小徳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 18:33 UTC 版)
小徳(しょうとく)は、604年から648年まで日本にあった冠位である。冠位十二階の第2で、大徳の下、大仁の上にあたる。
- ^ それぞれ『日本書紀』巻第22の推古天皇11年12月壬申(5日)条と、巻第25の大化3年是歳条、大化4年4月辛亥朔(1日)条。
- ^ 黛弘道『律令国家成立史の研究』301頁と365頁。
- ^ 武光誠『日本古代国家と律令制』3頁。増田美子『古代服飾の研究』120頁。
- ^ 黛弘道『律令国家成立史の研究』359頁。
- ^ 『隋書』巻81、倭国伝に小徳阿輩台が隋使を迎えたことが見える。これを『日本書紀』巻第22、推古天皇16年6月丙辰(15日)条に見える3人の中の大河内糠手にあてる説がある。新編日本古典文学全集『日本書紀』2、557頁注10。
- ^ 音や日付が合わず、岩波文庫隋書倭国伝訳注は吉士雄成も候補に挙げるが「不詳」とする。小徳の冠位の高さを考慮すれば、朝廷の場面に出ている阿倍鳥も考えられる。
- ^ 『日本書紀』巻第22、推古天皇31年7月条とその後の是歳条。以下、7人の副将軍については是歳条に記載。
- ^ 『日本書紀』に大伴連とあり名は不明。
- ^ 『続日本紀』巻第7、養老元年正月18日条。巨勢麻呂の薨伝に「小治田朝小徳大海之孫」とある。
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