマピンクと戦う権利を巡って張り合ったがために、パイレイトらと共に爆発に巻き込まれる。第18話ではプリマエンジェル3人の合体技をパイレイトと協力してガードした。暗黒ダークエネルギーエナジーでパワーアップしたが反撃できずに押し負けた。洗脳能力を持つが、効果は中途半端。分類としてメカに属する。武器は扇。第63話でバロンとともに本社に異動が決まり暗黒ホエールズを抜けることとなった。モデルはお笑い芸人のコウメ太夫。 バロン 声 - 鈴村健一 第36話より登場した新幹部。8月6日(しし座)生まれ。一人称は「吾輩」。基本的にカタコトで喋るが、怒ったり慌てている時には関西弁で話す。片手に液体が入ったグラスを持っている。業界未経験で、残虐な口調の割にはアドリブに弱く、直ぐ慌ててしまう。武器はマスケット銃とレイピア。第63話でカラクリとともに本社に異動が決まり暗黒ホエールズを抜けることとなった。モデルはお笑い芸人の山田ルイ53世。 カイゾーク 声 - 寺島拓篤 カラクリ、バロンに代わり、第65話より登場の新幹部。一人称は「俺」。かなりの自信家で、首領の暗黒大明神も含めて他人の意見には全く耳を貸さない。口ひげとドスの効いた低い声、そして甲高い笑い声が特徴。しかも容姿がパイレイトに似ているため、パイレイトは「キャラが被ってる!」と憤慨、アジトに殴り込みに来たプリマエンジェルを思わず応援してしまう。武器はパイレイト同じく双剣(必殺技は「キラーホエールファング」)だがバリア(「パールシェル」)を張ることもできるためかなりの強敵であり、プリマピンクとプリマスプリンググリーンが二人がかりで必殺技を繰り出しながら3時間奮闘しても倒せなかった。だが、残業はしない主義であり、闘いの途中でも午後6時を過ぎると無理矢理攻撃を止めさせ「定時だから」と言ってさっさと帰ってしまう。第68話の後日談として、プリマピンク、プリマオレンジ、プリマスプリンググリーンに真顔ヶ丘のプリマエンジェルを加えた6人が束となっても倒せないほどに更にパワーアップしている。その後、第72話でデビるんを奪還しに来たプリマエンジェルに最強怪人五人衆に加えパイレイトも倒されたことで痺れを切らし、自ら暗黒大明神を吸収しパワーアップするという暴挙に出る。秘密の特訓によりパワーアップしたプリマエンジェルと対峙するが、最後は暴挙を許せなかったパイレイトに裏切られ止めを刺され倒される。死んだかと思われたが、最後の力を振り絞り、地球に巨大な隕石を落とすため『終』と書かれたボタンを押して力尽きる。第73話で、あまりに弱い暗黒ホエールズに痺れを切らしたオブザがプリマエンジェルを倒すべく直接送り込んだ刺客であることが判明する。 オブザ 声 - 山本浩司(タイムマシーン3号) 第73話と第74話に登場。宇宙極悪機構のコミッショナー(ボス)で、自称「宇宙究極暗黒極悪卿オブザイヤー」。空にいきなり画面越しに現れ、役立たずの暗黒ホエールズに戦力外の判断を下し、14日後に地球に巨大な隕石を落として暗黒ホエールズや敵対するプリマエンジェルも含めて地球人から絶望エネルギーをたくさん吸収して破壊するつもりでいる。ただ、現れたときの画面は赤ん坊の顔の画像と「SOUND ONLY」の表示だけで正体は分からないだけでなく、回線状態が悪いため時々フリーズしたりノイズが発生しており、地球制服を企む真の目的など肝心なところが聞き取れなかった。
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