法による規制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:19 UTC 版)
2011年時点までは鳥獣保護法で規定されたメジロのみが都道府県知事の許可を受けた場合、1世帯1羽までの捕獲、飼育が認められていたが、この当時から自然保護の観点より条例でメジロの捕獲、飼育を禁じていた自治体も多く、それを受けた環境省も2012年4月以降愛玩目的での国産野鳥の捕獲および飼育を全面的に禁止した。 ただし日本国外で捕獲した野鳥に関してはこの規制が適用されず、飼養羽数の制限もないため、現在は和鳥の名とは裏腹に、和鳥の主流は輸入された外国産鳥類となっている。であるが、需要の多いメジロやウグイスに関して言えば、輸入される種は厳密には別種や別亜種であり、またヤマガラのように別途産する韓国や台湾も捕獲を規制しており、輸入が事実上不可能な種もあるので、どの種もが一概に輸入可能であるとはいえない。さらには、1999年にはそれまで最大の野鳥輸出国であった中国が輸出を禁止し、2005年以降は相次ぐ鳥インフルエンザの流行により、とりわけ東アジア諸国間では生きた鳥の輸出入自体が禁止されたため、2021年現在は外国産和鳥の入手も困難になっている。 なお鳥獣保護法で指定された狩猟鳥については狩猟期間中に適法に捕獲したものであれば、その後それらを飼育しても法に触れることはない。ただし、狩猟鳥の中には一般的な和鳥として飼われる種は含まれていない。
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