ベイブレードのシステムなど
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 18:46 UTC 版)
「ベイブレードバースト」の記事における「ベイブレードのシステムなど」の解説
ベイブレードの構成 ベイブレードバーストは、上から順にレイヤー、ディスク、ドライバーの3つのパーツで構成されている。レイヤー ベイブレード同士が主にぶつかるパーツ。攻撃力、防御力、持久力に影響する。頭文字のアルファベットが隠されてデザインされている。『ガチ』以降はレイヤーが幾らかのパーツに分かれるようになり、カスタマイズ性能が増した。シングルレイヤー 初代システム(アニメでは未登場のシステム)。2層のプラスチックパーツで構成されているが、以下のデュアルレイヤーと違い、外側のパーツは内側のパーツをほとんど囲んでいる。このシステムのベイはアニメではアマテリオスのみ登場している。 デュアルレイヤーシステム 2代目システム(アニメでは初代システム)レイヤーがレイヤーコアとオーバーレイヤーで構成された2層構造のレイヤーをもつベイブレード。初期と違い、下側のレイヤーも露出している。名前はイニシャルのアルファベットが2つ並ぶ(例:ビクトリーヴァルキリーはV2と表される)。オーバーレイヤー 上側のクリアパーツ。衝撃の吸収とレイヤーコアの攻撃、防御の補助が役割。中央にレイヤーのイニシャルマークが刻まれている。 レイヤーコア 下側のパーツ。今まではクリアパーツで覆われていたが、一部がむき出しになっている。 トリプルレイヤーシステム レイヤーが、レイヤーコアとオーバーレイヤーに1層加わって3層構造になったベイブレード。ソードレイヤーが加わったゼノエクスカリバー、ドラゴンレイヤーが加わったロストロンギヌスがあてはまる。なおゴッドレイヤー以降のベイは含まない。ソードレイヤー ゼノエクスカリバーのみが持つ大きな剣のレイヤーパーツ。 鋼鉄の龍メタルドラゴン ロストロンギヌスのみが持つ金属製のレイヤーパーツ。 神ゴッドレイヤーシステム 3代目システム(アニメでは2代目システム)。個性的なギミック「神能力ゴッドアビリティ」がデュアルレイヤーに追加された。レイヤーの中央のゴッドチップには、ベイブレードのイニシャルマークが描かれており、パーツ交換が可能。さらにディスクがコアディスクとフレームの2層構造になっている。初のゴッドレイヤーベイブレードはゴッドヴァルキリーだが、ギミック付きレイヤーというくくりで言えばジリオンゼウスがある意味最初のゴッドレイヤーベイブレードといわれている。ゴッドチップとレイヤーが一体化しているもの、レイヤーとディスクが一体化しているものなども存在。名前の頭文字は揃っておらず、前に小文字、後ろに大文字で表される(例:ゴッドヴァルキリーはgVと表される)。撃ストライクゴッドチップ バウンド刃が覚醒したゴッドヴァルキリーにのみ対応する特別なゴッドチップ。バウンド刃を固定し、覚醒状態を保つ。 超Zレイヤーシステム 4代目システム(3代目システム)。レイヤーの大部分に亜鉛合金の金属パーツが使用され攻撃力と重量が飛躍的に増した。神能力に引き続き個性的なギミック「超Zアビリティ」を搭載している。レベルチップ 超Zレイヤーに取り付けられる強化パーツ。劇中ではメインブレーダーが青、Z4や世界ランク上位が金、デッドグラン編以降のブレーダーが赤色のものを装着している。 超Z覚醒システム 4.5代目システム(3.5代目システム)。レイヤーに「超ゼツウイング」という可動パーツがついたシステム。ベイの回転力が非常に高いとき超ゼツウイングが外側に開き、攻撃力が上昇するほか、ロックが進むのを阻害するバーストストッパーが起動し、バーストしなくなる。バーストストッパーに直結する超ゼツウイングが攻撃を受けて内側に引っこんでしまうとバーストするようになる。 GTガチンコレイヤーシステム 5代目システム(4代目システム)。レイヤーをガチンコチップ、レイヤーウエイト、レイヤーベースの3つのパーツで構成し、一部のレイヤーは、チップとウエイト、ベースとウエイトが一体化している。個性ギミック「GTガチンコアビリティ」は今までのシリーズと違いレイヤーのみ依存するとは限らず、ディスクなどの能力を含めたものも存在。レイヤーの名前はレイヤーベース、ガチンコチップ、レイヤーウエイトの順番で呼ばれるが、フルネームはベース、チップ、ディスク、ドライバー、ウエイトの順番。ガチンコベイの多くは、ノーマルカラーのレイヤーではなく金色に輝く「ゴールドターボVer.」が低確率で封入されている。ガチンコチップ レイヤーウエイト、レイヤーベースを固定するパーツ。レイヤーのロックの形状もこれに依存する。 レイヤーウエイト ガチンコチップのレイヤーベースに挟まれる金属製のパーツ(幻ウエイトのみラバー製)。重りとなる部分によりベイの重心を左右する。名前は漢字一文字。 