保全状態評価
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絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 県別レッドリスト 絶滅 - 千葉県・兵庫県 絶滅危惧I類 - 愛知県・宮崎県・熊本県 絶滅危惧II類 - 三重県・徳島県・愛媛県 準絶滅危惧 - 鹿児島県・沖縄県 ウミニナやホソウミニナに比べて分布域は広いが、日本国内の生息地はかなり少ない。環境の変化に弱く、海岸の汚染や埋立などで生息地・個体数とも減少している。東京湾岸や兵庫県など既に絶滅したとされる地域もある。その他の地域でも、個体群が消滅し死殻しか見つからない干潟が多く報告されている。 日本の環境省が作成した貝類レッドリストでは、2007年版で絶滅危惧II類(VU)として掲載された。各県が独自に作成したレッドリストでも、多くの県で絶滅危惧種として名が挙がっている。
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保全状態評価
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絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト) 日本各地において、埋め立てや護岸工事、水質汚濁、土砂の流入、底質の有機汚染などにより生息環境は悪化している。環境省のレッドリストにより、絶滅危惧IB類に指定されている。
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保全状態評価
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絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) 判明している生息地が限られているうえ、捕獲での個体数減少や開発による生息地の減少が危惧されている。日本では環境省レッドリスト・沖縄県版レッドデータブックの両方で、「絶滅危惧IA類」 (CR) として掲載されている。西表島は西表石垣国立公園や国指定西表鳥獣保護区の指定を受けた区域があり、動植物の保全が行われている。
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保全状態評価
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絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト) 農地整備や道路拡幅にともなう既存の石垣や法面の取り壊し、人による採取によって生育域が狭まっている。
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保全状態評価
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本種の棲息環境である海岸の潮間帯上部は、防波堤や道路の建設、埋立、浚渫等の改変を受けやすい。また本種は人間との関わりがないうえ、他の貝が少ない特殊な環境にいるため、狙って探さないと見つからない。 日本の環境省レッドリスト2007年版では「準絶滅危惧(NT)」として一旦掲載されたが、2012年版では分布の広さ・個体数の多さ・人工海岸への適応等を鑑みて「ランク外」となった。しかし各自治体では絶滅危惧種の指定が多い。 絶滅危惧I類(CR+EN) - 兵庫県(2003年)、香川県(2004年) 絶滅危惧II類(VU) - 千葉県(2011年)、愛知県(2009年)、福岡県(2011年) 準絶滅危惧(NT) - 三重県(2005年)、大分県(2011年)、熊本県(2009年)、長崎県(2011年) 情報不足(DD) - 鹿児島県(2003年)
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保全状態評価
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「オンセンミズゴマツボ」の記事における「保全状態評価」の解説
絶滅危惧I類(CR+EN)(環境省レッドリスト) 絶滅危惧IA類(大分県レッドデータブック) 2010年3月31日に大分県の指定希少野生動植物に指定されている。また、2013年9月7日には由布市の指定文化財に指定されている。 生息地が観光地であるため、絶滅が危惧されている。由布市では生息域外保全(英語版)に取り組んできたが、生息地が1箇所で生息数に限りがあるため、かつての生息地である旧銀鱗湖に移植すべく同地での飼育実験を行っている。
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保全状態評価
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「キバナノツキヌキホトトギス」の記事における「保全状態評価」の解説
絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト) レッドデータブックによると、栽培用の採取などによって個体数は減少傾向にあり、現生個体は約100個体と推定されている。2007年のレッドリストの見直しの際に、それまでの絶滅危惧IB類から絶滅危惧IA類に格上げされ、2012年に再び絶滅危惧IB類に見直しされた。
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保全状態評価
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LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 亜種 ブッポウソウ Eurystomus orientalis calonyx 絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) 近年、全国的に減少しており、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されている。広島県や岡山県、長野県天龍村では巣箱による保護で繁殖個体数が回復し、徐々に増加しつつある。山梨県身延町や宮崎県高原町、岐阜県美濃市、長野県木曽町のブッポウソウ繁殖地が天然記念物に指定されている。
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保全状態評価
