パーマー家
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ローラ・パーマー 演:シェリル・リー 吹替:高島雅羅 殺人事件の被害者。 ツイン・ピークス高校に通学する17歳の少女である。学園祭においては女王に選出された。校内ばかりでなく、地元住民の誰からも愛される存在であった。 1989年2月23日の深夜に殺害された。死因は大量出血である。その死体は、翌・24日の早朝、ブラック・レイクの湖畔へと漂着したところを発見された。 発見当時は透明のプラスティック・シートに全裸の死体が覆われており、左手・薬指の爪には、“R”の印字がある小型の紙片を挿入されていた。 検死解剖の結果、コカインの常習者であった事実が判明する。さらに殺害の直前、少なくとも3名との間に性交渉を行っていた。 家宅捜索によって押収された日記帳は、事件発生直前の2月23日が最後の記入となっていた。その内容は、“今夜、Jに会うのが心配”というものであった。 後述の『ローラの日記』によれば、生年月日は1972年7月22日である。 リーランド・パーマー 演:レイ・ワイズ 吹替:沢木郁也 ローラ・パーマーの父親。 弁護士として地元企業・ホーン産業の顧問を務める。 祖父の代から3世代に渡ってツイン・ピークスに居住する。 趣味はダンス。ダンス・パーティーへと出かけるばかりでなく、自宅の居間においてもレコードに合わせて踊る事がある。 事件発生直後こそ気丈に振舞っていたものの、徐々に情緒不安定が顕在化していく。それに伴って、ダンスおよび歌に対して異常なまでの執着を示す事となる。 『シークレット・ヒストリー』によれば、45歳である。資産家の1人息子として生を受けた。 1966年、ワシントン大学を首席の成績で卒業した。ホーン産業への勤務は8年に及ぶ。 セーラ・ジュディス・パーマー 演:グレイス・ザブリスキー 吹替:竹口安芸子 ローラ・パーマーの母親。 幻視体験の持主である。とはいえ、妄想の産物というよりは一種の遠隔透視らしい。その傾向は1人娘のローラにも遺伝していたという。 かなりの愛煙家である。その喫煙量ゆえに、健康を心配される事がある。 ローラの死後、情緒不安定に陥る。それに伴って、従来の幻視体験が顕著となる。 『シークレット・ヒストリー』および『ファイナル・ドキュメント』によれば、旧姓はノヴァクである。ワシントン州ベルヒュー にて生を受けた。事件発生当時は44歳である。 1943年、一家揃ってニュー・メキシコ州ロスアラモスに移住する。国防総省の下請業者としてマンハッタン計画に従事する父親の都合であった。 1956年8月6日、自宅の寝室にて突然意識不明に陥る。両親によって発見された直後無事回復したものの、失神の原因は不明のままであった。時を同じくして、地元のAMラジオ局においても不可解な殺人事件が発生している。 その後、ワシントン大学にて政治学を専攻する。同時に、のちの夫・リーランドとの邂逅も果たす事となる。リーランドとの結婚生活は21年に及ぶ。 マデリーン・“マディ”・ファーガソン 演:シェリル・リー 吹替:高島雅羅 ローラ・パーマーのいとこ。 黒髪と眼鏡を除けば、ローラの生き写しである。 ローラの葬儀を手伝うためにツイン・ピークスを訪問する。その後もリーランドとセーラを慰撫すべくパーマー家に留まる。 住所はモンタナ州ミズーラである。仕事をしながらアパートにて独居しているらしい。 ローラとは容貌の相似もあって、心が通い合っていた。事件発生前日にも虫の知らせがあったという。その胸騒ぎを看過できなかった事が、ツイン・ピークス訪問につながった。 『ローラの日記』によれば、ローラの4歳年長にあたる。
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パーマー家
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「24 -TWENTY FOUR- の登場人物」の記事における「パーマー家」の解説
デイビッド・パーマー(David Palmer) 演 - デニス・ヘイスバート、日本語吹替 - 福田信昭 登場:シーズン1 - 3、Recurring:シーズン4 - 5 アメリカ史上初のアフリカ系合衆国大統領候補(後に当選)。シーズン5にて死亡するまでジャックに次ぐ24シリーズの重要人物と言え、一連のテロ事件を通しジャックの友人でもある。 シェリー・パーマー(Sherry Palmer) 演 - ペニー・ジョンソン・ジェラルド、日本語吹替 - 小宮和枝 登場:シーズン2、Recurring:シーズン1、3 デイビッドの妻(後に離婚)。非常に高い政治力を持つだけでなく、饒舌で人を説き伏せる事が得意。デイビッド自身も彼女に説き伏せられたりする事も度々ある。彼のためと言いつつ、自身の思う「デイビッド・パーマー大統領」を作り上げようと目論むだけでなく、「大統領夫人」としてホワイトハウスに入りたい野望を密かに持つ。