父との関係とは? わかりやすく解説

父との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:47 UTC 版)

大塚明夫」の記事における「父との関係」の解説

頑固者の父との関係はなかなか難しいものがあったと回想している。しかし、父同様に役者の道に進み、さらに声を中心とする声優業中心となったことで、次第しっくりいくようになったと語る。「弟は役者ではないので、『未だに親父何を話していいか分からない』とよく言っている」とのことである。以前は周夫との共演は「あ、親父クレジット出てる。やだなあ」と照れていたが、お互い元気な内に何か芝居を創りたいとも語っていた。周夫に「(財産もないし)何も遺してやれなくてごめんなぁ」と言われた際に、「俳優として一番大切なものを遺してもらった」と返した。周夫がそれは何かと問うと「血だ」と答え、それに感動したと、周夫は後年インタビューなどで度々口にしていた。また周夫は「感性生きる仕事選んでくれたことは嬉しい」とも語っている。 幼少時代は、周夫が『ゲゲゲの鬼太郎第1作)・(第2作)』でねずみ男の声を演じていたことで「小ねずみ男」「ねずみ小僧」などとあだ名され、いびられたことがあり、このことを友達明かしたことを後悔したという。また、明夫が赤ん坊のころに、母親不在で周夫が今日中読まないといけない台本読んでいたという際に、明夫が大泣きしたため、「うるさい」との理由押し入れ閉じ込められたことがあったとも語っている。このエピソードを明夫自身は「(役者として父親が)そうするのも無理は無い」とし、「役者になっていなかったら父親の)そういった心境理解できなかっただろう」という趣旨コメントした。『ストレンヂア 無皇刃譚』のオーディオコメンタリーでは周夫の演じたねずみ男真似て自己紹介し山寺宏一から「それはお父さんの役じゃないですか」とツッコミを受ける一幕見せたその後、『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』に『鬼太郎』のキャラクターゲスト出演した際には、明夫がねずみ男演じている。 『メタルギアソリッド4』では、オールド・スネークビッグ・ボスという親子役を親子演じている。また『メタルギアソリッド3』のネイキッド・スネーク前述ビッグ・ボス、『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』のゼアノートなど同一人物壮年期老年期『バビル2世』ヨミのようにシリーズこそ違うが、1つの役を親子2代演じた例もある。 また、荒野の七人』を飛行機機内上映することになっていた際、予算都合上吹き替え担当した声優呼べず、若い者起用しようということになり、「自分息子なら文句ないだろう」として、明夫がチャールズ・ブロンソン吹き替え担当したことがあるという。しかし吹き替え担当した際、明夫の耳にはその場にいないはずである周夫の「違うなぁ」という声が聞こえてきたという。 2015年1月25日放送テレビ東京系放送されバラエティ番組SMAP中間管理職稲垣草彅コンビMC1位じゃなくっていいじゃない」』で、ナレーターとして父の周夫と一緒に自身の名前を連ねたが、事実上これが最後親子共演となったその後2015年5月4日より父が長年演じていた『忍たま乱太郎』の山田先生山田伝)を引き継ぐことになったその後先述した『妖怪ウォッチ』での『鬼太郎のねずみ男、リブート版の『チキチキマシン猛レース』のブラック魔王『キングダム ハーツ』シリーズマスター・ゼアノートなど、周夫がかつて演じた役を引き継いでいる。 また、2018年の映画野獣処刑人 ザ・ブロンソン』の日本語吹き替え版では、前述通り周夫が持ち役にしていた俳優チャールズ・ブロンソンの「そっくりさん俳優であるロバート・ブロンジーの吹き替えを周夫に近づけた声色担当した

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父との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 02:00 UTC 版)

観世元雅」の記事における「父との関係」の解説

申楽談儀』(第3段)には、元雅作の「隅田川」の演出めぐって父と意見の対立があったことが記されている。この作品クライマックスでは、子を喪った母の前に一瞬その亡霊現れるが、元雅実際に子方子役)を舞台上げてその亡霊演じさせることを主張したのに対し世阿弥子方出さない演出提案した元雅は父の演出を「えすまじき(そんなことはとても出来ない)」と強く否定している。 また江戸時代成立の『四座役者目録』は元雅の項で、 十郎元雅 世阿ノ子也。音阿以前也。ヲチト云。越智ト、カ様ニ書タルアリ。大和越智ト云所ニ住居ノ故ト也。世阿弥勘当シ、不和也。能ヲ作リタル人ト也。ヲチト云事、世阿弥不和ニテ関東落下タル故ト云節(説)有。…… と記し、また世阿弥の項では、 ……世阿ノ聟禅竹ヲ、我子ノ十郎太ヨリ崇敬シ、禅竹ニ能謡ヲ好ク被教候ニヨリ公方御意ニ違、佐渡ノ国ヘ配流セラレ…… と、元雅父との不和から勘当され関東落ち逃び、一方世阿弥女婿金春禅竹寵愛し実子軽んじたあまりに佐渡流罪となったという伝承紹介している。この伝承の内容自体には真実性がないが、いずれにせよ隅田川」のエピソード含め父子にはともに傑出した能楽師として一種緊張関係があったことが窺える一方で世阿弥が、次代観世大夫として彼に強く期待していたことは間違いない事実世阿弥の『風姿花伝』に次ぐ能楽論花鏡』は観世座後継者である元雅のために書かれているほか、贈与先の書かれていない多く伝書も、多く元雅託されたものと考えられている。また元雅もそれに応え晩年には「得法」即ち悟り境地にまで至っていたという。しかし元雅結局夭逝し、世阿弥元雅の死をいたんで夢跡一紙』を書いた七十越えて後継者失ったことは、世阿弥にとっては致命的痛恨事であり、その死の翌年失意のうちに世阿弥佐渡流罪となる。

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