イオニア方言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/22 13:39 UTC 版)
イオニア方言 |
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Ἰωνικὴ διάλεκτος | |
話される国 | エーゲ海周辺、マグナ・グラエキア |
話者数 | — |
言語系統 | |
初期形式 | |
表記体系 | ギリシア文字 |
言語コード | |
ISO 639-3 | — |
Linguist List | grc-ion |
Glottolog | ioni1244 [4] |
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イオニア方言(イオニアほうげん、古代ギリシア語: Ἰωνικὴ διάλεκτος、古代ギリシア語ラテン翻字: Iōnikḕ diálektos、英: Ionian Greek)[5]は、古代ギリシア語の方言群。イオニア地方を中心とする諸地域で古典期まで使われた。アッティカ方言と合わせて「イオニア・アッティカ方言」(英: Ionic-Attic)ともいう[5]。
概要
- 紀元前11世紀頃のドーリア人侵入期にギリシア本島から伝播。
- 紀元前5世紀のギリシア暗黒時代終焉期までには、キオスやサモスなどの小アジア中央部西岸(イオニア地方)をはじめ、エーゲ海中央部の島々、アテナイ北方に位置するエウボイア島(エヴィア島)で使用。その後、イオニア人の植民により、エーゲ海北部、黒海地域、西地中海地域に広がる。
- 紀元前600年頃、古イオニア方言が、新イオニア方言に移行したと推測される。
- ホメロス、ヘロドトスが著作で使用したことと、アテナイで使用されていたアッティカ方言との親用性で一般に普及。
- 紀元前403年、ミレトスで使用されており、後に標準のギリシア文字となるイオニア文字が、それまで使用されていたアッティカ文字に置き換えられる。
- イオニア文字は、使徒行伝、福音書に使用。
脚注
- ^ 『イオニア方言』 - コトバンク
- ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、1960年。ISBN 978-4000800136。20頁。
- ^ 松原國師『西洋古典学事典』京都大学学術出版会、2010年。 ISBN 9784876989256。240頁。
- ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Ionic”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History
- ^ a b 松本克己『歴史言語学の方法 ギリシア語史とその周辺』三省堂、2014年。 ISBN 9784385362786。36頁。
参考文献
- A History of Ancient Greek: From the Beginnings to Late Antiquity- A.Panayotou Ionic and Attic
- A Grammar of the Greek Language by Benjamin Franklin Fisk Ionic Dialect
関連項目
- イオニア方言のページへのリンク