スレッショルド

実用日本語表現辞典

threshold

別表記：スレッショルド

「threshold」とは、敷居・戸口・入り口・出発のことを意味する英語表現である。

「threshold」とは・「threshold」の意味

「threshold」とは、敷居・入り口・出発・閾値（しきいち）を意味する英語表現である。閾値とは、意味や動作が変わる境目となる値のことだ。ちなみに、心理学・生理学の分野では「閾値」と表記するが、工学・物理学においては「しきい値」という表記が定着している。英検2級以上、TOEIC L&Rスコアは600点以上のレベルがある。

ビジネスシーンでは、発端・初めという意味で「threshold」を使うことがある。その他には、信用リスク・エクスポージャーに対して使うこともある。ちなみに、信用リスク・エクスポージャーとは、貸付残高がある相手のことだ。証券・金融用語では、信用リスク・エクスポージャーに対して、一定金額までは追加で担保を請求しないことを「threshold」という。

また、仮想通貨（暗号資産）のことも「threshold」と表現する。具体的には、Keep Networkというソフトウェアと分散型のカギ管理システム・NuCypherが合併したプロジェクトの名称のことを「threshold network」という。

「threshold」は、dtm用語としても使われている英単語だ。dtmとは、パソコンを使って音楽を作成・編集することである。具体的には、パソコン上で音をカットするとき、もしくは圧縮するときの基準値のことを「threshold」という。

「threshold」は、医療用語としても使われている。具体的には、生体が痛みを感じる境界線のことをいう。「high pain threshold」は直訳すると痛みの閾値が高いという意味で、痛みに強い、もしくは痛みを感じにくいときに使う。

「threshold」の類語には、入り口・入場・上り口という意味の「entrance」、出発・出港という意味の「departure」、戸口・玄関口という意味がある「doorway」、最初・初頭・発端・冒頭・開始という意味の「beginning」などがある。

「threshold」の発音・読み方

「threshold」は、「スレッショルド」と読む。「スレッ」と「ショウルド」を間にアクセントをつけて、「スレッショウルド」と発音すると良い。

「threshold」の活用変化一覧

「threshold」の活用変化一覧は、複数形が「thresholds」となる。「threshold」の品詞分類は名詞で、動詞や形容詞には変化しない。

「threshold」の略語

「threshold」の略語は、「TH」である。「threshold」の頭文字「t」と英単語の中央部にある「h」を取って付けられた。

「threshold」の語源・由来

「threshold」は、古英語で敷居という意味がある「threscwald」が語源である。

「threshold」の覚え方

「threshold」は、焼鳥屋などの入り口にある提灯にマッチで火を付ける状況を想定して、「敷居（入り口）近くにある提灯にマッチを擦ろうとしよると（すれっとしょうるど）」と覚えると良い。

「threshold」の使い方・例文

「threshold」の使い方・例文は、「敷居が高い家は介護のときに不便である」という意味の「Homes with high thresholds are inconvenient for nursing care.」、「敷居に足をぶつけたので、病院で手当てを受けた」という意味がある「I was treated at the hospital because I hit my foot on the threshold.」、「敷居に立って室内を覗いてみた」という意味の「I stood on the threshold and looked into the room.」、「彼は怒りの閾値が低いので、一緒にいることが苦痛だ」という意味がある「He has a low anger threshold and is painful to be with.」などがある。

その他には、「彼は痛みに強い」という意味の「He has a very high pain threshold.」、「私は痛みに弱いので、治療に耐えられないかもしれない」という意味がある「I have a very low pain threshold and may not be able to tolerate treatment.」、「痛みの閾値を判定して、投薬治療を開始する」という意味の「Determine pain threshold and initiate medication.」なども挙げられる。

経済用語として使う場合は、「価格閾値が下がったので、消費者の満足度が高まった」という意味がある「Consumer satisfaction increased as the price threshold was lowered.」、「信用リスク・エクスポージャーの閾値を下げることが大切だ」という意味の「It is important to lower the threshold for credit risk exposure.」のように使う。

その他には、「販売量が閾値を超えたので、フル稼働で商品を生産する」という意味の「Since the sales volume has exceeded the threshold, we will produce the product at full capacity.」、「閾値を超えたら反応がなくなってしまった」という意味がある「When the threshold was exceeded, the response disappeared.」などがある。

（2023年1月23日更新）

ウィキペディア

しきい値

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/09/19 01:58 UTC 版)

しきい値（閾値、しきいち、英語: threshold ）あるいは閾値（いきち）は、境目となる値のこと。「閾」（しきい）の字は日本の常用漢字外である。

ウィキペディア小見出し辞書

スレッショルド (Threshold)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/11/15 07:38 UTC 版)

「ヴァナ・ディール」の記事における「スレッショルド (Threshold)」の解説

禁断の口の中に広がる異空間ウォークオブエコーズのある領域。