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絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) 開発による湧水地の減少や川の汚染で絶滅の危機にあり、環境省によって絶滅危惧IA類に選定されている。生息地そのものが天然記念物に指定されているところもあるが、分布域の各自治体で保護区を設けて保護活動を行っており、多くの自治体において条例で捕獲が禁止されている。また、小学校や地域団体の自主活動としてもハリヨと清流を守ろうという動きがあり、積極的に河川の清掃などが行われている。しかし、愛好家や業者による密漁捕獲によって減少している。
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保全状態評価
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絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) 水草が豊富な琵琶湖の内湖干拓、河川改修などによる環境改変に伴う生息地の破壊、ブラックバスやブルーギルによる捕食、タイリクバラタナゴとの競合、観賞魚用としての乱獲により生息地、個体数とも激減している。2007年版の環境省レッドリストでは、以前の絶滅危惧IB類からIA類にカテゴリが変更された。琵琶湖・淀川水系では減少が著しく、滋賀県では条例により「指定希少野生動植物種」として本種の捕獲等が禁じられている。2009年10月にはインターネットオークションで岐阜県産の本種を琵琶湖産と偽って販売した男が滋賀県警に逮捕された。 琵琶湖博物館が、平安神宮やオムロンと協力して、ビオトープ池などでの保護・繁殖に取り組んでいる。平安神宮神苑の池にいるイチモンジタナゴは琵琶湖疎水を経由して移動・定着されたとみられる。その一部を琵琶湖博物館が引き取って繁殖させたが、神苑の池ではヘドロ堆積による二枚貝減少によりイチモンジタナゴがみられなくなり、ヘドロ除去後に琵琶湖博物館から再導入された。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 02:48 UTC 版)
絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) かつては東京近郊の小合溜(東京都)や手賀沼(千葉県)、霞ヶ浦(茨城県)などに多数生息していた。1950年には足立区西新井での採集記録がある。本種は佃煮などで食用にも供された他のタナゴ類よりも苦みが強いため、手賀沼などでは鶏の餌にしていたという。しかし第二次世界大戦後、特に高度経済成長期を境として、埋め立て開発や水路の護岸化、圃場整備の進行などにより生息域が著しく圧迫された。さらに1980年代以降、ブラックバスやブルーギルなどの外来魚による食害を受け、個体数が激減した。 霞ヶ浦では、1990年代初頭を最後にまとまって本種を確認することができなくなった。特に2000年以降、本種の正式な確認例は流入河川を含めまったくなく、すでに野生絶滅した可能性が高いとみられる。地域個体群保存のため、2007年、琵琶湖博物館において系統保存されていた霞ヶ浦産の個体群のうち50個体が里帰りし、将来は再び自然繁殖できるよう関係機関や閉鎖ビオトープなどで繁殖が試みられている。 東北地方での生息地は、小さなため池とそれに続く素掘りの用水路がほとんどであるが、ここでもブラックバスの放流が相次ぎ、放流(バス発見)から数年で本種を絶滅に追いやっていると考えられている。圃場整備事業がすでに決定あるいは進行している生息地もあり、対策が急がれている。比較的近年まで本種が確認できた伊豆沼では、1990年代中ごろにサイズが揃った小型のオオクチバスが確認され、1999年頃にはタナゴやモツゴなどの小型コイ科魚類とともに本種が激減し、現在も復活の兆しはない。伊豆沼ではバスの駆除に向け、バス用の人工産卵床を多数設置し産卵後に引き上げる、あるいはヨシ際に浮上した稚魚を一斉に攫うなどの取り組みがなされているが、人工産卵床が何者かに破壊される器物損壊事件も発生している。 2007年8月、環境省レッドデータブックでは本種の置かれた危機的状況から従来の絶滅危惧IB類指定が見直され、IA類に格上げされた。現状の生息地は全国で10か所程度であり、その絶滅危険性は天然記念物のミヤコタナゴを上回るとも考えられている。しかし現状ではネット通販やオークションへの出品、ペットショップでの販売等もなされており、環境省は本種の安易な採捕や飼養、売買等を行わないよう啓発している。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 14:15 UTC 版)
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、分類学上の評価が定まっていないこともあり、レッドリスト当局は未決定としているが、個体数が40以下と推定されているので、基準の上では成熟個体数が50未満と推定される場合の Critically Endangered(CR、深刻な危機)に相当する。レッドリスト基準を地域に適用した『モンゴルレッドブック』では、Critically Endangered(深刻な危機)に指定されている。 CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) モンゴルの国内法でも希少動物として保護されており、1953年からゴビヒグマの狩猟は禁止、1995年に施行された現行法でも引き続き保護対象であり、許可なく狩猟、捕獲すれば罰則が科せられる。国際的には、1991年に絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約、CITES)の附属書Iに掲載され、2017年には移動性野生動物種の保全に関する条約(ボン条約、CMS)の附属書Iにも掲載されるなど、種の保全に関する条約で絶滅の危機にあるとして保護対象となっている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 03:21 UTC 版)
