古代ギリシア語)とは? わかりやすく解説

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古代ギリシア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/24 14:47 UTC 版)

古代ギリシア語(こだいギリシアご、Ἑλληνική: Αρχαία ελληνική γλώσσα)は、ギリシア語の歴史上の一時期を指す言葉。古代ギリシアの、アルカイック期紀元前8世紀 - 前6世紀)、古典期前6世紀 - 前4世紀)、ヘレニズム期前4世紀 - 後6世紀)の3つの時代に跨がっており、様々な方言が存在し、古典ギリシア語もその一つである。


注釈

  1. ^ 裏付けは完全とは言えず、またアルファベットではなく音節文字表(線文字B)で書かれているため、一部は再建による。
  2. ^ 具体的にはペリクレースの死(前429年)からデーモステネースの死(前322年)までの約100年間。

出典

  1. ^ Roger D. Woodard, “Greek dialects,” The Ancient Languages of Europe, R. D. Woodard (ed.), Cambridge: Cambridge UP, 2008, p. 51.
  2. ^ 高津春繁『ギリシア語文法』による。最新版『ブリタニカ百科事典』のように、これより簡略な分類がされる場合もある。マケドニア方言の位置は、現在主流となっている最新の学説を元に配置した。
  3. ^ 長年、ギリシア語に近いが別のインド・ヨーロッパ語族の言語と考えられていたが、ギリシアのマケドニア地域で近年発見された碑銘やタブレットによって、北西ギリシア方言の一つと分かった。
  4. ^ Roisman, Worthington, 2010, "A Companion to Ancient Macedonia", Chapter 5: Johannes Engels, "Macedonians and Greeks", p. 95:"This (i.e. Pella curse tablet) has been judged to be the most important ancient testimony to substantiate that Macedonian was a north-western Greek and mainly a Doric dialect".
  5. ^ ラテン語では rh と表記された。


「古代ギリシア語」の続きの解説一覧

古代ギリシア語(古代ギリシア語の方言(英語版))

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 03:43 UTC 版)

ギリシア語」の記事における「古代ギリシア語(古代ギリシア語の方言英語版))」の解説

古代ギリシア語に含まれる様々な方言は、古代ギリシア文明アルカイック期 (Archaic Greece) と古典期言語分かれる。古代ギリシア語はローマ帝国中に広く知れ渡っていた。

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古代ギリシア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 01:02 UTC 版)

霊性」の記事における「古代ギリシア語」の解説

プネウマ」および「プシュケー」を参照 プネウマ 古代ギリシア語: πνευμα(プネウマ)は、動詞「吹く」(πνεω)を語源とし、気息、風、空気大いなるものの息、存在原理の意。呼吸気息生命、命の呼吸、力、エネルギー聖なる呼吸聖なる権力精神超自然的な存在、善の天使悪魔悪霊聖霊などを意味した日本では聖霊」、日本ハリストス正教会では「神(しん)」と訳されるプシュケー ギリシア語: ψυχή(プシュケー)は、動詞 ψύχω(プシュコー、吹く)から形成され呼吸、息、生命、命、生命力生命呼吸生きることBody対すSoul精神、魂、心)、spirit精神)、ghost (霊、幽霊)、 感情情念の座、心臓、心、性格人格道徳的立場、自然、知性の座、意志欲望の座、地獄生き残ることなどを意味した霊魂意味する動詞 ψύχω(プシュコ―)は吹く、呼吸する冷たくなる、死ぬの意。日本ハリストス正教会では「プシヒ、霊」と訳す。マルコによる福音書ではプシュケー「命」訳された。プラトン主義伝統においてはプシュケー有することを以て人間本質的に神と同族であるという確信があった。 プネウマ (pneuma) はもともと気息、風、空気意味したが、ギリシャ哲学では存在原理とされた。空気中のプネウマ精気空気気息)が体内取り込まれ生体活気づけると、アナクシメネスヒポクラテスらは考えアリストテレス植物プシュケー動物プシュケー理性プシュケー3種プシュケー精気)を区別しガレノス肝臓にある自然精気 (pneuma physicon)、心臓にある生命精気 (pneuma zoticon)、脳にある動物精気 (pneuma physicon) の3つ考えたアリストテレスガレノスプネウマ精気)をスピリトゥスとして表記する研究もある。 古代ギリシアでは、プシュケープネウマはいずれ元来気息」を意味していたが、前者早くから生命原理とされて「魂」概念となったのに対しヘレニズム思想においては後者前者よりも物質に近い意味合い帯びていた。ストア派ではプネウマ宇宙充満する究極元素とされ、万物素材因と考えられたため、物質的な性質のものであったプラトン主義者らにとってはプネウマは魂の下位形態であり、非物質的な魂と物質的な身体の中間の存在とされ、人の魂が星辰世界から地上降りていく過程形成される魂の衣か乗物のようなのであるとも考えられた。しかし、プネウマギリシア語圏のキリスト教用語にもなった。プネウマヘブライ語の「ルーアハ」の訳語とされたことは、以後プネウマ概念影響与えプネウマプシュケー心魂)よりも高次純粋な「霊」とする用語法生じたグノーシス主義においても、プネウマにはプシュケー超越する形而上的な性格付与された。ウァレンティノス派英語版)では、人間は「霊的人間」(プネウマティコイ)、「心魂人間」(プシューキコイ)、「物質的人間」(ヒューリコイ)の3階級に分類され、プネウマティコイこそが、内に宿る神の火花たる霊によって救済されるべく定められているとされた。

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古代ギリシア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/28 13:56 UTC 版)

希求法」の記事における「古代ギリシア語」の解説

古代ギリシア語では希求法は、主節願望または可能性表現するのに用いられた。従属節目的、時、条件間接話法での引用を表す)では、希求法過去時制主動詞に伴う形で多く用いられる願望を表す希求法は、それ自体で、または前に小辞εἴθε(eithe)をつけて用いられる可能性を表す希求法は、主節では常に翻訳不能小辞ἂνを伴い従属節ではそれだけ用いられる。 Εἴθε βάλλοις (Eithe ballois)「あなたが投げてくれるかなあ」 Χαίροιμι ἂν, εἰ πορεύοισθε(Chairoimi an, ei poreuoisthe)「あなたが旅をできたら嬉しいのだが」 コイネーでは、希求法接続法に取って代わられ始め新約聖書では、主として慣用句用いられた。 希求法語尾は、ο/ε母音を持つ動詞thematic verb)ではοιに、ο/ε母音持たない動詞(athematic verb)ではιになる特徴がある。

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古代ギリシア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 06:36 UTC 版)

高津春繁」の記事における「古代ギリシア語」の解説

高津の古代ギリシア語の成果は、『アルカディア方言研究』と『ギリシア語文法』に集大成されている。名詞動詞語形変化と、単純な文章だけを羅列する語学ではなく、各語の方言形の説明のために歴史的発展をも詳述するまた、シンタックス挙げられ例文は、高津みずからが古典作品から選びいたもので、「話者気持とも称すべきものを併せて説明しよう試みた(「はしがき」より)」ものである

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