ドリュアス
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ドリュアス(古希: Δρυάς, Dryas)は、ギリシア神話に登場する、木の精霊であるニュムペー。複数形はドリュアデス(古希: Δρυάδες, Dryades)。ほぼ同一の存在にハマドリュアス(複数形ハマドリュアデス)がある。
英語ではドライアド (Dryad) 、フランス語ではドリアード (Dryade) といい、日本ではこちらの読みでもよく知られる。ヒンドゥー教などに登場する木の精霊もギリシア神話のニンフの名を借りてこう呼ぶことがある。
多くのニンフと同じく長命であるが、ドリュアスたち(ドリュアデス)の場合、自らの宿る木が枯れると共にその命を閉じる。このためドリュアスたちやギリシアの神々は木の精霊に敬意を払うことなく木を傷つける人間をこらしめるのである。
ドリュアスたちは普段は人前に姿を現すことは滅多にないが、美しい男性や少年に対しては緑色の髪をした美しい娘の姿を現し、相手を誘惑して木の中に引きずり込んでしまうことがあるという。そこで一日を過ごしただけで、外では何十年、何百年もの時が経過している場合がある。
その起源はインド・ヨーロッパ語族やケルト族のドルイド文化の中ではオークの木と密接に関係している。ギリシア人は彼らより昔の人々はオークの木の実を食べていたと想像した。女性をかたどった神殿の柱は、そのような建築に使われる前はその実を食べていたさまざまな木々と関係している。
おもなドリュアスたちにオルペウスの妻エウリュディケーや、ダナオスの50人の娘・ダナイスたち(ダナイデス)の母の一人であるアトランティエーがいる。
参考文献
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』(岩波書店、1960年2月25日発行)ISBN 4-00-080013-2
関連項目
ドライアド
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「タンクライフRPG ダークブレイズ」の記事における「ドライアド」の解説
ドライアドランタンに封じられたドライアドは単なる道具ではなく、自我をもっている(会話はできない)。ドライアドは一体毎に「性格」が決まっている。この「性格」は専用の表によって決められる。 PC も同じ表を使って、一人一人の「性格」が決定される。そして、ドライアドの「性格」とPCの「性格」の組み合わせによって、ドライアドと特定PCとの相性が決まる。例えば性格が「お茶目」なドライアドは、性格が「きまぐれ」なPCと相性がよく、性格が「根暗」なPCと相性が悪い。 ドライアドは感情に左右される存在であり、それを表すためドライアドの「ご機嫌表」がある。ご機嫌表は「満足度」と「不満度」の二つで管理される表である。もしもドライアドと相性が良いPCがなんらかの判定でクリティカルするとドライアドの満足度が1点上昇する。しかしファンブルすると不満度が1点上昇する。逆に、ドライアドと相性が悪いPCがなんらかの判定でクリティカルすると不満度が1点上昇し、ファンブルすると満足度が1点上昇する。そして、満足度や不満度が一定の点数になる毎に、ドライアドの力でPCパーティーに祝福(HPやBPの回復など)もしくは災厄(BPの増加など)が襲い掛かる。 また、ドライアドは「ドライアドパワー」と呼ばれる特殊能力を持っている。使用回数は限定されるが、どれもPCパーティーの危機を救うことができる強力なものばかりである(HPの大量回復、PCパーティー全体の瞬間移動など)。
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