中国や朝鮮半島では比較的分布域が広く、IUCNは保全状況を軽度懸念としている。 絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) だが日本では、生息域が人間の生活圏と重なることもあり、用水路の減少や開発による環境の悪化のため、近年急激に数を減らしている。そのため絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)に選定されている。 福岡県久留米市田主丸町では、地元の竹野小学校の生徒が用水路で偶然再発見したことをきっかけに、市民が中心となって環境保全を含めた保護活動が行われている。コンクリート化される予定であった用水路を石積みの工法に変更したり、里親制度を作り繁殖に取り組んでいる。 また、2007年2月には、日本魚類学会が福岡県に対し、久留米市で予定していた農地整備事業の中止を求める要請書を提出した。県では、それを受けて専門家や保護団体と協議した結果、ヒナモロコが繁殖できる多自然型水路による農地整備を行うことにしている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 06:21 UTC 版)
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) 日本への渡来数は少ないが、これは日本が渡りのコースから外れていることが主要因で、世界的に見れば普通種の部類に入る。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 07:40 UTC 版)
「マダガスカルチュウヒ」の記事における「保全状態評価」の解説
ENDANGERED (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) ウィキメディア・コモンズには、マダガスカルチュウヒに関連するメディアがあります。 この項目は、鳥類に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル鳥類 - PJ鳥類)。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 05:42 UTC 版)
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) 発見時より個体数は少ない。河川改修による生息域の圧迫に加え、目だった保護活動が行われておらずウグイ属の他魚種と区別されずに漁獲されることもあり、さらに個体数減少が懸念されている。
※この「保全状態評価」の解説は、「ウケクチウグイ」の解説の一部です。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/13 07:41 UTC 版)
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 河川改修や砂礫の採取による環境改変、農薬の河川流出にともなう水生昆虫類の減少等により、生息地が縮小し個体数が減少している。 東京都秋川水系においては国内外来種となり同一環境に分布するカジカと餌の競合を生じていると指摘されている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/27 18:23 UTC 版)
絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) ブラックバスやブルーギルなどの外来魚による食害、湖岸の環境改変にともなう二枚貝類の減少、プレジャーボート等による産卵の阻害といった影響で個体数が減少している。生息域が重複する同属種ビワヒガイとの間では交雑遺伝子汚染の発生も懸念される。2007年版の環境省レッドリストでは、従来の絶滅危惧IB類からIA類にカテゴリが変更された。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/20 18:06 UTC 版)
個体数は全世界で40-50万頭。アラスカ海域に生息するゼニガタアザラシは約27万頭と推定されている。2008年に発表された国際自然保護連合のレッドリストでは、軽度懸念(Least Concern)と評価されている。 LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 日本では当時のゼニガタアザラシの捕獲数から1940年の生息数は1500-4800頭と大まかに推定されている。しかし、1960-1970年には600-900頭まで減少したとされる。その原因は不明な点が多いが、乱獲、アザラシの上陸場の消滅、漁船や調査船による上陸の妨害、漁業の定置網に迷い込むことによる混獲、コンブ漁場確保のための岩礁爆破作業などが背景にあるという指摘がある。 1973年にはゼニガタアザラシを国の天然記念物に指定するための運動が研究者を中心に始まった。当初は消極的であった文化庁や北海道教育庁も賛成し、1974年に文化財保護審議会は天然記念物に指定するように文部大臣に答申した。それに対し、地元の漁業関係団体からは、威嚇射撃の容認、間引きの実施、漁業被害の補償などが要求された。結局、折り合いがつくことはなく、天然記念物となることはなかった。当時は漁業関係者を中心にゼニガタアザラシを漁業の害獣とみなす風潮が強かった。1980年代前半に日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)の羽山伸一助教授(当時)が水産庁に保護の対策を講じてほしいと進言したところ、担当官に「そんな害獣はむしろ征伐しなければならない」と言われたという逸話がある。保護は進むことなく、1970年代から1980年代にかけての生息数は約350頭と推定され、絶滅の危機に瀕する状況が継続していた。 1980年代になると文化財に指定するという目的から漁業との共存へと変わり始めた。1982年には帯広畜産大学や北海道大学が中心となって「ゼニガタアザラシ研究グループ」が結成された。また、「ゼニガタアザラシの保護と生態に関わるシンポジウム」が1985年に開催され、適正な保護管理と対策が必要との意見がまとめられた。1990年には北海道えりも町にて「えりもシール・クラブ」というアザラシとの共存共栄を考える会が設立した。これは漁業被害を受けている地元漁師や旅館の主人などの市民によって運営されており、その活動は広く知られ、朝日新聞・海の環境賞などを受賞している。ゼニガタアザラシに対する行政の認識も変化し、環境庁(当時)が1991年に発行した『日本の絶滅のおそれのある野生生物』では危急種に指定され、1998年のレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定された。水産庁でも独自のレッドデータブックにて危急種に選定している。 その後、2000年代になると1980年代から上陸場の数は増えていないものの、個体数は増加傾向をみせ、ゼニガタアザラシ研究グループの調査によれば2004年には約900頭の生息が確認されるようになった。このように個体群が安定してきたことから、2012年の環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類に引き下げられた。そして、2015年には準絶滅危惧にさらに引き下げられた。 