ベイブリッジ爆破~幻の空爆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:45 UTC 版)
「機動警察パトレイバー 2 the Movie」の記事における「ベイブリッジ爆破~幻の空爆」の解説
「方舟」の一件から3年後の2002年冬。かつての特車二課第2小隊は、隊長の後藤と山崎を除いて新しい職場に異動し、それぞれの日々を送っていた。そんなある日、横浜ベイブリッジで爆破事件が起こる。当初は自動車爆弾かと思われたが、自衛隊の支援戦闘機・F-16Jらしき飛行機から放たれた一発のミサイルによるものであることがテレビによって報道される。 事件に関する様々な情報が錯綜する中、南雲と後藤の前に陸幕調査部別室に属する「荒川」と名乗る男が現れ、ベイブリッジを爆撃したのは自衛隊機に見せかけた、擬装情報に誘導された米軍機であることを語る。元々この事件は、アジアの軍拡競争にも危機感を示さない日本を憂う国防族や米国勢力のグループが立てた軍事的茶番劇であり、実際に空爆を行う意思はなかった。荒川は、その茶番劇を改変して利用した容疑者としてグループの創立以来のメンバーである「柘植行人(つげ ゆきひと)」という人物を捜索していた。日本政府は米軍から報告された真相の公表を迷っており、表立って警察の協力を仰げない状況下で荒川が目を付けたのが、各方面にパイプを持つ後藤であった。 荒川の真意を掴みかねる後藤は話を断ろうとするが、そこに航空自衛隊三沢基地所属のF16J三機が爆装して発進し、首都圏へ向け南下中との急報が届く。百里基地から急行した要撃機からベイルアウト信号が発せられたことで、三沢所属機に対する撃墜命令が下される。その矢先、突如として三沢所属機のレーダー反応が消失し、撃墜されたはずの百里所属機が再び交信に応じた。当初から三沢所属機は発進しておらず、航空自衛隊バッジシステムへのハッキングと電波妨害で作り出された仮想状況に過ぎなかったのである。
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