レイヤーベース ベイブレード同士がぶつかる大部分。ギミックが内蔵したタイプも存在する。両回転に対応した物を除き、左右それぞれ同じ回転方向のガチンコチップしかつけられないため、右回転のベースに左回転のガチンコチップをつけて左回転させることはできない。逆も同様。使用するベースによってロックの硬さも異なる。 無限ロックレイヤーシステム 5.5代目システム(4.5代目システム)。ロックが無限に回り続ける特殊なレイヤーを持つ。チップ、ウエイト、ベースが一体化した構造。ロックが所定の位置まで来たとき、稼働する刃に攻撃をすることで初めてロックが外れバーストする。ノーマルカラーのレイヤーではなく金色に輝く「ゴールドターボVer.」が低確率で封入されている。 超王スパーキングレイヤーシステム 6代目システム(5代目システム)。ガチンコレイヤーシステムに引き続きレイヤーが組み換え可能。今代はレイヤーがスパーキングチップ、チップコア、リング、シャーシで構成されている。メタルパーツのシャーシはレイヤーの最下層につけられることで低重心かつ高剛性に進化した。個性ギミック「超王スパーキングアビリティ」は「GTガチンコアビリティ」同様ベイ全体にで表現される。レイヤーの名前はリング、スパーキングチップ、シャーシの順番で呼ばれるが、フルネームはリング、スパーキングチップ、ディスク、ドライバー、シングルシャーシ。またはリング、スパーキングチップ、ドライバー、ダブルシャーシの順番。シャーシがダブルシャーシの場合はレイヤーディスク一体型となるためディスクは使用できない。スパーキングベイの多くは、金属部分がクリア部と同じ色で塗装された「レアカラーシャーシ」が低確率で封入されている。スパーキングチップ リング、シャーシを固定するパーツ。ロックの数が1つ減るがロックが外れにくくなるスパーキングチップ、チップコアと一体化しているものなども存在。 チップコア スパーキングチップに取り付けられるパーツ。 リング 主に攻撃する部分。リングとシャーシとの組み合わせによってはロックの硬さも変わる。 シャーシ 超王レイヤーの土台となるメタル骨格パーツ。シングルシャーシとダブルシャーシの2種類あり、ダブルシャーシはディスクと一体型のためカスタマイズ性が下がるものの、固有のギミックを搭載している。ロックの形状も司っている。 限界突破(リミットブレイク)システム 6.5代目システム(5.5代目システム)。ロックが進んだり強い衝撃を受けることで形状が変化するギミックを搭載したリング。リミットブレイクレイヤー専用のディスクのみ装着可能で、従来のディスクやシャーシには対応していない。リング名はチップ名の後に付く。 DBダイナマイトバトルレイヤーシステム 7代目システム(6代目システム)。前2シリーズと同じくレイヤーの分解が可能。今代はレイヤーがDBコア、ブレード、アーマーで構成されている。また、DBレイヤーでは上記のパーツの組み合わせ方により、低重心による安定した回転が可能な「ローモード」と、多彩な戦略が可能な「ハイモード」の2モードに変形する。なお、ローモードは上部分が削られたDBディスクと組み合わせた場合のみモードチェンジ可能となる。逆にハイモードはすべてのディスク(限界突破ディスクを除く)との組み合わせができる。個性ギミック「DBダイナマイトバトルアビリティ」は「超王スパーキングアビリティ」や「GTガチンコアビリティ」同様ベイ全体で表現される。レイヤーの名前はブレード、DBコア、アーマーの順番で呼ばれるが、フルネームはブレード、DBコア、ディスク、ドライバー、アーマーの順番。DBコア 従来のチップ部分に相当し初期型〜超Zレイヤーシステムまでと同じロックの形状・硬さを司る。 ブレード 主にベイブレード同士がぶつかる大部分を司る。 アーマー ブレードに装着しレイヤーを固定するメタルパーツ。ブレード上部に装着すると高重心の「ハイモード」、下部だと低重心の「ローモード」となる。ローモード時に装着できるディスクはDBディスクのみとなる。 また、名前は重心の数の数で決められている(重心が3つ→アーマー3)。 オーバードライブシステム 7.5代目システム(6.5代目システム)。強力シュートでベイが変形するシステム。強力なシュートによってバーストロックが発動するなど様々なギミックが発動する。 進化ギア DBシリーズ主人公機体のベリアル専用の強化パーツ。4種類が存在する。進化ギアの数に合わせ、ファーストギア、セカンドギア、サードギアとなり、すべての進化ギアを取り付けるとパーフェクトギアとなる。ギアはベイブレードのフルネームの後ろに()で表記される。唯一デビルブレードはベリアルのデフォルトではないものの進化ギアに対応している。 Fギア ブレードにラバーを追加し、ラバー素材による回転吸収や反発力を利用した攻撃ができる。 Vギア 大型メタルパーツをドライバーに搭載する事で加速能力が高くなり、重量も格段に増える。 