バルトロマエの法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 00:28 UTC 版)
バルトロマエの法則 (バルトロマエのほうそく、英:Bartholomae's law) は、インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派の音韻の法則。 ドイツの印欧語学者、イラン研究家、インド学者であるクリスティアン・バルトロメー(1855年1月21日 – 1925年8月9日)が1882年に初めて指摘した。
有声有気音の直後に無声無気音が隣接した時、*bʰudʰ-to > サンスクリット: buddha (「目覚め=た(者)」)のように同化が起こり、前側の有気音が無気音に、後側の無声無気音が有声有気音になる事をいう(なお、語頭の bʰ が b に変化しているのはグラスマンの法則による)。
関連項目
バルトロマエの法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/16 08:52 UTC 版)
「インド・ヨーロッパ祖語の音韻」の記事における「バルトロマエの法則」の解説
(詳細は「バルトロマエの法則」を参照) バルトロマエの法則は、帯気閉鎖音と無気閉鎖音の連続に伴い、全体が帯気化する同化規則を指す。例:TʰT > TTʰ。 *bʰudʰ-to-s > *bʰud-dʰo-s > (グラスマンの法則により) サンスクリット語 buddhá. この法則はインド・イラン語派において保存され、共時的規則として機能している。他にも古代ギリシア語やゲルマン語派、またおそらくラテン語でもその痕跡が見られる。
※この「バルトロマエの法則」の解説は、「インド・ヨーロッパ祖語の音韻」の解説の一部です。
「バルトロマエの法則」を含む「インド・ヨーロッパ祖語の音韻」の記事については、「インド・ヨーロッパ祖語の音韻」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- バルトロマエの法則のページへのリンク