ZAIAエンタープライズジャパン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 23:25 UTC 版)
「仮面ライダーゼロワン」の記事における「ZAIAエンタープライズジャパン」の解説
AIや宇宙開発などのテクノロジー事業を全般的に取り扱い、世界中で事業を拡大する多国籍テクノロジー企業の日本支社。12年前には飛電インテリジェンスらと共同開発でヒューマギア運用実験都市計画に参加していた。 A.I.M.S.と共同関係にあり、エイムズショットライザーやアタッシュウェポン、ギーガーを始め、多数の新型兵器を技術提供している。 天津 垓(あまつ がい) / 仮面ライダーサウザー ZAIAエンタープライズジャパンの代表取締役社長。「永遠の24歳」を自称するほど外見が若いが実際はN.E.1974年10月10日生まれの45歳。身長177cm、血液型AB型。「1000%」が口癖。全て白いものを身に着けるこだわりを持つ。他人を道具としか見なさない冷酷な性格で、是之助が始めたヒューマギア事業を憎悪し、その根絶を目論む。滅亡迅雷.netの壊滅後は、アークの力を使って、進化・発展させたアメイジングコーカサスプログライズキーとアウェイキングアルシノゼツメライズキーやメタルクラスタホッパープログライズキーなどを開発している。 第3話の初登場時から第10話の終盤までは後姿や手元のみ、顔を伏せたアングルで正体がわからないようになっており、唯阿には独自の指示を出していた。第10話では飛電インテリジェンス崩壊の野望をちらつかせ、第11話にて或人に飛電インテリジェンスの買収を持ちかける。 アークに人類の悪意の歴史をラーニングさせた張本人であり、アークを復元させるために飛電インテリジェンスだけでなくA.I.M.S.や滅亡迅雷.netを利用していたことを唯阿に明かす。滅亡迅雷.netが壊滅した後に飛電インテリジェンスのTOBを宣言し、それを拒む或人に対して飛電のヒューマギアと自らの会社の製品ザイアスペックを用いた人間のお仕事5番勝負を持ちかけた。 12年前のヒューマギア運用実験都市計画でZAIAのプロジェクトリーダーを務めていたことや、人工衛星アークを人類に対しての敵意を持つ人工知能として仕立て上げて滅亡迅雷.netの結成やデイブレイクなどの悲劇をもたらした元凶であることが判明。デイブレイクで多くの人々が命を落としたり人生を狂わされたりしたことにも、人間の自業自得と全く悪びれなかった。仮面ライダーを最強の兵器として利益を得るビジネスとして利用しようと目論み、飛電の買収計画も飛電インテリジェンスの技術を兵器開発などに軍事利用することが真の狙いだった。 お仕事5番勝負に勝利したことで飛電インテリジェンスを買収して社長に就任し、全てのヒューマギアの強制停止とリコールを行うなど強引にヒューマギアの廃棄を推し進める。 幼少期は父親の天津 一京(あまつ いっけい)に厳しく育てられたため、本心を話せる友人がおらず、唯一の友達は11歳のころに貰ったAI犬のさうざーだけであった。小学校のテストで100点満点を取っても、「1000点を目指す男になれ」と言われ、テストの成績が落ちたことで、甘えていたさうざーを自ら封印した。是之助を敬愛していたが、是之助が夢中になっていた人工知能を憎んでいたため、人間の悪意をアークにラーニングさせたことや、ヒューマギア事業に着手した飛電インテリジェンスの買収とヒューマギアの根絶を画策したと或人に吐露した。その後、ゼアが新たに構築したさうざーと再会したことで改心し、或人たちと共闘するようになる。 第41話にて飛電インテリジェンス社長を引責辞任し、後継に飛電或人を指名した。第42話では「アークを生んでおきながらコントロールできずに余計な損害を被った」としてZAIA本社より降格処分を受け、仮面ライダーサウザーとして何でもすることが業務内容のサウザー課課長に左遷されることとなった。すべての戦いが終わったあとは、5体のさうざーとともに新たな何かを始めようとしていた。長期のスパンで多人数ライダーを描くのであれば、ライダーの立ち位置を途中で変える必要があるため、或人を飛電の社長から追い落としたり、唯阿を異動させるための物語を変化させる存在として作られた。或人がヒューマギアを作る側にあるため、それを倒すという行動はストレスになるという懸念から、滅亡迅雷.netが滅んだ後の、ゼロワンが爽快感を持って倒せる敵として「人間の悪意」と決め、「人間は悪である」とラーニングされたアークが「人類抹殺」と選択したことから、悪意の象徴や或人のライバル社長として「悪いことを考えている人間」ということになり、物語の構図を整理するため当初のテーマであった「お仕事」を突き詰めて、ヒューマギアの代弁者である或人と人間の代表の垓が勝負する「お仕事5番勝負」という展開になった。その上で、垓の視聴者からの嫌われぶりは飛電インテリジェンスとの対決において有効とされており、大森も桜木の演技力の高さに当初から注目していたという。垓がどうしても悪く見えてしまうため、愛されキャラにするという想いからaiboなどを終盤に登場させることでそのイメージを払拭させるものとなった。第38話では或人たちとの和解が描かれるが、本来は完全に許していないというアプローチの関係のまま、後のエピソードを描く予定であったが、6話分の話数短縮によってその機会がなくなったという。 衣装のイメージは、外国でも仕事している社長の雰囲気で様々なジャケットやパンツの中から選ばれた。 ちょっとした仕草で若さが見えないよう、立ち振る舞いや声は日常で見かけた40代の男性を参考にしており、演技は『仮面ライダー555』の草加雅人や碇ゲンドウ、フリーザを意識しており、イケイケな感じの外資系の社長をベースにしている。桜木は少しジェンダーレスの感じで演じており、「上品でキレイめの年を取ってもそれを感じないおじさん」をイメージしている。 『プレジデント・スペシャル』での或人が垓を説明するセリフは垓を一言で表現するため、他にセリフがあったが「白いのは服だけ!」というセリフのみとなった。 『プロジェクト・サウザー』 飛電是之助が亡くなったことを受け、最強のライダーシステムであるサウザーを完成する計画プロジェクト・サウザーを遂行するため、デイブレイクタウンで回収した亡にを利用してゼツメライズキーなどを滅亡迅雷.netに与えて戦闘データを得た。 刃唯阿 「#刃唯阿」も参照 第11話にてA.I.M.S.へ出向したZAIA社員であることを或人に明かした。そのため、A.I.M.S.での権限は隊長の諫を上回っている。第16話にて異動によりZAIA復帰。第33話にて垓に反逆し退職。 与多垣 ウィリアムソン(よたがき ウィリアムソン) ZAIA本社より派遣されたZAIA本社開発部の男。垓の先輩にあたる技術者で、12年前にアークの設計に関わっていた。垓を解任し、彼に代わりZAIAエンタープライズジャパンの新社長に就任した。当初は迅の再復活の裏付けを描くため、スピンオフのゲストとして設定した人物でテレビよりも先に登場する予定であったが、話数の短縮から登場が遅れたものとなった。 『プロジェクト・サウザー』 諫の脳内に亡のデータが組み込まれたころから事態を憂慮しており、垓の暗躍を懸念して完成したザイアサウザンドライバーを運んでくるもプロジェクト・サウザーの凍結を示唆する。その後、諫の脳内にいる亡の提案で自律型のヒューマギアとして迅を復元。アークを迅を使って制御しようとした。
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