アザラシ猟は1990年代前半以降行われておらず、岩礁爆破も作業自体が危険であるため実施されなくなった。一方で、混獲は2000年代になっても発生しており、日本で報告されるアザラシの混獲の9割以上がゼニガタアザラシであり、特に若齢個体が網にかかりやすい傾向が報告されている。2005年に道東で報告されたゼニガタアザラシの混獲数は合計222頭となっている。ただし、根室半島納沙布岬の事例では2000年代の混獲数はゼニガタアザラシが絶滅に瀕していた1980年代と比べて大きく増減はしておらず、個体数を減少させる主な要因になるとは考えにくいという指摘もある。 近年、アザラシは観光資源としても着目されウォッチングツアーも行われるようになってきた。一方で、漁業被害を発生させている事実は変わらず、さらに生態系への悪影響も懸念されている。また、個体数の増加に伴い、ゼニガタアザラシの個体サイズが小型化しているとの報告もある。そうした中、環境省はゼニガタアザラシの適正な個体数管理に乗り出し始めた。捕殺に関しては動物愛護などの観点から慎重な対応を求める意見も出ている。また、ゼニガタアザラシは道東沿岸と千島列島南部を行き来していることが示されているため、より広域的な調査を実施し正確な個体数を推定することが求められている。 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト) 北海道版レッドデータブック -絶滅危急種
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/07 02:29 UTC 版)
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト) 2007年8月レッドリスト。以前の環境省レッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/12 08:04 UTC 版)
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 開発による生息地の減少や、食用としての乱獲等により生息数は減少している。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 06:41 UTC 版)
「コシジロウタオオタカ」の記事における「保全状態評価」の解説
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) ウィキメディア・コモンズには、コシジロウタオオタカに関連するメディアがあります。 この項目は、鳥類に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル鳥類 - PJ鳥類)。
※この「保全状態評価」の解説は、「コシジロウタオオタカ」の解説の一部です。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 06:51 UTC 版)
日本の環境省が作成した汽水・淡水魚類レッドリストでは、1999年版で「準絶滅危惧(NT)」として掲載され、2007年改訂版で危険度が増したとの判断から「絶滅危惧II類(VU)」となった。日本ではその他にも各道府県のレッドリストで絶滅危惧種として掲載されており、うち5県では絶滅危惧I類(絶滅寸前種)に指定されている。 絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 絶滅危惧種|絶滅危惧I類 - 山形県・静岡県・兵庫県・徳島県・高知県 絶滅危惧II類 - 北海道・宮城県・和歌山県・香川県・愛媛県・鹿児島県 準絶滅危惧 - 青森県・秋田県・茨城県・千葉県・新潟県・富山県・福井県・京都府・岡山県・大分県・福岡県・佐賀県 情報不足 - 神奈川県 その他 - 福島県(未評価)・熊本県(要注目種) 日本国内の分布域のほぼ全域で個体数が減少している。原因は川や海の水質汚染、または河口堰設置やコンクリート護岸など河川改修による産卵場消失と考えられている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:06 UTC 版)
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) The IUCN Red List of Threatened Species 2016 では LC と評価している。 個体数は1970年代には全体で40万頭、うちベーリング海・チュクチ海に20万-25万頭、オホーツク海に17万頭が分布していたと推定されている。その後、日本や旧ソ連が狩猟を行っていたため減少した。しかし、日本では年1000頭ほど捕獲されていたが毛皮の価値が低下したために商業的捕獲は衰退した。ソ連も捕獲頭数制限を設けたために、現在では個体数は回復しているとされるが、正確な推定はされていない。 北海道では本来は越冬のために冬季にゴマフアザラシが集まっていたが、近年は夏季でも居着く個体が増加している。そのため、漁業被害が深刻となっている。それにともない、北海道東部で行われている秋サケ定置網に迷入し溺死するゴマフアザラシもいる。
※この「保全状態評価」の解説は、「ゴマフアザラシ」の解説の一部です。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 16:53 UTC 版)
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) オホーツク海ではもっとも個体数の多いアザラシで20世紀のはじめの生息頭数は111万頭と推定されていた。その後、旧ソ連が積極的に捕獲した結果、減少した。1980年代初頭のオホーツク海の推定数は54万頭である。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 18:07 UTC 版)
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 県別レッドリスト 絶滅危惧I類 - 兵庫県(2014年「Aランク」)・宮崎県(2015年) 絶滅危惧II類 - 三重県・長崎県(2016年) 準絶滅危惧 - 高知県(2017年)・熊本県(2014年)鹿児島県(2014年) その他 - 徳島県(2013年「留意」) 日本では南日本に分布するが、内湾の埋立や環境汚染により生息地・個体数とも減少している。死殻しか見つからない干潟もある。日本の環境省が作成した貝類レッドリストでは2007年版で絶滅危惧II類(VU)として掲載され、各県が独自に作成したレッドリストでも8県で絶滅危惧種として名が挙がっている。干潟の環境保全上で留意すべき種類である。 しかし一方で多産地発見等の報告もある。例えば長崎県レッドリストでは2010年版で「絶滅危惧IB類(EN)」とされたが2016年改訂で「絶滅危惧II類(VU)」とランクダウンした。沖縄県レッドリストでは2005年版で一旦「準絶滅危惧」とされたが2017年版で削除された。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/08 00:17 UTC 版)
絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) 生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックにも掲載されている。 沖縄県:絶滅危惧IB類
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/22 09:29 UTC 版)
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト) 近縁種のギバチと同様に、河川改修や水質汚濁などの影響を受けやすいため、個体数と生息地を減らしている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/24 04:32 UTC 版)
「オキナワオオコウモリ」の記事における「保全状態評価」の解説
1987年にワシントン条約附属書IIに掲載され、1990年にワシントン条約附属書Iに掲載されている。2017年現在の沖縄県レッドリストでは、絶滅と判定されている。 絶滅(環境省レッドリスト)
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 22:31 UTC 版)
日本においては、「カササギ生息地」が国の天然記念物に指定されているが、絶滅を危惧する状態には無い。指定地は以下の通り。 福岡県 - 久留米市(旧大善寺町、荒木町、三潴町、城島町域)、筑後市(旧西牟田町域)、柳川市、大川市、大木町、みやま市(旧瀬高町、山川町域)、福津市、古賀市 佐賀県 - 佐賀市、鳥栖市、多久市、武雄市、鹿島市、小城市、嬉野市、神埼市、吉野ヶ里町、基山町、みやき町、上峰町、大町町、江北町、白石町、太良町 福岡県 保全対策依存種 → ランク外 佐賀県 1923年(昭和3年)3月7日、佐賀県の天然記念物に指定された。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 21:58 UTC 版)
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) 分布が狭く生息数も少ないため各地で保護活動が行われている。しかし希少価値があるために稚魚が密漁される他、環境汚染や海辺の開発などで稚魚の生息地となる藻場も消失している。環境省レッドリストでは1991年版で「希少種」、1999年版では「準絶滅危惧(NT)」だったが、2007年版では2段階上がり「絶滅危惧IB類(EN)」として掲載された。 また2006年には、宮崎県が指定希少野生動植物の一種としてアカメを指定し、捕獲などを禁止した。これはニホンカモシカ等と同じ扱いである。高知県も同様に指定しようとしたが釣り人らの反発に遭い、指定には至っていない。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/08 18:22 UTC 版)
キタイワトビペンギン ENDANGERED (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) ミナミイワトビペンギン VULNERABLE (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 個体数は734万羽で、過去30年に24%、継続的減少をしている。減少の原因は、漁業との競合、生息地に侵入した病原菌などである。 IUCNレッドリストでは、ミナミイワトビペンギンとキタイワトビペンギンが扱われており、ミナミイワトビペンギンは危急種、キタイワトビペンギンは絶滅危惧である。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 04:51 UTC 版)
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト) 近年の琵琶湖ではブラックバスなどの外来種によって生態系や漁業へ大きな影響が出ており、問題となっている。ただしビワマスの生息数は40万 - 50万尾で、外来魚がほとんど存在しなかった数十年前とほぼ同様の生息水準が保たれている。滋賀県水産試験場の調査によると、これはスモルトが川を下って琵琶湖の深場へ移動する際、コイ科魚類のように浅場に長時間留まらず、素早く河川を下って深場へ移動するので、琵琶湖上層部を生息域とする外来魚の影響を受けにくいためと考えられている。増殖の為に、サケと同様に人工ふ化した稚魚の放流(1883年から)や成魚販売用の養殖も行われている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:29 UTC 版)
国際自然保護連合(IUCN)による保全状態の評価では、種ベンガルヤマネコ (P. bengalensis) は、Least concern(軽度懸念)に分類されている。一方で亜種イリオモテヤマネコ (P. b. iriomotensis) は当初は Endangered(絶滅危惧IB類)に分類されていたが、2008年の査定では西表島でしか確認されていないことや個体数が減少を続けていることなどから、Critically endangered(絶滅危惧IA類)に分類されている。 CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 琉球政府(当時)指定の天然記念物に指定されていた。沖縄の本土復帰に伴い、1972年5月15日に国指定の天然記念物に指定され、1977年3月15日に特別天然記念物、1994年に種の保存法により国内希少野生動植物種に指定された(1月28日政令公布、3月1日施行)。環境省のレッドリストでは当初は絶滅危惧IB類に分類していたが、2007年のレッドデータの見直しにより、絶滅危惧IA類に再評価された。 絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/01 21:28 UTC 版)
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) 護岸工事などの開発による生息地の減少に伴い、生息数は激減している。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 20:56 UTC 版)
