任意参加型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/18 16:28 UTC 版)
「ファイナルファンタジーXIの戦闘システム」の記事における「任意参加型」の解説
特定のNPCに話しかける、トリガーとなるアイテムを所有しているといった条件を満たすことでオファー可能となり、通常のフィールド(エリア)の一部、もしくは全域を使用して行われる戦闘。 デュナミス(裏世界)最大18人 制限時間30-120分 「ジラートの幻影」および「プロマシアの呪縛」で追加されたレベル65以上の高レベル向けコンテンツ(一部、レベル90以上向け) 元々はフィールド(エリア)占有型に属するコンテンツであったが、2011年の5月と9月に行われたバージョンアップにより、全てのデュナミスエリアが占有エリアではなくなった(滞在可能時間は存在する) 占有エリアではなくなると同時に、進入可能人数の上限数(64人)が撤廃され、代わりに戦闘には18人までしか参加する事が出来なくなり、ロットシステムも通常エリアと同じ方式へと変更された。 また、バージョンアップ前まで最大で210分まで滞在可能だったエリアは、滞在可能な時間の限界(最大滞在可能時間)が120分へと変更され、90分ほど滞在可能な時間が短縮されている(ただしその代わり、72時間に1回しか進入する事が出来なかった従前とは異なり、24時間に1回進入する事が出来る様になっている) デュナミスにいるモンスターは、種族やジョブに関係なく、エリアごとに決められたレリック武器、レリック装束、劣化装束、旧貨幣などをドロップするが、弱点となる敵対行動を行わないと旧貨幣をドロップする確率は非常に低い。 レリック装束は、そのままで十分な性能を持っているが、レリック武器は、そのままでは意味をなさず、素材となるアイテムや旧貨幣を集める事で、武器の段階を強化でき、最終段階まで強化する事で真の性能が発揮されると同時に、武器固有のウェポンスキル(WS)がデュナミス以外でも使用可能となる。 劣化装束は、レリック装束や素材となるアイテムと組み合わせる事でレリック装束の性能を向上させるという役割を持つ。 入口はエラジア大陸を除く現在世界の各地に存在し、入口のあるエリアとほぼ同一のマップで暗闇に覆われている世界を探索するため裏世界とも呼ばれる。特定モンスターを倒すことにより、最大で120分(エリアによって最大占有時間が異なる)まで占有時間の延長が可能。 なお、一部のデュナミスエリアには、進入する為の条件が存在し、それらの場所(エリア)には条件を満たしていないと進入できない。 また、一部のデュナミスエリアには、進入するとエリア内で特定の条件を満たすまでサポートジョブが封印される場所(エリア)も存在する。 遠征軍 最大6人 制限時間無制限 各地の獣人軍を撃破することにより、コンクェストへ貢献する事が出来る特殊な戦闘。 自分の所属する国にいるコンクェストガードから一定レベル以上、かつ一定人数以上のパーティが遠征軍参加の任務を受諾する事で発生する。 なお、任務自体は6人までのパーティ単位で受諾する事になるが、実際に派遣先で行われる戦闘は7人以上のアライアンスでも可能となっている。 任務を受託した後にコンクェストガードに話す事で派遣先のエリアへ転送される。 派遣先の対象となるのはザルクヘイム、ノルバレン、デルフラント、コルシュシュ、アラゴーニュ、クフィム、フォルガンディ、バルドニア、リ・テロア、クゾッツ、ヴォルボー、低地エルシモ、高地エルシモの各リージョンごとに決められた1エリアとなっている。 派遣先のエリアでは、エリア内に複数ある獣人旗を探し出し、その旗を調べる事で出現する獣人軍を撃破する事となる。 なお、この際に派遣エリア毎に決められたレベルに、パーティ全員のレベルが制限される。 獣人旗から出現する獣人軍を全て撃破すると自国のコンクェストゲージが上昇する。 なお、獣人旗は一定時間で再出現する為、対象がなくなる事はない。 最終的にコンクェスト集計時に遠征軍で派遣されたエリアのあるリージョンが自国支配になった場合、コンクェストガードに話しかける事で報酬として個人戦績を得る事ができる。 ガリスン(守備隊) 最大18人 制限時間30分 複数回に分けて集団で襲撃してくる獣人軍をNPC部隊と共に迎撃するという特殊な戦闘。 特定のアイテムを各地にあるアウトポストにいるガードにトレードする事で発生する。 戦闘が開始されると、舞台となるエリア毎に決められたレベルにレベルが制限され、NPC部隊が出現する。 このNPC部隊を全滅させずに、襲撃してくる獣人軍部隊(襲撃してくる獣人の数は、ガリスン参加人数によって変動する)を30分以内に全て撃破する事で勝利となる。 勝利した後、ガードに話しかける事で、報酬として生存しているNPCの数に応じてギル、および経験値が得られるアイテムや装備品を得る事ができる。 その他、襲撃してくる獣人が、マネキン(家具の1つ)のパーツをドロップする事がある。 