デイビッド本人にも気づかれないよう彼の身辺で暗躍する。 全シーズンを通して、口では自分が悪かったとは言っているものの、一切そういう気持ちはなく「私が正しい」と思っている。最後まで自分の否を認めずに話を進めるために周りとも衝突を起こす。特にシーズン2でのリン・クレスギに対する圧力は元妻という立場から目に見えて強い。デイビッドに対する愛は本心かもしれないが、どんな時も自分の否を決して認めようとせず、相手に対しても決して歩み寄ろうとはしなかった為にデイビッドに離婚されてしまった。更には「正しい」というその思い込みから逆怨みに発展してしまった事でシーズン2ではキングスレーの誘いに乗ってしまった。 結果、この性格や手法が仇となり、最後は切り捨てたジュリアに射殺されるという哀れな最期をとげた。シーズン1 デイビッドに妻として、古くからの良き支援者として信頼されていた。しかし、裏ではスキャンダルを揉み消すための暗躍などを行い、それら不誠実な手段が明らかになることによってデイビッドに不信感を抱かせる。 子の気持ちを考えもせず彼を守る為、と揉み消しが正しいと決め付けて様々な揉み消し工作と、ジャックの家族を守るために自身の死を偽装したデイビッドに逆らってマスコミにリークしたことが決定的となって離縁される。 シーズン2 デイビッドへの対抗派閥のメンバーを探す為に自ら司令部に赴き協力を懇願して調査に乗り出す。しかし、リン・クレスギに対するあからさまな嫌がらせを行い、彼女より有利な立場に立とうとする。順調に調査を進めているように見えたが、裏では対立派閥に内通しているという、またしても裏切り行為だった。 さらには、核爆弾テロの黒幕であったキングスレーに協力していたことも発覚。しかし、恩赦を条件にジャックに協力してキングスレーを出し抜いたが逮捕された。 シーズン3 パーマーの首席補佐官でもあった弟のウェインと最大支援者ミリケンの妻ジュリアとのスキャンダルを解決するように、デイビッドに頼まれて行動する。しかし、またしても暴挙に出る。ミリケンを事故死に見せかけて殺し、怒ったデイビッドに突き放された。それを恨み、今度は対立候補のキーラーにミリケン殺害の証拠と情報を渡してパーマー大統領を脅迫。のうのうとバカンス気分でビーチで過ごしていた。その後、デイビッドとの取引に向かうが、裏がある事を知り帰宅。ウェインを発見するが、精神不安定に陥ったジュリアが自宅に現れ、彼女に怨み辛みをぶちまけられた後に射殺された。 策を弄するあまりにジュリアを追い込み、その彼女に殺されるというあまりに哀れな最期であった。 キース・パーマー(Keith Palmer) 演 - ヴィセラス・レオン・シャノン(英語版)、日本語吹替 - 加瀬康之 登場:シーズン1、Recurring:シーズン2 デイビッドの長男。かつて、妹のニコールをレイプした犯人を事故死(ないし故殺)させたことがあり、これがシーズン1のサイドストーリー(パーマーと後援者たちとの対立)の原因となる。事件そのものは、後援者たち(実行者は彼らの手足であるカール)によって秘匿され、父デイビッドすら知らなかったが、事情を知ったキースの主治医が女性記者モーリーン・キングスレーにリークしたことで、デイビッドも知ることとなる。後援者たちの暗躍が続く中、結果としてキースの行動によって、スキャンダルの火を消し、さらに後援者たちを封じ込めることに成功する。 その後のシーズン2の1話では休暇の父親と共に魚を釣っていた。 ニコール・パーマー(Nicole Pamer) 演 - メガリン・エキカンウォーク(英語版)、日本語吹替 - 細野雅世 登場:シーズン1 デイビッドの長女。過去にレイプされたことが、シーズン1でのサイドストーリーの遠因となる。今でも心に傷を持ち、事件の事で言い争いをした家族の前でひきつけを起こしてしまうほど。 シーズン2では父の休暇にと兄と行く予定だったようだが、魚釣りの際に体調が悪かった為に来られなかったと1話で語られている。 ウェイン・パーマー(Wayne Palmer) 演 - D・B・ウッドサイド、日本語吹替 - 古澤徹 登場:シーズン6、Recurring:シーズン3、5 デイビッドの弟。兄の首席補佐官として登場する。後に亡き兄の意思を継いで合衆国大統領となる。 サンドラ・パーマー(Sandora Palmer) 演 - レジーナ・キング、日本語吹替 - 加藤沙織 登場:シーズン6 デイビッドとウェインの妹。アメリカイスラム連合で働く弁護士。 兄のデイビッドと同じく強い意志を持った女性であり、イスラム教徒への人権侵害に反発。イスラム連合へ調査しに来たFBIの捜査を邪魔したため、恋人でイスラム連合のワリードと共に逮捕されてしまう。その後、ダニエルズによる中東への攻撃を阻止するために、重体となったウェインの意識を取り戻すための同意をした。
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