高向玄理とは? わかりやすく解説

たかむこ‐の‐くろまろ【高向玄理】

読み方:たかむこのくろまろ

[?〜654]飛鳥(あすか)時代朝臣渡来人の子孫。遣隋使小野妹子(おののいもこ)に随行帰国後、僧旻(そうみん)とともに国博士(くにはかせ)に任ぜられ、大化の改新政府重臣となった。のち、遣唐押使となり、長安客死。たかむくのくろまろ。


たかむこのくろまろ 【高向玄理】

飛鳥時代官人学者渡来人の子孫で、黒麻呂とも書く。六〇八年遣隋使小野妹子に従って留学帰国後、大化改新僧旻と共に国博士として政策立案。六五四白雉五)年遣唐押使となり、唐で没。(?~六五四

高向玄理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/19 00:57 UTC 版)

 
高向玄理
時代 飛鳥時代
生誕 不明
死没 白雉5年(654年
別名 黒麻呂
官位 大錦上
主君 推古天皇舒明天皇皇極天皇孝徳天皇
氏族 高向
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高向 玄理(たかむこ の くろまろ- 白雉5年〈654年〉)は、飛鳥時代学者。名は黒麻呂とも記される。は漢人のち冠位大錦上

出自

高向氏(高向村主・高向史)は応神朝に阿知王と共に渡来した七姓漢人の一つ段姓夫(または尖か)公の後裔で[1]文帝の末裔を称する渡来系氏族[2]。一説では東漢氏の一族とする[3]。高向の名称は河内国錦部郡高向村(現在の河内長野市高向(たこう))の地名に由来する[4]

経歴

遣隋使小野妹子に同行する留学生として聖徳太子が選んだと伝えられており、推古天皇16年(608年)に南淵請安らと共に留学する[5]。なお、留学中の推古天皇26年(618年)には、隋が滅亡しが建国されている。舒明天皇12年(640年)に30年以上にわたる留学を終えて、南淵請安百済新羅朝貢使と共に新羅経由で帰国し、冠位一級を与えられた[6]

皇極天皇4年(645年)の乙巳の変後、旻と共に新政府の国博士に任じられる[7]大化2年(646年遣新羅使として新羅に赴き、新羅から任那への調を廃止させる代わりに、新羅から人質を差し出させる外交交渉を取りまとめ[8]、翌647年(大化3年)に新羅王子・金春秋を伴って帰国し、金春秋は人質として日本に留まることとなった(この時の玄理の冠位は小徳[9]。大化5年(649年)に八省百官を定めた[10]白雉5年(654年遣唐使押使としてに赴くこととなり、新羅道経由で莱州に到着し、長安に至って3代目皇帝・高宗に謁見するものの病気になり客死した。謁見の際、郭丈挙という役人から「日本国の地里」と「国の初めの神の名」を尋ねられて応答したが、日本が革命の国ではなく神に始まる国であると主張した古い記録として注目される[11]

モデルとしたマスコット

河内長野市では、玄理自身を現在の河内長野市高向の出身として、玄理をモデルにしたマスコットくろまろくんを作っており[12]、河内長野市立ふるさと歴史学習館の愛称「くろまろ館」にも使用されている[13]

脚注

  1. ^ 「坂上系図」『続群書類従』巻第185所収
  2. ^ 新撰姓氏録』右京諸蕃
  3. ^ 太田[1974: 771]
  4. ^ 佐伯[1994: 287]
  5. ^ 日本書紀』推古天皇16年9月11日条
  6. ^ 『日本書紀』舒明天皇12年10月11日条
  7. ^ 『日本書紀』孝徳天皇即位前紀
  8. ^ 『日本書紀』大化2年9月条
  9. ^ 『日本書紀』大化3年条
  10. ^ 『日本書紀』大化5年2月条
  11. ^ 『日本書紀』白雉5年2月条による。当時の国名「倭国」でなく「日本国」とあるのは不審であるが「日」は「曰」の誤字とも考えられる。伊吉博徳書を参照。
  12. ^ 「河内長野市生涯学習推進マスコット「くろまろくん」をよろしくお願いします」河内長野市ホームページ
  13. ^ 「河内長野市立ふるさと歴史学習館」河内長野市ホームページ

参考文献

関連項目

  • 奥河内くろまろの郷 - 出生地とされる河内長野市高向で、2014年11月29日に開業。開業を機に、高向玄理の生涯と功績を解説する石碑が敷地の一角に建立された。





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