草子とは? わかりやすく解説

そう‐し〔サウ‐〕【草紙/草子/双紙/冊子】

読み方:そうし

《「さくし(冊子)」の音変化か》

漢籍和本などで、紙を綴(と)じ合わせた形式書物綴じ本

物語日記歌書など、和文記され書物総称

御伽(おとぎ)草紙・(くさ)双紙など、絵入り通俗的な読み物総称

習字用の帳面手習い草紙

書き散らしたままの原稿

「この—、目に見え心に思ふ事を」〈三一九〉


草子(そうし)


草子

作者原恒子

収載図書坂道
出版社日本民主主義文学会
刊行年月2006.12
シリーズ名民主文学


草紙

(草子 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 02:33 UTC 版)

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草紙草子双紙(そうし)は、冊子(さくし)の変化した語であり、巻物(巻子本)に対して、冊子(さっし)形態の図書を指した[1]。そこから、「仮名で書かれた物語・随筆」、「絵入りの物語」などの様々な意味が派生した[1]

文芸の形式

  • 浮世草子 - 江戸時代の文芸の一形式。
  • 御伽草子 - 鎌倉時代から江戸時代にかけての絵入り物語。
  • 仮名草子 - 江戸時代初期の文芸の一形式。
  • 草双紙 - 江戸時代に出版された絵入り娯楽本。

文芸・美術作品

歴史資料

  • 鎌倉大草紙 - 室町時代の関東地方の歴史を記した書物。
  • 宗五大草紙 - 戦国時代の武家故実の書。
  • 女官御双紙 - 琉球王国の女官についての記録。
  • 平家公達草紙 - 平家公達についての逸話集。
  • よしの冊子 - 江戸時代の風聞を書き記した書物。

漫画作品

音楽作品

映像作品

雑誌

  • 芸術草紙 - ドイツの文芸誌 Blätter für die Kunst
  • しがらみ草紙 - 森鷗外が主宰した文芸評論誌

人名(そうこ)

その他

出典

  1. ^ a b 草紙・草子・冊子・双紙・造紙”. コトバンク. 2020年6月29日閲覧。

「草子」の例文・使い方・用例・文例

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