ひゃくとは? わかりやすく解説

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ひゃく【×柏】

読み方:ひゃく

⇒はく


ひゃく【百】

読み方:ひゃく

[音]ヒャク(呉) ハク(漢) [訓]もも

学習漢字1年

数の名。1010倍。「百人数百

数が多いたくさんの。「百科百貨百官百事百獣百戦百代百般凡百

名のり]お・と・も

難読百済(くだら)・百日紅(さるすべり)・百足(むかで)・百舌(もず)・八百万(やおよろず)・百合(ゆり)


ひゃく【百】

読み方:ひゃく

1010倍。102乗また、数の多いこと。もろもろのこと。「—の説教

年齢100歳。「—に手のこうとい老人

銭の100文。

[補説] 証書などに金額を記すときに「陌」「佰」を用いことがある
書名別項。→百


ひゃく【百】


関連項目→〔九十九〕・〔百夜(ももよ)通い

1.百日待つ。

『仮名手本忠臣蔵』10段目「天河屋」 お園は夫天河屋義平から離縁され、さらに賊に髪を切られ尼姿にされる。髪がもとどおり伸び、義平とふたたび夫婦になれるまでには、百日待たねばならない→〔髪〕2a

『三国遺事』巻1「紀異」第1・古朝鮮王儉朝鮮〕 熊と虎が「人間なりたい」と、天帝の子桓雄(ファンウン)に祈った桓雄(よもぎ)一握りにんにく20個を与え、「これを食べて百日間、日光見ないでいれば人間になれる」と教える。熊は言われたおり物忌みして、21日目に人間女になった。虎は物忌みができず、人間になれなかった。

長谷草子御伽草子中納言長谷雄は鬼と双六をして勝ち、美女を得る。鬼は長谷雄に「百日過ぎてから、うちとけ給え」と告げるが、長谷雄は待ちきれず、80日あまりたった時、女を抱く。たちまち女はとなって流れ失せた〔*百日待てば→〔絵〕2a『太平広記』のごとく、女は生身人間なるはずだった〕。

*→〔入れ子構造〕2の『女体消滅』(澁澤龍彦唐草物語』)は、『長谷草子』にもとづく作品

★2a.百年待つ。

夢十夜夏目漱石第1夜 女が「もう死にます。また逢い来ますから、私の墓の傍に坐って百年待っていて下さいと言う。「自分」はの上に坐り、日が昇り沈むのを「1つ2つ」と数えて待ち続ける長い年月がたって、「だまされたではなかろうか」と思い始めた時、墓石の下から青い伸び白百合の花が咲く。「自分」は花弁接吻し百年たったことに気づく

*女が百合の花変身する→〔花〕2bの『百合』(川端康成)。

★2b.百年眠り

眠れる森の美女ペロー王女紡錘で手を刺して百年間眠る。百年たって王子訪れ、ちょうど魔法のとける時が来ていたので、王女目覚め王子見つめて「あなたでしたの。ずいぶんお待ちしましたわ」と言う〔*いばら姫グリム)KHM50には、この言葉はない〕。

★2c.百年の死。

コーラン牝牛261 アッラー1人の男を百年間死なせ後に、また生き返らせて、「どのくらい時間がたったか?」と訊(たず)ねる。男は「ほんの1日か、半日ほど」と答える。アッラーは「いや、百年もたっているのだぞ」と教える。「お前の食べ物飲み物も全然腐ってはいない。だが、お前の驢馬見よ。すっかり白骨になっておる」。そして全能アッラーは、驢馬起こして白骨に肉をかぶせた

★3.お百度参り祈願成就のために、社寺境内一定距離を百回往復する

江戸生艶気樺焼えどうまれうわきのかばやき山東京伝) 仇気屋艶二郎色男評判立てたいために、自分から父親願って勘当してもらう。そして芸者7~8人を雇い、「艶二郎さんの勘当許されますように」と、浅草観音お百度参りをさせる。芸者たちは、「10度参りくらいでいいのさ」などと話し合う。

夢十夜夏目漱石第9夜 明維新前後のこと。侍である父が、ある夜出かけたまま帰らない。若い母が3歳の子供を背負い、父の無事を祈って弓矢神の八幡宮毎夜通いお百度を踏む。しかし、その時すでに、父は浪士によって殺されていた。こんな悲しい話を、夢の中で母から聞いた