Sギア ネクサスディスク・オールマイトドライバーのメタルパーツに取り付ける。表裏をひっくり返すことで固定刃とフリー回転刃を切り替えられる。 Lギア アーマーの代わりに取り付ける。通常のアーマーよりも大きく張り出したメタルドラゴンの形状をしており、ベイ全体の性能を引き上げる。ハイモードのみ取り付けが可能。 ディスク ベイブレードの重量のほとんどを占める金属製のパーツ。重量、バランスに影響する。イニシャルのアルファベット(コアディスクは数字)がデザインされている。『ゴッド』以降はフレームという強化パーツをつけられるコアディスクが登場。また『超ゼツ』終盤や『ガチ』ではギミックが搭載されたディスクが登場。『ガチ』以前に登場したディスクはコアディスクを除いて大文字1文字(ウイングディスクはW)。『ガチ』以降に登場したものは大文字と小文字で(スティングディスクはSt)リミットブレイクレイヤー専用のディスクは漢字一文字(チョウディスクは超)で表す。 ディスクカバー 金属製のディスクパーツにプラスチックなど、別の素材のカバーパーツがついたディスク。デュアルレイヤーシステムの後半で登場。マグナム、ジャーク、ポリッシュが該当する。それぞれ金属パーツは共通の形。 コアディスク ゴッドレイヤーシステムから登場。フレームを装着できる金属製のディスク。名前の英数字(例:6はシックスと読む)が刻まれている。超ゼツシステム以降は幅が広い数字2桁のコアディスクが登場。 フレーム ゴッドレイヤーシステムから登場。ディスクの形状、さらに形状や重心バランスを変えるプラスチックパーツ。コアディスクにのみ装着でき、通常バーストでは分解されない。 リミットブレイクレイヤー専用ディスク スパーキングレイヤーシステムから登場。リミットブレイクレイヤーにのみ装着できる金属製のディスク。名称には漢字一文字が用いられる。装着する専用のディスクの種類により、リミットブレイクレイヤーのギミックの発動するタイミングが変わる。 DBディスク ダイナマイトバトルシステムから登場。上部分が削られた特徴的な形状により、DBレイヤーがローモードに切り替え可能となるディスク。 ドライバー ベイブレードの軸先パーツ。動き、持久力に影響し、ベイブレード全体のタイプも司る。名前の頭文字のアルファベットを模したデザインが刻まれている。B-66からは二文字でデザインされたものも登場(例:スパイラルドライバーはSp)。また、3文字以上の例外として無限ドライバーのMGNと無限LドライバーのMGN-Lが存在する(ただし通常のカスタムに組み込みはできない)。超Zレイヤーシステム以降は高さの概念が生まれ、通常の高さから3mm間隔で高い・低いドライバーや、単体で高さを変えられるドライバーが登場する。『ガチ』シリーズ終盤では、ディスク一体型ドライバーが、『スパーキング』シリーズ終盤では、既存ドライバーに共通パーツを差し込んで高さを増強したハイドライバーやロックパーツが金属となったメタルドライバーが登場している。プラスパーツ 特定の既存のドライバーの先端を強化するパーツ、名前は元の名前に+(プラス)をつける。エクステンドチップ エクステンドドライバー専用の強化パーツ。ドライバーの先端パーツをこれに取り換えることで高さと共に3タイプ変形が可能になる。 強化メタルパーツ エクシードドライバーとゾーンドライバー専用の強化パーツ。このパーツのみ元の名前と+にX(エックス)またはZ(ゼット)をつける。ドライバーの先端に取り付けることでガードパーツを大型化できるだけでなくパーツの種類によってはガードパーツのフリー回転を固定したり維持することができる。 'ダッシュドライバー 超Zレイヤーシステムから登場。通常のドライバーより、ロック部分のばねが格段に強いドライバー。金色の「強化スプリング」を内蔵することでバーストしにくくなっている「レッドロック」機構が組み込まれている。既存のドライバーに組み込まれており、名前は元の名前に'(ダッシュ)をつける。エクストリームドライバーのダッシュ版はX'(エクストリームダッシュ)ドライバー。 パワーコアシステム ガチンコレイヤーシステムの終盤のみ登場。ディスク一体型でモーターが内蔵されているドライバー。シュート力によりモーター可動方法とベイの移動パターンが変化する。 ハイドライバー スパーキングレイヤーシステム終盤(本編では『ダイナマイトバトル』で登場)から登場。通常のドライバーに専用パーツを挟み込むことにより、背が高くなったドライバー。 メタルドライバー スパーキングレイヤーシステム終盤(本編では『ダイナマイトバトル』で登場)から登場。ダッシュドライバーと同じ強化スプリングが内蔵され、さらにロック部分がメタルとなったことで重量を増している。
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