咎人会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 00:25 UTC 版)
「イフリート〜断罪の炎人〜」の記事における「咎人会」の解説
支部長(しぶちょう) 咎人会関東支部の支部長。本名・黒沢。(篠塚の件の時には黒巣という偽名を使っていた。)真夏日であろうと黒いマントとチューリップハットという出で立ちを崩さない。殺し屋としても源三郎に匹敵する実力を持ち、目にも止まらぬ身のこなしで薄い金属を仕込んだマントを用いて対象を一瞬で斬り刻み、殺害する。また、記憶や行動をある程度操作できる催眠術も使用する。源三郎とは彼の現役時代の先輩・後輩の間柄で、殺し屋としての彼を尊敬し認められたいと願っていた。 常に穏やかな微笑を絶やさず礼儀正しい人物に見えるが、一旦キレるとおぞましい顔つきになる。悪を根絶したいという思いはかなり強く、そのためには咎人会ではご法度とされている殺人勧誘や依頼なしの殺人など手段を選ばず、復帰したばかりの源三郎を試すようなことも度々行う食えない人物。紅茶に強いこだわりを持ち、お気に入りの茶葉を扱う店の営業を停止させたくないがために咎人として動く(殺人まではしないが)ほど。上司である銀龍からの説教が大の苦手で、説教を受けた後に紅茶を飲んで気晴らしをするのが習慣。 久遠との一件でユウとニナミと初めて接触し、2人を正式な咎人として咎人会に迎え入れた。ユビキタスとの戦闘後、銀龍の理念に同調してユビキタスに寝返り、唯を助けに来た源三郎と戦うが、隙を突かれて頭部を撃たれ、自分が敬愛していた彼に実力を認められたことに満足しながら死んでいった。 カズミ 支部長の元で働いているメイド。支部長お気に入りの紅茶の葉を買うなどの単純な雑用の他、殺しの仕事の後始末なども行う。裏の仕事に携わっている人間としては口が軽く、星野かえでに支部長のことを教えたり、源三郎に支部長が銀龍にいびられていることを洩らしたりしている。カズミをはじめとする支部長に仕えるメイド達は、支部長の依頼なしの殺人によって救われた者達であるらしく、支部長の死後は咎人会にもユビキタスにも従うつもりはないと述べ、彼の遺言に従いユウとニナミに本部の場所を教える。 咎人会壊滅後は、他のメイド達と共にペンションを開業した。 鈴蘭(すずらん) 関東咎人会の殺し屋である女性。年齢は20代後半。「臆病者」を自称し、殺気や危機を事前に察知することに優れている。源三郎とは10年以上前からの知り合いで、彼の復会を手伝うなど、咎人会の人間の中では最も源三郎と仲が良い。咎人会に入会したのは蜂車曰くなりゆきらしく、そのことについて源三郎は後悔しており、なるべく危険な目に遭わせないようにしている。ちなみに愛車はトヨタ・スープラ。殺人の手段は毒殺で、副業として香水店を経営している。源三郎に信頼されているユウとニナミへの嫉妬心からか彼らを避けていた。 銀龍と関東支部長の咎人会乗っ取りに反目し、ユウ、ニナミと共に関東支部まで来たが、源三郎の死を看取り、2人に後を託す。咎人会壊滅後も表の世界に戻らずに、個人の咎人として活動している(本人曰く地獄で源三郎達に会うため)。形見なのか、生前に源三郎が巻いていたバンダナを身に着けている。 百舌丸(もずまる) 関東咎人会の殺し屋である老人。性格は冷静沈着、感情の起伏も少ない。仕事で生き延びるため、「感情が入りそうな仕事は決して引き受けない」という信念を持つ。殺人の手段はライフルによる狙撃。副業はバーのマスター。 後のユビキタスとの戦いで、殺害したはずが辛うじて生存していた鷲尾に不意打ちを食らい、咎人会の未来を赤銅に託し鷲尾と相打ちとなり死亡した。 赤銅 烈(あかどう れつ) 関東咎人会の殺し屋である若い男。常にライダースーツのような服とサングラスという格好。人間離れした怪力の持ち主で、そのパンチは岩をも砕き、チタンすらもへし曲げるほど。 