なお、戦闘中に戦闘不能になった場合、その時点で参加資格を失う為、リレイズやレイズなどで復活して再度戦闘に加わる事は不可能。 カンパニエバトル 最大500人 最大時間1時間(敵1部隊につき1時間) 過去世界において、常にどこかのエリアで発生している(カンパニエマップ上で剣のアイコン(マーク)がついているエリアが、現在カンパニエバトルが発生している場所を示している)アルタナ連合軍と獣人血盟軍の局地戦。 攻略戦と防衛戦の2種類があり、獣人血盟軍の支配エリアでは、獣人血盟軍の拠点を防衛している獣人血盟軍や、獣人血盟軍の拠点(Fortification)に対して攻撃を仕掛ける(拠点に対して攻撃を仕掛けた場合は、拠点防衛力をダウンさせる事ができる)攻略戦となり、アルタナ連合軍の支配エリアでは、アルタナ連合軍の拠点に対してモンスターや獣人血盟軍が攻撃を仕掛けてくる防衛戦となる。 どちらの場合でも、カンパニエ審理官から「アライドタグ」の発行を受けて、カンパニエバトル専用モンスターと交戦したり、拠点に対して攻撃を行ったり、他のプレイヤーやNPC部隊のHPを回復したりといった戦果に応じて、カンパニエ終了時、もしくは自身でカンパニエ審理官から査定をして貰った際に、連合軍戦績や経験値を得られる。 また、「ユニオン」に所属している場合は、所属している「ユニオン」および参加者自身が一定の戦果を上げる事で、カンパニエ終了時に装備品やアイテムを得られる可能性がある。 「アライドタグ」を受けている間は、モンスターとの戦闘において戦闘不能になったとしても、経験値を失う事はない(通常のモンスターとの戦闘を行い戦闘不能になった場合でも経験値を失わない。ただし、その代わり通常のモンスターを倒したとしても連合軍戦績や経験値を得る事は出来ない) カンパニエバトルに勝利する事で、自勢力のエリア支配率を上げられ、週1回行われる集計によってエリアの支配勢力が変化する。 エリアの支配数が多い勢力ほど連合軍戦績や経験値が多く得られる様になり、また上位のカンパニエopsが発生するようになる。 なお、アルタナ連合軍側の各国には、それぞれ担当エリアが指定されており、各国は本拠地(首都)以外の全ての担当エリアが獣人血盟軍に支配されると、その国の担当エリアを1つ以上奪還するまで、本拠地へ獣人血盟軍が侵攻してくるようになり、その国の首都(街中)においてカンパニエバトルが発生するようになる。 逆に、各国の担当エリア内に1ヶ所ずつある獣人血盟軍本拠地以外の全てのエリア(各国が担当するエリア全て)をアルタナ連合軍が支配すると、アルタナ連合軍が各本拠地への攻略を開始するようになり、各本拠地においてカンパニエバトルが発生するようになる(このカンパニエバトルを制して、獣人血盟軍の本拠地を支配した場合、各本拠地の最深部にあるBFにて行われる特殊なカンパニエopsが発生する様になる) カンパニエops 最大6人(カンパニエopsによっては、1人限定、3 - 6人限定もある) 制限時間数秒 - 無制限(作戦を開始してからカウントされる) カンパニエopsのオファー(発生)条件は階級(勲章)、支配エリア数、スカウト数(各地でスカウトして、一定期間カンパニエに参加させる事を承諾させたNPCの人数)、各国軍の戦略方針、戦況(国力を含む)、情報力(この3つの影響が最も強い)など様々である。 オファーを受けると、ops受領券を1枚消費する。この受領券は地球時間で1日1枚補充される。 オファーを受けたPCは、作戦を成功させる(レイヤーエリアと呼ばれるカンパニエops専用エリア(常花の石窟、ルホッツ銀山、ゴユの空洞)で行われるカンパニエopsについては、作戦を1度成功させるだけでオファーを受けたPC全員が自動的に作戦成功扱いとなる)と経験値、連合軍戦績、連合軍評価を獲得する事ができ、オファーを受けていないPCもそのカンパニエopsに参加していれば、経験値と連合軍評価を獲得する事が出来る。なお、オファーを受けたPC以外のPCが、カンパニエopsに参加する場合には、階級や所属などのオファー条件は無視され、受領券も消費しない。 カンパニエopsの内容は、ソロで可能なものや、低レベルで可能なもの、戦闘をしないものなど、多岐に渡る。 ちなみにカンパニエopsのopsとは、Operations(軍事行動)の略である。 なお、アルタナクエストやアルタナミッションには、カンパニエops用のエリアであるレイヤーエリアを利用したバトルフィールドを攻略するクエストやミッションも一部存在する。このクエストやミッションにおけるレイヤーエリア戦闘に限り、戦闘不能になっても経験値が減少しない。 コンフロント 最大18人(コンフロントによっては、6人限定などもある) 制限時間30分(コンフロントを開始してからカウントされる) 通常のフィールドにある特定のポイントを、ポイントごとの条件を満たした状態で調べる事で発生する。 ポイントを中心に戦闘可能領域が指定されており、その領域の外へ出ると、戦線離脱の警告メッセージが表示され、一定時間以内に戦闘可能領域内へ戻らないと、戦線離脱とみなされ、そのコンフロントへの参加権利が失われる。 