物語の構図
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 01:04 UTC 版)
「THE IDOLM@STER (アニメ)」の記事における「物語の構図」の解説
原作ゲームが主人公であるプロデューサーとアイドルとの一対一の関係を描いていたのに対し、本作は特定の人物に軸を置かない群像劇として描かれており、物語の軸は原作シリーズからの舞台でもある「765プロダクション」の芸能事務所を場として描くことに置かれている。アイドルたちを群像として描くにあたっては、学園もの、部活もののような作風が用いられた。原作ゲーム本編ではあまり描かれなかったアイドル同士の関係性も、ドラマCDでの描写などを踏まえつつ描かれている。 本作は原作ゲームのファンのみならず、本作で初めて『THE IDOLM@STER』シリーズの世界に触れる視聴者にも向けた作りとなっており、関連コンテンツの数々への入り口となることが意図されている。このため本作ではアニメの放送期間が終わると飽きられてしまうような内容を避け、作品を通して視聴者に主要登場人物たちの魅力を伝えるような構成が試みられた。原作ゲームの見せ場となっている煌びやかなステージでのダンスシーンは、本作ではシリーズ構成上の山場として温存されており、序盤の展開では主要登場人物の人柄を積み重ねて描くことで、後の見せ場に向けて視聴者の感情移入を促していく構成が取られている。中盤の山場を経て、物語後半では登場人物たちの掘り下げが行われ、最終的には「765プロのアイドル」の定義や方向性を問い直すことが試みられた。
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