★4.百日参り

古本説話集下-66 比叡山貧僧鞍馬寺百日参り、「清水行け」との夢告を得る。清水寺百日参ると、「賀茂行け」との夢告がある。僧は賀茂神社百日参り、ようやく「御幣紙と打撒うちまき)の米を取らせよう」との夢告を得る。「打撒の米など、もらってしかたがない」と僧は思うが、それは、いくら取って減らぬ米だった〔*『宇治拾遺物語』6-6類話〕→〔箱〕3c

諸艶大鑑井原西鶴)巻7-4反故尋て思ひ中宿遊女井筒自分捨てて身を隠した男を恨み谷中七面(ななおもて明神百日参りをして、百本の針で毎日指の血をしぼり、道の芝草赤く染めて祈る。井筒と男はいった縒りを戻すが、男はまた逃げ出し、やがて井筒生霊に取殺される

伏せ長者伝説 貧しい男が「金持ちなりたい」と願い、7キロ離れた湯山横谷毘沙門天百日参りをする。帰りには境内小竹1本ずつ持ち帰り、庭に植えて満願の日を待つ。99日目の夜、毘沙門天が「願い叶えよう。ただし小竹はすべて返せ」と夢告するので、男は小竹返して詫びる。その後まもなく男は大金持ちになる(愛媛県松山市)→〔長者2a

百日詣でをして子を授かる→〔申し子〕1の『太平記』巻3「主上御夢の事」。

★5.百人の子供。

『封神演義』第10回 易のによれば西伯姫昌(周の文王)には百人の子があるはずのところ、百人目がなかなか生まれない。西伯が殷都朝歌赴く途次将星出現告げ雷雨があり、古墓傍らで泣く赤子見つかる。「これこそ将星である」と西伯は考え赤子を第百子として認知する

*→〔出産〕6の『マハーバーラタ』第1巻序章の巻」。

*→〔一夫多妻〕2の『王様と私』ラング)のシャム王には、百人以上の子供があった。

★6.百枚原稿用紙

十六歳の日記川端康成5月5日 16歳「私」は、75歳祖父看病しつつ、原稿紙を百枚用意して日記を書く。日記百枚になるまでに祖父死にはしないかと不安を覚えまた、日記百枚になれば祖父助かる、という気持ちもする〔*30ほど書いたところで祖父病状悪化し5月24日祖父死んだ〕。

★7.完全数としての百。

巨人の星梶原一騎川崎のぼる)「あやうし大リーグボール中日ドラゴンズ打撃コーチとなった星一徹が、亡妻遺影語りかける家の外飛雄馬たたずんでおり、一徹はそれに気づいている)。「かあさんよ。飛雄馬背番号16に、わしの背番号84足せば100。すなわち完全じゃ。その足し算とは、父と子、男と男の血で血を洗う死闘じゃよ。16100になりたくば、84呑みこむ足し算恐ろし戦い抜きで果たせぬと知れ」。

★8.百プラス一。

綾の鼓三島由紀夫貴婦人華子失恋して自殺した岩吉が(*→〔太鼓〕2)、亡霊となって現れ華子の前で綾の鼓を打つ。生前鳴らすことができなかった鼓が、ほがらかに鳴る。しかし華子は「きこえませんわ」と言う亡霊は「1つ2つ、・・・」と数えながら鼓を打つが、華子は「まだきこえない」と首を振る亡霊は鼓を百まで打ち、「さようなら」と言って消える。華子は「あと1つ打てばあたくしにもきこえたのに」と言う

百日日照り百人舞い→〔雨乞い〕2の『義経記』巻6「静若宮八幡宮参詣の事」。

*百の谷があると、龍や大蛇が住む→〔九十九〕4の九十九谷の伝説

百本の刀を一晩作る→〔〕2の妖怪刀鍛冶伝説

*百の目を持つ怪物アルゴス→〔眠る怪物〕1の『変身物語』オヴィディウス巻1

百人の女の唇紋収集して、「百唇譜」を作る→〔唇〕2a2b



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