和鳥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:19 UTC 版)
和鳥とは、ふるくから日本に住む在来の野鳥を指す。基本的に捕獲した野鳥を飼いならすものであり、芸を仕込んで楽しむヤマガラを除くとそのどれもがさえずりや鳴き声を楽しむために飼われたので、オオルリ、ウソといったごく一部を除くと、どれも姿形は地味である。自然環境下では昆虫を主食とする種が大半であり、ゆえに飼育環境下ではすり餌と呼ばれる保存の効かない特殊な飼料を用いるが、そのため管理に非常に手間がかかり、平安時代は貴族の、江戸時代は裕福な商人や上級武士の優雅な趣味とされた。中にはマヒワのように、うまくやれば粟や稗などの穀類を主体としたまき餌で飼育可能な、あまり手間のかからない種もあったのだが、鳴き声や姿形でどうしても他種に劣るため、それほど人気が出なかった。
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