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) この項目は、魚類に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(Portal:生き物と自然/プロジェクト:生物)。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 17:54 UTC 版)
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 日本国内で直ちに種の絶滅が危惧される状況ではないが、2007年版の環境省レッドリストでは、従来の準絶滅危惧から絶滅危惧II類にカテゴリが上げられた。知床半島などの生息地では外来魚(ニジマスやブラウントラウト)との競合、アメマスの生息域拡大による源流域まで追いやられる、一部の釣り人による乱獲や源流部の林道工事、河畔林伐採、堰堤の設置等にともなう生息環境破壊により、個体群が絶滅の危機にあるとみられる。特に、本種はもともとアメマスと同じ川で生息する際、本種がアメマスより上流に、その下流にアメマスが生息するといった棲み分けがあったが、ここ最近アメマスの勢力が広がりつつある。また、本種とアメマスとの交雑種が見つかっている。本種の分布域の北側には、ホッキョクイワナが生息するが、両者の異同には論議がある。まず、言えることは(1)産卵場所の違いである。本種は河川、ホッキョクイワナは湖沼。(2)生態や、鰓杷数が本種より亜種のミヤベイワナに近いこと。など明確な違いは限られており、本種との区切りは難しい。しかし、もともと日本国内で生息する本種を含め、イワナ属の魚は明確な河川ごとに特徴があったと言われる。イワナ属はそもそも本種とミヤベイワナの2亜種からなるグループと、アメマス、ニッコウ、ヤマト、ゴギの4型からなるイワナのグループ、その他外来種2種が日本国内で生息していると考えられているが諸説ある。本種を含めホッキョクイワナのグループはイワナのグループに比べ、生息域が広く、より正確な分類が必要なグループであるには違いない。 北海道では、河川残留型が多い事から河川間の交流がほとんどなく、河川集団毎の遺伝的多様性に比べ同一河川内集団の遺伝的多様性は低い。つまり、各河川毎に閉ざされた生殖系(繁殖集団)となっているため、増殖を目的とした放流の際は、安易に他の河川からの移植は避けるべきである。近年、本州でも本種が見つかるが、これは釣堀から逃げたり、釣られず残った個体である。 かつて、放流したベニザケの幼魚に対する害魚として駆除されたことがある。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 14:29 UTC 版)
「シュレーゲルアオガエル」の記事における「保全状態評価」の解説
日本の以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けている。 準絶滅危惧 - 栃木県、千葉県、兵庫県 一部地域では開発に伴う生息地や獲物の減少により生息数は減少していると考えられている。 しかし、日本全体では分布も広く、個体数も少なくはないため、環境省のレッドリストには指定されていない。国際自然保護連合(IUCN)でもレッドリストにて軽度懸念(LC)と評価しており、個体数は安定傾向にあるとしている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/29 19:34 UTC 版)
日本では第二次世界大戦以前までは比較的普通に見られたが、20世紀末期以降は全国的に減少著しく、千葉県では絶滅、愛知県では1978年の記録が最後のものだとされる。 絶滅(Ex) - 千葉県(2011年) 絶滅危惧IA類(CR) - 愛知県(2009年)
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 18:41 UTC 版)
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) 1999年の環境省レッドリストでは絶滅危惧II類であったが、2007年以降のレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 20:53 UTC 版)
「ニンドウバノヤドリギ」の記事における「保全状態評価」の解説
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト) 生育地である沖縄県が作成したレッドデータブックに掲載されている。 沖縄県:絶滅危惧II類
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 00:28 UTC 版)
多くの自治体で「希少な野生生物」「絶滅危惧種」として登録される他、福井県九頭竜川は本種の生息地として国の天然記念物に指定されている。 絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 減少種:水産庁レッドデータブック
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 09:56 UTC 版)
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) ワシントン条約付属書II類 開発による生息地、巣である樹洞のある樹木、獲物の減少に伴い生息数は減少している。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 02:08 UTC 版)
