『三国遺事』とは? わかりやすく解説

『三国遺事』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 22:19 UTC 版)

檀君朝鮮」の記事における「『三国遺事』」の解説

『三国遺事』が引用する現存していない「朝鮮古記によれば桓因かんいん桓因帝釈天の別名である)の庶子である桓雄かんゆう)が人間界興味持ったため、桓因桓雄天符印3つ与え桓雄太伯山(現在の妙香山)の頂きの神の下に風伯雨師師ら3000人の部下とともに降り、そこに神市という国をおこすと、人間の地を360年余り治めたその時に、ある一つの穴に共に棲んでいた一頭の虎と熊が人間なりたい訴えたので、桓雄は、ヨモギ一握りニンニク20個を与え、これを食べて100日の間太陽の光を見なければ人間になれるだろうと言った。ただしニンニク半島導入されたのは歴史時代考えられるのでノビル間違い可能性もある。 虎は途中で投げ出し人間になれなかったが、熊は21日目に女の姿「熊女」(ゆうじょになった配偶者となる夫が見つからないので、再び桓雄頼み桓雄は人の姿に身を変えてこれと結婚し一子儲けた。これが檀君王倹壇君とも記す)である。 檀君は、堯(ぎょう)帝が即位した50年後に平壌城に遷都朝鮮号した以後1500年朝鮮統治したが、周の武王朝鮮の地に殷の王族である箕子封じたので、檀君は山に隠れて山の神になった。1908歳で亡くなったという。 魏書云:乃往二千載有壇君王儉。立都阿斯達(經云無葉山。亦云白岳。在白州地。或云在開城東。今白岳宮是)開國朝鮮。與高同時古記云:昔、有桓因(謂帝釋也)庶子桓雄、數意天下、貪求人世。父知子意、下視三危太伯可以弘益人間、乃授天符印三箇、遣往理之。雄率徒三千、降於太伯山頂(即太伯妙香山神壇樹下、謂之神市、是謂桓雄天王也。將風伯雨師師、而主穀主命主病主刑善惡凡主人間三百六十餘事在世理化。時、有一熊一虎、同穴而居、常祈于神雄。願化為人時神遺靈一炷。二十曰。爾輩食之。不見日光百日。便得人形。熊虎得而食之。忌三七日。熊得女身。虎不能忌。而不得人身。熊女者無與為婚。故每於壇樹下咒願有孕。雄乃假化而婚之。孕生子。號曰壇君王儉。以唐高即位五十庚寅唐堯即位元年戊辰。則五十丁巳。非庚寅也。疑其未實)都平壤城(今西京)始稱朝鮮。又移都於白岳山阿斯達。又名弓(一作方)忽山。又今彌達。御國一千五百年。周虎即位己卯箕子朝鮮壇君乃移於唐京。後還隱於阿斯達為山神。壽一千九百八歲。唐裴矩傳云。高麗孤竹國。周以封箕子為朝鮮。漢分置三郡。謂玄菟樂浪帶方通典亦同此說(漢書則真臨樂玄四郡。今云三郡。名又不同何耶)。 — 三国遺事、紀異第一 中国語版ウィキソースに本記事関連した原文あります三國遺事/卷第一

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『三国遺事』

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三国史記」の記事における「『三国遺事』」の解説

詳細は「三国遺事」を参照三国史記』に次ぐ朝鮮古代の歴史書として、13世紀末に僧・一然による私撰の『三国遺事』がある。書名の「遺事」は『三国史記』にもれた事項収録したとする意味が込められており、逸話伝説の類が広く収められている。朝鮮史において『三国史記』と『三国遺事』は日本史における『古事記』『日本書紀』のような古代史研究基本文献とされている。

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