仮面ライダーサウザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 23:25 UTC 版)
「仮面ライダーゼロワン」の記事における「仮面ライダーサウザー」の解説
第17話から登場。天津垓がアメイジングコーカサスプログライズキーとアウェイキングアルシノゼツメライズキーで変身する仮面ライダー。 変身音声は「When the five horns cross,the golden soldier THOUSER is born.Presented by ZAIA」。 決め台詞は「私の強さは桁外れだ」。 パワードスーツインフラストテクターは徹底的にリサーチが行われて開発されているため、ライジングホッパーの1000%相当のスペックを持ち、サウザンドジャッカーによる相手のライダモデルやロストモデルの能力を抽出し戦う。 変身ポーズは、当初は下に腕を降ろしたままだったが、他のライダーとの違いを出すため、桜木の提案で相手をひれ伏させるイメージで、宝塚の振りを取り入れており、最後に下に掌を向けて手をめいっぱい広げている。 桜木自身は20代だったが、サウザーのスーツアクターである永徳は40代であったため、桜木自身の雰囲気に寄せつつ悪の貫禄を出していたため、年齢差を埋められたという。 ライバル企業の社長が変身するA.I.M.S.の技術で実用化されたプログライズキーと滅亡迅雷.netによって実用化されたゼツメライズキーで変身するゼロワンと同等の技術で生み出された強敵のライダーのため、ゼロワンと同様のスーツのパーツ構成やディテールを多用している。その一方で、マスクやボディーパーツは迅や滅同様、全て直線で構成されている。コンセプトは2種類の多くの角を持つ動物の力を使用した角だらけのライダーで、金にしたしなやかなゼロワンの素体に加えて、モチーフの持つ硬い印象を鎧に見立てている。マスクのイメージはゼツメライズキーからの連想で古代ローマのスパルタンの兜。2本と3本の角が交わることで5本角になるように見せており、コーカサスオオカブトの3本角を3本の黒いトゲ、アルシノイテリウムの2本角を2本の銀のトゲで表現している。アルシノイテリウムに2本の小さな角があるため、小さい突起を複眼の先端部分に追加しており、コーカサスオオカブトにも短い角があるため、胸につけて忠実さを追求している。 撮影用スーツはアップ・アクション兼用の1着のみが制作された。マスクはゼロワンと同じく一体型である。デザインは、ダイヤモンドカットや江戸切子のように高級感を出す直線のディテールで構成されている。 ファイトスタイルは『北斗の拳』の同名のキャラクターのイメージとなっている。 ツール ザイアサウザンドライバー サウザーが使用するドライバー。ZAIA本社がA.I.M.S.や滅亡迅雷.netから得た戦闘データを元に完成させた。本来は兵器として仮面ライダーを運用するものだったが、己のために垓が利用していた。 バックルの状態で携行され、腹部に当てると自動でコネクティングバンドが展開・伸長して装着される。ベルト左側のゼツメライズスロットにゼツメライズキーを装填することで「ゼツメツ!evolution!」の音声が流れる。さらに右側のライズスロットにプログライズキーを装填することでゲートリベレーターが開放し、「パーフェクトライズ!」の音声と共に変身を完了させる。また変身後にプログライズキーを再度押し込むことで必殺技を発動させることができる。 バックル中央部分にあるフュージョンリアクターを用いてライダモデルとロストモデルを融合反応させることができる。 アークワンとなった或人と対峙した際にドライバーを破壊されるが、最終決戦後に新たに再生産された。ZAIAの社長が変身するため、成金のようなイメージから堅牢な金庫のようにベルト全体をデザインしている。ゼロワンドライバーと同等に見えるように二段階認証となっており、丸い意匠が中央部にある。 上位の変身ベルトであるため、外資企業のCM風の変身音声となっている。 サウザンドジャッカー サウザーが使用する長剣。ベルトやプログライズキーなどに介入して先端を当て、柄のグリップ後方にある制御装置ジャックリングを引き上げることで対象のライダモデルやロストモデルを吸い取るジャックライズが実行される。1度ジャックライズしたデータは再びジャックリングを引くことで何度でも使用可能。