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) VULNERABLE (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 河川改修や圃場整備といった開発にともない、産卵床となる二枚貝類とともに多くの生息地が破壊された。また、ブラックバス・ブルーギルによる食害やタイリクバラタナゴとの競合といった外来魚の圧迫を受けており、各地で生息数が激減している。なお、観賞魚として商業流通する個体は人口的に増殖した個体が大半である。しかし、未だに一部の業者による乱獲も脅威もある。タナゴ類全般は現在数を減らし、希少になりつつあるが最も大きな影響は、乱獲の影響より開発等による環境破壊、外来種の食害や競合、水田や繋がる水路等の干ばつ化等であり、特にタナゴ類の繁殖に欠かせない二枚貝の減少も影響している。タナゴ類も二枚貝も共に同じ環境で生きる生物の為、少なくとも生息している水域を含めた保護、環境保全整備等が重要である。 関東地方の生息地は近年特に減少している。分布南限の神奈川県ではすでに絶滅し、東京都でも同様とみられ、現在のまとまった生息地は霞ヶ浦水系と栃木県内の一部水域のみである。霞ヶ浦では環境改変や外来魚の食害で減少が続いており、生息密度がかなり希薄になっている。2000年以降はオオタナゴ増殖にともなう本種への圧迫も指摘される。 ブラックバスの食害が問題となっている伊豆沼(宮城県栗原市・北上川水系)では、かつてバラタナゴやゼニタナゴとともに本種が多数生息しタナゴ類の優占種であったが、2000年代になってからはほとんど確認できない状況が続いている。岩手県内でも大規模な圃場整備事業によって本種の基幹生息地が破壊されている。青森県東部の湖沼群でもブラックバスの侵入が顕著であり、予断を許さない状況である。 2007年版の環境省レッドデータブックはこれらの状況を反映し、従来の準絶滅危惧から2段階ランクを上げ、近い将来に野生絶滅の危険性が高い絶滅危惧IB類となった。各都道府県版レッドリストへの記載状況は下表のとおり。 カテゴリ都道府県絶滅 神奈川県 埼玉県 絶滅危惧I類 東京都 千葉県 群馬県 栃木県 青森県 絶滅危惧II類 茨城県 福島県 宮城県 その他 岩手県(Dランク - 準絶滅危惧の下位)
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 17:10 UTC 版)
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト) サクラマス(ヤマメ)・サツキマス(アマゴ)・ビワマス 降海型のサクラマスやサツキマスは、河川環境の変化により各地で個体数が減少している。河川へのダムや堰の建設による遡上と降海の阻害だけではなく、生活排水による水質汚濁、コンクリートによる平坦な護岸や河床の浸食対策による生息場所の減少、源流域の森林伐採による流量変動の増大、斜面崩落による濁りと土砂流入などが影響している。河畔林は幼魚の越冬場所確保に重要な働きをしており、資源保護に有効である。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 04:19 UTC 版)
ENDANGERED (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) 日本国指定の天然記念物 国内希少野生動植物種 1974年に天然記念物に、1994年に国内希少野生動植物種に指定。環境省レッドリストでは、絶滅危惧IA類に当初から指定されている。したがって、許可のない捕獲採集や飼育、譲渡売買は禁じられている。ほとんどの生息地において地域社会が本種の保全に関心を持ち、生息地によっては密漁行為を監視、警察への通報を緊密に行なうなどしている。なお、近年では新規に生息地が発見されても密漁等を防ぐ意味で公開しないのが原則であるが、同時に保護が地域社会に浸透できず、どこからか密漁者もやってくるという悪循環に悩まされている。 本種は湧水に続く小水路と水田耕作地という二次自然に強く依存しており、産卵母貝であるマツカサガイの維持には定期的な水路の土揚げや農業用溜池の池乾しなど手入れが欠かせず、それを周知できなかった過去においては保護がうまくいかなかったという苦い経験がある。すなわち本種の生態は、人間による耕作生産活動と密接不可分な関係にあり、人手不足や後継者難による耕作放棄など農村社会の荒廃が、本種の将来に暗い影を落としている。 また、本種生息地でのゴルフ場開発や圃場整備事業、河川のコンクリート護岸化や直線化などの生息地破壊につながる開発許可や公共事業は、本種の希少性が世に広く知られるようになった近年でも後を絶たない。 千葉県にある生息地の一部では他地域のヤリタナゴ(国内外来種)やタイリクバラタナゴの侵入もみられる。 一方で、本種が本来分布していない場所で発見されることもあり、違法飼育者の密放流が疑われる。 国の許可の下、神奈川県産、埼玉県産、千葉県産、栃木県産のものは関東各地の水産試験場、動物園、水族館、博物館、大学、一部の自治体関係機関などによって系統保存・復元再生を目的とした飼育・繁殖やそれに伴う一般展示が行われている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 10:02 UTC 版)
分布が非常に広いうえに、生息数も多く安定していると考えられている。一方で気候変動により、獲物である動物プランクトンの減少に伴う影響が懸念されている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 21:47 UTC 版)
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) NEAR THREATENED (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 河川改修や圃場整備事業などによる水路の三面コンクリート護岸化は、本亜種を含むタナゴ類およびその産卵床となる二枚貝類の生息地破壊に直結した。農薬使用の増加や水底の富栄養化にともなう水質汚濁、肉食外来魚であるブラックバスやブルーギルの侵入も本亜種の生息を圧迫する要因となった。2007年版の環境省レッドリストでは、以前の絶滅危惧II類から絶滅危惧IB類にカテゴリの見直しがなされた。都道府県版RDBにおいては、大分県、福岡県、長崎県でそれぞれ絶滅危惧I類、佐賀県で絶滅危惧II類、熊本県で準絶滅危惧となっている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 03:32 UTC 版)
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) ウィキメディア・コモンズには、サンカノゴイに関連するメディアがあります。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:49 UTC 版)
日本では、2020年版の環境省レッドリストで、ハリヨが絶滅危惧IA類(CR)、福島県以南の太平洋系陸封型イトヨと本州のニホンイトヨが「絶滅のおそれのある地域個体群 (LP) 」に記載されている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:08 UTC 版)
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 河川環境の悪化、採集業者の乱獲などが重なって、次々に生息地を追われた。国際自然保護連合の評価は「データ不足 (DD)」である。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 14:50 UTC 版)
