あべ‐の‐なかまろ【阿倍仲麻呂】
阿倍仲麻呂
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阿倍 仲麻呂[1](あべ の なかまろ、文武天皇2年〈698年〉[2] - 宝亀元年〈770年〉1月)は、奈良時代の遣唐留学生。姓は朝臣。筑紫大宰帥・阿倍比羅夫の孫。中務大輔・阿倍船守の長男[3]。弟に阿倍帯麻呂がいる。
注釈
出典
- ^ 麿は麻呂の別の漢字表記である。例:菱屋竜太郎『阿倍仲麿入唐記』(明治3年〈1870年〉)。
- ^ 『古今和歌集目録』によれば、大宝元年(701年)生まれ。
- ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 48頁。
- ^ 『旧唐書』東夷伝による。
- ^ 森公章 2019, pp. 90–94、引用、川本芳昭『崔知致と安倍仲麻呂』、榎本淳一『安倍仲麻呂』、仲麻呂が科挙を受験し合格した、との説には推挙による登用説もある。
- ^ 遣唐使の次数の数え方は遣唐使項目に従う。
- ^ 森公章 2019, p. 62-84.
- ^ 『続日本紀』宝亀6年10月2日条
- ^ 杉本直治郎『安倍仲麻呂伝研究<手訳補訂本>』勉誠出版 2006年、上野誠『遣唐使阿倍仲麻呂の夢』角川選書 2013年
- ^ 森公章 2019, pp. 106、108、引用、王勇『唐から見た遣唐使―混血児たちの大唐帝国 』<講談社選書メチエ> 1998年
- ^ 森公章 2019, pp. 108–110.
- ^ 森公章 2019, pp. .90-94、引用、川本芳昭『崔知致と阿倍仲麻呂』、榎本淳一『阿倍仲麻呂』
- ^ 森公章 2019, pp. 92–94.
- ^ 森公章 2019, pp. 103–105.
- ^ 森公章 2019, p. 91.
- ^ 森公章 2019, pp. 199–202.
- ^ 『勅撰作者部類』
- ^ 山戸川点「阿倍仲麻呂」 / 小野一之・鈴木彰・谷口榮・樋口州男編 『人物伝小辞典 古代・中世編』 東京堂出版 2004年 16ページ)
- ^ 森公章 2019, p. 140、引用、杉本直治郎『安倍仲麻呂伝研究<手訳補訂本>』勉誠出版 2006年
- ^ 森公章 2019、引用、吉海直人『百人一首で読み解く平安時代』角川選書 2012年
- ^ 森公章 2019, pp. 149–150.
- ^ a b 『対偶文学論』繁原央 2014年 汲古書院
- ^ 奈良ロイヤルホテルのお知らせ・ブログ2013年4月9日2020年9月12日閲覧
- ^ 李寅生『漢詩名作集成〈日本編〉』宇野直人・松野敏之監訳、明徳出版社、2016年
- ^ 張歩雲『唐代中日往来詩輯注』陝西人民出版社、1984年
- ^ 金中, “西安阿倍仲麻呂紀念碑的和歌訳,” 日語教育与日本学研究, 劉暁芳・錢暁波 (主編), 華東理工大学出版社有限公司, 2019, pp. 201–206, 203.
- ^ 堀誠『国語科教材の中の「中国」』 学文社〈早稲田教育叢書〉、2021年、36頁。
- ^ 江戸時代に成立した説話「安倍仲丸転生記」(著者不詳)および講談本「神道講釈安倍晴明」(旭堂南陵の口演を速記したもの)
- ^ 奈良ゆかり探訪/奈良・中国(奈良県)
- 1 阿倍仲麻呂とは
- 2 阿倍仲麻呂の概要
- 3 和歌及び漢詩
- 4 伝説
- 5 脚注
- 6 外部リンク
- 安倍仲麻呂のページへのリンク