また、コンフロント中は、そのコンフロントへの参加権利を有するパーティメンバー、およびアライアンスメンバー以外からの全ての回復や補助が遮断される。 ただし、全てのコンフロント形式の戦闘において、コンフロントへの参加権利を有している間は、戦闘不能になっても経験値が減少しない。 コンフロントごとに複数の敵が出現し、その中でボスとして定められている敵を倒す事で勝利となる(ボス以外の敵は、ボスを倒した時点で自動的に消滅する)が、連合軍戦績を使用して行うコンフロント戦闘では、ボス以外の敵を撃破した数に応じて報酬が増える(なお、出現する敵へはコンフロントへの参加権利を有していないと、非占有状態になっている(敵の名前が黄色で表示されている)敵であっても攻撃する事が出来ない) なお、コンフロント形式の戦闘が発生するクエストやミッションも一部存在する。 ウォークオブエコーズ 最大36人 制限時間30分(戦闘を開始してからカウントされる) スレッショルドのウォークオブエコーズ内にあるVeridical Conflux(幽門石)を調べる事で、ウォークと呼ばれる領域に転送され開始される。 ボスを倒すか、敵を全て倒すとクリアとなり、定められた基準以上の活躍をした全PCが戦利品を得られる。 占有という概念は存在せず、誰でも途中から参加可能だが、攻略の進行度が50%を超えたウォークへは進入出来ない為、参加不可能。 なお、戦闘不能になっても経験値が減少しない上、戦闘不能になってから30秒経過すると、自動的にレイズが付与され戦闘に復帰出来る様になる。 また、ランダムに天神地祇の効果を得られる場合がある。 バスティオン 最大500人 アビセア-アットワ、アビセア-ミザレオ、アビセア-ブンカールにおいて頻繁に発生している抵抗軍によるパルスマーテロー防衛戦。 バスティオン審理官から「ペナント」の発行を受けて、バスティオンバトル専用モンスターと交戦したり、他のプレイヤーやNPC部隊のHPを回復したりといった戦果に応じて、バスティオン終了時、もしくは敵撃破時に抵抗軍戦績や経験値を得られる。 パルスマーテローが破壊されると敗北となり、エリア内にいる全てのPCに様々なボーナス効果を与えるマーテローコアが1つ奪われる。 ヴォイドウォッチ 最大18人 制限時間30分 ヴォイドストーンを所持している状態で、各地にあるPlanar Rift(プラナーリフト)を調べる事でヴォイドウォーカー(敵)との戦闘が開始される。 この際、ヴォイドクラスターを所持している場合は、ヴォイドクラスターをいくつ使用するかの選択肢が表示され、使用する個数に応じてヴォイドウォーカー(敵)のステータスが低下する。 戦闘はコンフロントと同じ形式(同じ仕組み)となっており、Planar Riftの周囲、一定の範囲内にいるアライアンスメンバー以外は、戦闘に参加する事が出来ない(回復や強化などの支援も一切受け付けない) 出現する敵(複数いる場合はボスとなる敵)を倒す事でクリアとなり、宝箱が出現し、各自が個別に(それぞれのプレイヤーが異なった)報酬(莫大な経験値とクルオ、そして複数のアイテム(装備品、魔法スクロール、型紙、薬品、素材など))を得られる。 なお、この宝箱は戦闘に参加した全員が個別に調べる事が出来、全員が報酬を得るか一定時間が経過するまで宝箱は消滅しない。 また、報酬は特定の敵対行動を行い、弱点をつくことで上昇する4つのエレメントの値に応じて変化し、その内の1つ「ホワイトエレメント」の値が100%の時にはタリスマンジェイド、もしくはアートマ霊子と呼ばれるヴォイドウォッチ中のみ特殊な効果が得られるようになる「だいじなもの」を入手する事が可能。 全四章の章構成になっており、各章は複数の「step」に分かれている(ジラートの幻影エリア、プロマシアの呪縛エリア、アトルガンの秘宝エリアを舞台としたヴォイドウォッチは、章が存在せず「step」のみとなっている。 Planar Riftを調べたプレイヤーのヴォイドウォッチの進行度(クエストの進行度と、六芒星のジェイドの段階)が、そのPlanar Riftの規定値になっていれば、ヴォイドストーンを所持するアライアンスメンバー全てが進行度に関係なくその戦闘に参加する事が可能で、報酬(タリスマンジェイドやアートマ霊子も含む)も得られる。 ただし、進行度自体はプレイヤーごとに個別に管理されているため、第一章step1の進行度のプレイヤーが、いきなり第二章step4の戦闘に参加してクリア出来たとしても、第二章step4をクリアしたという扱いになったりはしない(進行度は第一章step1のまま) また、最終章(第四章)は、第三章step6をクリアする事で進入可能になる真界と呼ばれる場所が舞台となる為、他の章と異なり、最終章に到達しているプレイヤー以外は戦闘に参加する事が事実上不可能である。
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