コンセプトはランス状の敵の力を吸収する武器というもので、追加でパワーの吸収を示す大きなモニターを中央に配置し、メーターのようなグラフィックをそこに入れている。 アップ用プロップは実際にグリップが可動し、刀身の窓のグラフィックも変化するギミックも表現されている。 アメイジングコーカサスプログライズキー、アウェイキングアルシノゼツメライズキー サウザーの変身に使用されるプログライズキーとゼツメライズキー。アメイジングコーカサスプログライズキーはアメイジングヘラクレスプログライズキー、アウェイキングアルシノゼツメライズキーはアルシノゼツメライズキーをアークの力でライダモデルとロストモデルを進化・発展させたもの。アメイジングコーカサスプログライズキーは他のプログライズキーと違い、生体認証によるもののため、垓にしか扱うことができない。手動で開くキーは子供が両手を使って開くことを想定していたため、キーを2つ同時に使う変身はそれが難しいため、プログライズキーには自動展開用のトーションを仕込み、ゼツメライズキーは開かずに使う仕様となっている。角をイメージした装飾を2本のキーの片側に付けることで、装填時のベルト全体のシルエットを変化させている。 必殺技 いずれの必殺技も欧文表記の技名とともに©ZAIAエンタープライズのライツ表記が入る。悪役であることから紫を基調とした夜のビル街というイメージの演出であったが、監督の中澤の意向で成金感を出してほしいという要望から、宝石感が強いイメージとなった。必殺技の文字は金の延べ棒にすることで金持ちのような感じにしており、外資系企業であることから英字表記となった。 サウザンドディストラクション 右脚にエネルギーを纏わせて連続でキックを叩き込む。また、垂直に降下する場合もある。「1000%」が口癖のため、キックも1000種類くらいあると考え、毎回変えている。 ジャッキングブレイク ジャックライズして抽出したライダモデルのテクノロジーで作り出したエネルギー弾をサウザンドジャッカーから解放する。フライングファルコン 敵にハヤブサ型の斬撃を繰り出す。さらに召喚したライダモデルで移動することもできる。 シューティングウルフ オオカミ型のエネルギー弾を放つ。またはオオカミ型のエネルギー弾で敵の手足を捕らえ拘束し、青い炎を纏わせたサウザンドジャッカーで相手を切り付ける。 バイティングシャーク 大量のサメの歯のようなエネルギーを鞭のように展開、敵を切り裂く。 パンチングコング 無数のナックルデモリッションを敵にぶつけて分裂させ、全方向から攻撃する。 フレイミングタイガー 火炎弾や炎の斬撃を放つ。 シャイニングアサルトホッパー 紫のシャインクリスタを多数形成、自在に操る。またはゼロワンダストのように紫色のバッタ型のエネルギー弾を発射する。 ブレイキングマンモス マンモスの牙のようなエネルギーを作り出し、敵の攻撃を押し返す。 フリージングベアー 冷気を刀身に発生させて、敵を攻撃する。 ライトニングホーネット 激しい電撃をサウザンドジャッカーから放射する。 スティングスコーピオン サウザンドジャッカーの剣先よりアシッドアナライズを放出し攻撃する。 ジャパニーズウルフ サウザンドジャッカーを軸に高速回転し吹雪を伴ったキックを放つ。 サウザンドブレイク プログライズキーを装填し、「Progrise key confirmed. Ready to break.」の音声と共に引き金を引くことでライダモデルやロストモデルの能力の一部を加えた必殺技を発動する。ライトニングホーネット サウザンドライズして電撃を纏ったサウザンドジャッカーを相手に突き立てる。 ダイナマイティングライオン ガトリングガンを二つ形成し、連射する。 アメイジングコーカサス 8種のライダモデルを全て形成、一斉に突撃させる。 スティングスコーピオン 切っ先を地面に突き立てて地中からアシッドアナライズを生成、敵を貫く。 ハッキングブレイク プログライズキーを装填し、「Progrise key confirmed. Ready to break.」の音声が流れたあとに必殺技を発動する。ラッシングチーター 高速移動しながらエネルギーを纏った刃で切りつける。
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