咎人としての働きに誇りを持つ熱血漢。しかし普段はその熱さが空回りし、福田殺しを成功させて本部への昇格を試みるも、計画を練りすぎたためか源三郎に先を越されて失敗。その後自己鍛錬と称し雪山で熊を倒そうとして逆に殺されかける。元咎人の我楽の所で一週間鉄を打ち続け、何事にも動じない集中力を身につけたと自称するも、実際は身についておらず、ユウとのオブジェ作りの勝負でも負けてしまう…などなど、情けない面ばかりが目立つ。 銀龍と関東支部長の咎人会乗っ取りに反目し、銀龍=神貫に自ら戦いを挑んだが、その実力を前に一瞬で敗北してしまった(ただし、顎にパンチをかすらせたことで軽い脳震盪を起こさせ、ユウへの援護を成し遂げた)。しかしどうにか生き残り、決戦後は鈴蘭と組んで咎人として活動し、鈴蘭を「相棒」と呼んでいる(鈴蘭は嫌がっているが)。 本名不明 関東咎人会の殺し屋である若い男。小太りで眼鏡をかけている。福田殺しを成功させて本部への昇格を試みたが、自分の実力を過信しすぎていたために返り討ちに遭い死亡する。名前が明かされる前に死亡したため本名は不明(4巻のあとがきで彼の名前についての質問が出た際に作者に「読者の嫌いな人の名前を付けてもいい」という仕打ちを受けていた)。殺人の手段は遠隔操作式のトラップ。 長谷野(はせの) 関東咎人会の殺し屋の男。ユビキタスの標的にされてしまい、久遠に追われて我楽のところに逃げ込むが久遠に殺害された。 「光の姫君」(ひかりのひめぎみ) 咎人会本部の情報管理・計画立案を担う、IQ400の天才少女。その正体は脳の半分以上を機械化された源三郎の孫娘・九条唯であり、交通事故で脳に損傷を負い植物状態になったところをユビキタスにより改造される。その後ユビキタスの一部勢力によって解剖されそうになったため、それを嫌った銀龍=神貫の手によって咎人会へと匿われている。あらゆる電子機器を支配下に置く力があり、瞬時に依頼の可能性を判断することが可能。 気まぐれな性格で言葉遣いが乱暴かつ生意気だが、強い正義感と自我を持っている。その能力を持つが故に、色々な闇の組織から狙われており、闇の組織を誘き出すために咎人会を逃げ出した際に、ユウとニナミに出会う。四六時中仕事ばかりで部屋にカンヅメにされているためか、銀龍ら監視担当者に隠れてネットゲームをやっているらしい。ニナミからもらったぬいぐるみの「マンボウ」をいつも持っている。決戦後はユウとニナミに引き取られ、2人の「娘」としてごく普通の子供として生活している。ただし、裏では相変わらずその能力を使い、得た情報を真嶋に流している様子。プロトタイプ版では別の名前で登場している。 本来両耳が有るべき場所には鳥の嘴を思わせるパーツが付いており、これを開くと、内部には咎人会のコンピュータと有線アクセスするためのコネクタが存在している。自由の身になって以後は、あまりに目立つこのパーツを補聴器と公言している。 銀龍(ぎんりゅう) 咎人会本部に所属する女性で非常に高圧的。普段はホログラムで支部長達に指示を出している。関東支部長は、よく彼女に説教されている。彼女も腕が立つ咎人で、福田孝や光の姫君を狙っていた闇の組織の戦闘員を一人で倒したほど。殺人の手段は支部長同様、何らかの刃物による斬殺。だが実はユビキタスの一員であり、その正体はユウの体を改造した本人である神貫。
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咎人会(とがびとかい)
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法で裁くことのできない犯罪者を報酬を貰うことで殺人を請け負う組織。作中に登場するのは関東支部だけであるが、北海道支部など他の地方にも同様の支部が存在する。
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