アテナイのアゴラとは? わかりやすく解説

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アテナイのアゴラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 05:32 UTC 版)

座標: 北緯37度58分30秒 東経23度43分21秒 / 北緯37.97500度 東経23.72250度 / 37.97500; 23.72250

アテナイの地図。中央北西にアゴラがある。

アテナイのアゴラでは、古代ギリシアアテナイにあったアゴラ(広場、市場)について説明する。

アテナイのアゴラは、アテナイの中央北西部に位置する、周囲に様々な公共施設が配置された広場・市場であり、市民交流の場でもあった。

民会エクレシア)も、後にプニュクスに移されるまでは、ここで開かれた。

ソクラテスもここで度々問答を交わし、ストア派もこのアゴラ北面の「ストア・ポイキレ」(彩色柱廊)を拠点としたことから、その名が付いた[1]

見取り図

紀元前5世紀頃

紀元前5世紀におけるアテナイのアゴラの見取り図。
  1. 列柱郭(ペリスタイル) - 中庭
  2. 貨幣鋳造所
  3. 噴水 (Enneakrounos)
  4. 柱廊
  5. 民衆裁判所(ヘリアイア) or アイアコスの社(アイアケイオン)
  6. 将軍会議場(ストラテゲイオン) - 将軍(ストラテゴイ)達の会議場
  7. コロノス・アゴライオスの丘
  8. 円堂(トロス) = 当番評議員会議場(プリュタネイオン) - 当番評議員(プリュタネイス)達の会議場・詰所にして政府所在地。迎賓館、食堂としての機能も。
  9. 境界石
  10. 部族英雄記念碑
  11. 母神神殿(メトロオン) (旧・評議場(ブレウテリオン)) - 公文書館としての機能も。
  12. 新・評議場(ブレウテリオン) - 評議会(ブーレー、アテナイにおいては五百人評議会)の評議場。
  13. ヘーパイストス神殿
  14. アポローン神殿
  15. ゼウス柱廊
  16. 十二神祭壇
  17. 王柱廊(ストア・バシレイオス)
  18. アフロディーテーウーラニアー神殿
  19. ヘルメース柱廊
  20. ストア・ポイキレ(彩色柱廊)

その後の建造物

AD2世紀頃の見取り図
  1. アグリッパのオデイオン
  2. アレスの神殿 (Temple of Ares
  3. パンタイノスの図書館 (Library of Pantainos)
  4. ニンファニオンNymphaeum
  5. モノペトロス (Monopteros
  6. 聖堂
  7. 事務所
その他の建造物

脚注

関連項目




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