ホワイト‐メタル【white metal】
ホワイトメタル
スズ、鉛、亜鉛、アルミニウム、アンチモンなどの低融点金属を主成分とする軸受け合金で、色が白色であることからホワイトメタルと呼ばれる。大別すれば、バビットメタルのようなスズ系と、その後に出現した鉛系とに分かれる。剛性や強度が小さいため鋼や銅合金のバックメタルにライニングして用いられる。高温および重荷重の用途を除けば、一般用としてはもっとも優れた軸受け材料のひとつである。
参照 バビットメタルバビットメタル
(ホワイト‐メタル から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/03 17:44 UTC 版)
バビットメタルは、すべり軸受用の合金(軸受合金)である。ホワイトメタルとも呼ばれる(ただし、単にホワイトメタルといった場合は、ハンダなどのスズ基の低融点合金一般をさす場合がある)。1839年にアイザック・バビット (Isaac Babbitt) が発明した。すべり軸受けに必要とされる機能は、軸とのなじみのいいこと(軟質の低融点合金が有利)、焼付きを起こしにくいこと、長時間使うことのできる耐摩耗性を有すること(硬質の金属が有利)、耐疲労性を有することであり、低融点のスズ・鉛を母材として硬質の微細組織を分散させることで、相反する機能のバランスをとっている。この合金を使用した軸受の進歩により面圧が高くてもころ軸受を使用せずにすべり軸受で足りるようになった。
- 1 バビットメタルとは
- 2 バビットメタルの概要
「ホワイトメタル」の例文・使い方・用例・文例
- ホワイトメタルという合金
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