レフェリングに対する批判とは? わかりやすく解説

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レフェリングに対する批判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 08:20 UTC 版)

角田信朗」の記事における「レフェリングに対する批判」の解説

K-1草創期からレフェリー務めており、K-1競技統括プロデューサー兼任していたが、疑問視されるレフェリングもある。ネバダ州アスレチックコミッション角田に対してレフェリー・ライセンスの発行停止処分下している。 1995年3月3日K-1 GRAND PRIX '95 開幕戦でのアンディ・フグ vs. マイク・ベルナルド戦において、ベルナルド猛攻アンディふらついていたが、レフェリーストップせずに試合続行。後に角田メディア出演した際に、この試合レフェリングについて「あの試合は僕の私情入ってしまってるからミスレフェリング。正確にレフェリングするなら2度目ダウン時点カウントアウトするべきだった」と語っている。 2002年12月7日K-1 WORLD GP 2002決勝戦におけるアーネスト・ホースト vs. ジェロム・レ・バンナ戦において、ホーストミドルキックを受けバンナダウンした試合続行テレビ解説務めていた石井和義中継内と大会後会見で「即ストップすべきだった」と意見述べた。この試合バンナホースト蹴り受けて左腕粉砕骨折していた。2008年になって角田自身公式ウェブサイトにてこの件を振り返り見解発表。「たしかに最初ダウン時点でドクターチェックを受けさせるきだったのかもしれない」と語りその上で「瞼がザックリと切れて鮮血噴き出したり、ニコラス・ペタスグール戦のペタスみたいに、蹴った脚の脛がポッキリ真っ二つ折れてるようなケースなら試合は即ストップだが、それ以外攻めている方のアドバンテージだから、そこで止めるのはアンフェアだ」と述べたこのようなケースでは、選手本人口頭ギブアップ要求出来たり、バンナ陣営タオル投入して試合止められる権利がある。その上でバンナバンナ陣営タオル投げず試合続けているため、レフェリーに全責任があるわけではないバンナ本人はこの件で角田に対して何かを語ったことは無くその後も「あなたと再会心から願っている」というメール送ったり、角田を『SENSEI』と呼び、関係は良好である。 2003年6月14日K-1 WORLD GP 2003 in PARISでのヨーロッパGP準決勝でのシリル・アビディ vs. ハリッド"ディ・ファウスト"戦は2ノックダウン制で行なわれ試合だったが、2ラウンドにアビディが二度ダウン奪った後も角田カウント続けて試合再開しようとした。トーナメントルールでは同ラウンド中に二度ダウン時点で即試合終了となる。 2007年3月4日K-1 WORLD GP 2007 IN YOKOHAMAのK-1ヘビー級タイトルマッチ挑戦者決定戦藤本祐介 vs. 武蔵戦において、3R終了しドロー延長という判定なされたその際インターバル中にリング上がり、「両選手、これはヘビー級挑戦者決定戦大事な試合です。それなのに手数少ない、組み付きが多い! このような展開が続くなら両者失格にします!」と発言をした。 2008年10月1日K-1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL試合後記会見で「K-1ルールブックによると、必ず優勢選手10ポイントをつけるということ記されているが、魔裟斗 vs. 佐藤嘉洋戦のジャッジ9-8ついている。これはどういう判断か」という質問に対して角田は「その表記に関しては、指摘があって変更するというのも恐縮ですが、必ず優勢選手10にするということは、すぐに訂正したい思います」という“試合後のルール変更適用”を明言した。この変更について角田は「優勢選手が常に10というのは、相手にどれだけダメージ与えたのかがわかりづらい」と付け加えた。さらに、この試合から1年後2009年10月9日角田自身ブログにて、この試合で本来は10-9付けてあったジャッジペーパー角田独断9-8改竄していたことが明かした批判殺到したためその記事は現在では削除されているが、同記事内にて角田は「あれだけきれいなダウン奪っていながら10対8ではなく10対9がついたら 倒れた魔娑斗が挽回したという客観的判断出来ない人たち(観客ファンその他含め)は『何でダウン奪ってるのに10対9なんだよ』と絶対そうなる!これは混乱する!!それこそ魔娑斗を勝たそうとしてるのか!!となってしまう」と考えた語りそれゆえジャッジ表現を(1ポイント差なのは変わらないため)10対9から9対8にして分かりやすく修正した語っている。 2009年10月26日K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINALでの武田幸三 vs. アルバート・クラウス戦は武田現役引退試合でもあった。試合では1ラウンド2分25秒のクラウスローキック武田ダウンしテレビ解説魔裟斗も「完全にダウンだ」と指摘したが、角田スリップ判定その後武田1ラウンド終了直前と2ラウンド開始早々にダウン奪われる。そして2ラウンド1分過ぎにクラウスパンチ武田は再びダウン武田立ち上がってファイティングポーズをとったものの、一瞬白目剥いたように見え足元ふらついている状態であったが、角田試合続行させた。武田の異常を察知したクラウスは、1ラウンド終了時インターバル中にセコンドに対してこれ以上武田顔面殴った武田死んでしまうから殴れない」と語っている。さらに、武田倒れシーン見られたがダウン宣告せず武田に立ち上がるように促がした。