地形・自然とは? わかりやすく解説

地形・自然

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/03 10:20 UTC 版)

成ヶ島」の記事における「地形・自然」の解説

北の成山標高52m)と南の高埼(標高23m)はもともと陸繋島で、江戸時代初期までこれらは砂州淡路島繋がりラグーンである由良湾の湾口成山と高埼の間で開いていた。南北両端水路開削旧来の湾口閉鎖して成ヶ島現在の沿岸州(バリアー島)になった。この成ヶ島面積は約39ha、海岸線の長さは約6.4kmあるが 、成山と高埼の間の最狭部は護岸含めても25mほどしかない成ヶ島西側には干潟広がり砂州干潟沿いに希少な海浜植物自生しハクセンシオマネキなどの希少動物生息している。 ハクセンシオマネキ - カニ一種環境省レッドリスト(2007) 絶滅危惧II類(VU) ハマボウ - アオイ科樹高3mほどの落葉低木兵庫県レッドデータブック(2003) Aランク 絶滅危惧I類 ハマウツボ - 寄生植物兵庫県レッドデータブック(2003) Aランク 絶滅危惧I類 ハママツナ - アカザ科一年草潮間帯見られる兵庫県レッドデータブック(2003) Cランク 準絶滅危惧アカウミガメ - 紀淡海峡側から上陸して砂地産卵するのが見られる瀬戸内海国立公園第2種特別地域指定されていて、これらの貴重な生態系自然景観保全を図るため 砂州侵食防止するための護岸堤の整備成ヶ島クリーン作戦」- 地域住民が行っている漂着ゴミなどの回収清掃 海岸利用者へのマナー啓発 などが行われている。

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地形・自然

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 04:25 UTC 版)

松島」の記事における「地形・自然」の解説

松島湾仙台湾中央部位置する支湾で、宮城県東松島市唐戸島南東端宮城郡七ヶ浜町花渕埼の間にある多島海である。このうち塩竈市面する松島湾南西部塩竈湾、あるいは千賀ノ浦呼ばれる松島地形宮城県中央部にある松島丘陵東端が海にまで達し、それが沈水して出来たリアス式海岸がさらに進んだ沈降地形で、溺れ谷海水入り込み山頂島として残っている。そのうち松島湾中南部にある比較大きな島々集まり浦戸諸島呼ばれる松島湾中央部の島が全くない海域水深おおむね2メートルで、海底が浅いため波が荒くなると海底の泥が舞い上がって海水濁りやすい。 この地形成り立ちについては、以下のような説が唱えられている。鮮新世起こった地盤運動によって現在よりも内陸広がっていた仙台湾隆起して陸地化し同時に地塊運動によって現在の松島湾に当たる部分陸地突出して半島のような地形となった。やがてこの部分河川によって浸食され谷間刻まれる更新世初期に現在言われる長町利府構造線断層運動によってこの半島徐々に海中没し海蝕面が形成され、高い所は島となった更新世中期から後期にかけて沈んだ半島が再び隆起して海蝕台地となり、再び河蝕を受ける。更新世末期長町利府構造線撓曲によって再び沈水して、高い部分のみが島として残り周囲溺れ谷多数形成された。度重なる隆起と沈降浸食によって現在見られるような松島地形形作られのである松島湾中央部の島が全くない海域は、かつて谷間発達した平野部だったと考えられている。また、これ以外の説もある。 この地域大部分地層第三紀層凝灰岩砂岩礫岩など侵食に非常に脆い岩質出来ており、特に波に洗われる部分容易に侵食される。そのため多く小島上部などが植生し、海面に近い基部は白から灰白色岩肌見せている。さらに、海水面近くが波に洗われ鋭角に抉られており、ややキノコ似たになっているものもある。また、侵食による奇岩日本三大渓に数えられる嵯峨渓のような海蝕崖見られるこのように侵食風化作用を受けやすい地層の上松島成り立っているため、長い間風景も少しずつ変化してきたと考えられ過去文献記載されたものと現在のものとの間には微妙な違いがあると考えられている。1970年1月31日台湾坊主による暴風雨松島襲った際には、荒岬島塩釜市)が一晩消滅するなど地形の変化大きさ裏付ける記録も残る。 松島島々はしばしば「八百八島」と形容されるが、島々の数については正確に把握されておらず、古くから文献によって様々に書き記されてきた。江戸時代大淀三千風松島広く紹介するために編纂した松島眺望集』では92仙台藩編纂した地誌封内風土記』では871910年明治43年)の『松島公園経営概要』では240余、1981年昭和56年)の『県立自然公園松島学術調査報告書』では230島々があるとされ、また松島湾管轄する第二管区海上保安本部島の数128把握しているという。このように島々の数が不確定だったために昭和40年代頃に調査が行われ、260余りという数が松島統一見解とされて、これが各機関通達された。『松島町史(通史編2)』(1991年)ではこの島々の数の問題について触れ国土地理院地図などを参考に、松島湾内の島々で名称のあるものが144無名の島々が98あると記している。ただし、この数には、埋め立てられたり、地震や自然の崩落によって島とは言えなくなったしたものいくつか含まれている。これに加えて岩礁島の数として含めた場合松島湾島の数は約300になるだろうとも付け足している。 亀島 仁王島松島象徴する島のひとつ。仁王像葉巻くわえて座っているように見える。 千貫島伊達政宗お気に入りの島だったと言われている。 小藻根島長命穴はこの島の南端にあった鐘島4つ洞門打ち寄せる波が鐘の音のように聞こえたことが名の由来双子島 みさご島 かえる島。見た目のようである。 高島通称「めがね島」。 小藻根島南端存在した高さ約5メートルの「長命穴」。遊覧船通り抜ける寿命3年延びるとされた観光の名所であったが、東北地方太平洋沖地震によって崩壊した 鎧島波頭のような形状をしている。

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