テレビ解説魔裟斗谷川貞治何度も「今のはダウンだ!」「もう危険だからレフェリーストップすべき!」と解説したその後角田武田のドクターチェックを要求しドクターストップ試合終了した2009年kamipro Moveコラムでは「格闘技命を落としかねない危険なものだから安全面には細心の注意を払わなければならないし、武田まともに戦えていなかった。なのに、角田レフェリーダウンをあえて見逃していたとしたら、これは格闘技への、というよりも人の命への冒涜だ。もし単に“ダウンには見えなかった”というのであれば、それも重大なミスだ。どちらにしても角田レフェリング認めわけにはいかないし、クラウスvs武田戦を美談などにしてはいけない」と評されている。また、かつてK-1のレフェリー務めていた猪狩元秀ゴング格闘技2010年1月号インタビューにて、「1Rに武田ローキック倒れてなかなか立ち上がれない場面は、競技規則第10条2項の『ダメージ無くても、選手倒れて速やかに立ち上がれない場合ダウン』とあるのだからダウンを取るべき。(武田白目剥いた場面について)ここでストップすべき。7条2項に『一方選手著しく劣勢で、危険な場合レフェリーストップ』とあり、武田は完全にダメージあったかレフェリーストップしなければならないのは間違いないレフェリー選手目線合わせて目を見れば分かるから明らかに角田のレフェリングミス。競技規則則って判断し絶対に感情移入てはならない」と語っている。一方で武田セコンド深津はこの件について、白目ローキックでのダウン否定している。また、深津武田オフィシャルブログにて、「角田レフリーは、リング上で厳しく判断して下さいました。」と語り、「武田対する声への反応、体に対す指示反応速度朦朧とする意識の中での戦う意志動き相手見る目セコンドとのコミュニケーション能力などをギリギリの線で続行させてくれた。」「角田レフリーインターバル中に、『スリップでの立ち上がりが、今以上に遅い場合は次からはどんな状態でもダウン取ります。』とセコンド伝えました。」「白目剝いた様に見えた一瞬ありましたが(武田は)元々左目の筋肉上手く動かせません。パンチ貰って麻痺したように視界失った眼球コントロール出来ません。」「セコンド失格と言われる事も分かった上でこれ以上危険ならタオルを投げる。と判断してタオル投入先延ばししました。すると角田レフリーがドクターチェックを受けさせ試合終わりました。」「私達は、セコンドとして、元競技者として武田幸三試合での角田レフリー判断は非常に正しく厳し判断だったと思います。」「もしローキックダウンしたであればあの日武田のようにスッと立ち上がる事は出来ません。角田レフェリー本当に細かく厳しく見て裁いて下さいました。それは武田幸三最後だから。などと言うことで、判断基準甘くしたり、試合盛り上がり意識するような事は一切無く格闘家】として戦い抜けるのか。それをご自身長く厳しリングでの経験踏まえレフリーとしての経験踏まえ判断して下さった思います。」「そして、眼の反応悪さ察しドクター判断委ねその指示従った裁定を下さして下さいました。」「角田レフリーには、心より御礼申し上げます私たちセコンドより近く表情呼吸感じながら武田最後まで格闘家として安全な範疇でに戦わせ下さいまして本当に有難う御座いました。」と語っている。セコンド武田本人角田レフェリング支持しているが、この試合選手・セコンド・レフェリー側と試合を見る側の安全性認識違い出ていたため、批判起こった同大会の長島☆自演乙☆雄一郎 vs. シュー・イェン戦では最初ダウン直後イェン猛攻くらって長島ダウンする場面2度あり、実況アナウンサーテレビ解説魔裟斗も「ダウンだ」とコメントしたが、レフェリー角田ダウンをとらなかった。 武田vsクラウス戦へのファン批判意見により、2009年11月13日角田自らがK-1を運営するFEGに対して業務自粛申し出て11月11日付けでK-1の競技統括として『3か月業務停止となった同日角田ブログにて「自分レフェリング確固たる信念経験基づいたのであるという自負持ってます。僕はあれをミスレフェリングだなどとはこれっぽっち思っていません。」「年内GP決勝大晦日という重要なイベント残した上で、あえてこのような申し入れをK-1に対して行ったであって一方的に処分】が下された訳ではありませんのでご心配なく。」と表明した。この件に関して武田幸三自身ブログで、「角田さんがご自身受け入れられ処分について、非常に残念に思います。そして大変申し訳無く思います先日セコンド深津皆様お伝えした様に、私は角田さんのレフリングに命を預け角田さんは全て守って下さいました。格闘家命を懸けて生きて来た者として。キックボクサーとしてプロ格闘家として最後試合を、角田さんの様な、偉大なレフリー裁いて頂けた事を本当に誇り思います。」「角田さん、多大なる御迷惑お掛けしてしまい大変申し訳ありません角田さんのレフリングがあったからこそ、格闘家として自分に、晴れやかな気持ちで幕を降ろせました。本当に有難う御座いました。」「そして皆様。私、武田幸三最後リングで、格闘家として、命のギリギリ戦って来た者にしかわからない空間の中で、私の体と誇り守りながらも、出来る限り戦わせ下さり最高の物にして下さったのは、皆様ご存知通り角田さんです。プロ格闘家としてレフリーとして、リングで戦う私の安全を守って下さった角田さんをご理解頂ければ思って居ります。」と語っている。この問題選手気持ちを取るか安全性を取るか、今なお意見分かれている。

※この「レフェリングに対する批判」の解説は、「角田信朗」の解説の一部です。
「レフェリングに対する批判」を含む「角田信朗」の記事については、「角田信朗」の概要を参照ください。

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