VULNERABLE (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 国内希少野生動植物種 - 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法) 沖縄県指定天然記念物 鹿児島県版レッドデータブック - 絶滅危惧I類 沖縄県版レッドデータブック - 絶滅危惧IB類 また、本種の主な生息地である湯湾岳は国の天然記念物(天然保護区域:神屋・湯湾岳)及び国指定湯湾岳鳥獣保護区に指定されている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 14:57 UTC 版)
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト) 鹿児島県版レッドデータブック - 準絶滅危惧 沖縄県版レッドデータブック - 準絶滅危惧 ジャワマングースやニホンイタチ、ノネコなどの移入種により捕食されていることがわかっている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 08:57 UTC 版)
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) 河川改修などにより生息環境が圧迫を受け、各地で個体数が減少している。2020年版の環境省レッドリストでは、カジカ中卵型 Cottus sp. とカジカ小卵型 Cottus reinii が絶滅危惧IB類(EN)に指定されている。また、カジカ大卵型は、準絶滅危惧(NT)に分類されている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 23:17 UTC 版)
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト) 日本では、開発による生息地の破壊やそれに伴う二枚貝の減少、ペット用の乱獲等により生息数は減少している。2007年には環境省レッドリストの準絶滅危惧カテゴリに記載された。生息地の各自治体によるレッドリスト記載状況は下表のとおり。 カテゴリ都道府県絶滅危惧I類 愛媛県 香川県 絶滅危惧II類 奈良県 滋賀県 福井県 岐阜県 三重県 準絶滅危惧 福岡県 鹿児島県 熊本県 島根県 広島県 兵庫県 大阪府 京都府 岡山県 情報不足 和歌山県 愛知県 その他 静岡県(要注目種N-I 現状不明)
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「保全状態評価」を含む「アブラボテ」の記事については、「アブラボテ」の概要を参照ください。
保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 06:54 UTC 版)
絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) 国内希少野生動植物種 「種の保存法」により平成14年から国内希少野生動植物種に指定されているため朝鮮半島産のものも含めて無許可の採取、販売、展示、飼育などが全て禁止されている。 本種の生息を脅かす要因として以下の6つが挙げられる。 河川中・下流域や水路の改修による産卵母貝の減少 水質汚濁 オオクチバスによる捕食、タイリクバラタナゴとの競合など外来種の影響 本種の分布域に人為的に移入された近似種(カゼトゲタナゴ)との交雑 密漁 生息地の分断、個体数減少による遺伝的多様性の低下
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 07:48 UTC 版)
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト) 開発による生息地の破壊とそれに伴う二枚貝類の減少、ブラックバスやブルーギルの食害等により生息数は減少している。霞ヶ浦ではオオタナゴによる競合駆逐が問題となっている。2007年には環境省レッドリストの準絶滅危惧カテゴリに記載された。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/25 05:44 UTC 版)
絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト) 関東地方の河川では、水質汚染や餌となる水生昆虫の減少の影響を受け、個体数および生息地を減らしている。
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保全状態評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/31 02:04 UTC 版)
絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト) 滋賀県版レッドリスト 要注目種 琵琶湖特産種のうえ、ブルーギルやオオクチバス(ブラックバス)による捕食が影響し個体数は減少している。環境省の汽水・淡水魚類レッドリストでは1999年版で「準絶滅危惧(NT)」として掲載されたが、危機的状況に陥ったという判断から2007年版では一気に「絶滅危惧IA類(CR)」に変更された。 もともとイサザの漁獲量は変動が大きい。1950年代に一旦激減した後、1962-86年には160-590tまで回復したが、1988年以降に再び漁獲が激減、1993-95年には1t以下にまで落ち込んだ。その後再び漁獲されるようになったが以前ほど漁獲されていない。有効な保全策も不明とされている。
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保全状態評価
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「ヤエヤマコキクガシラコウモリ」の記事における「保全状態評価」の解説
ヤエヤマコキクガシラコウモリ Rhinolophus perditus perditus 絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト) 沖縄県版レッドデータブック - 絶滅危惧II類 イリオモテコキクガシラコウモリ Rhinolophus perditus imaizumii 絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト) 沖縄県版レッドデータブック - 絶滅危惧II類 土地改良にともなう洞窟の減少や洞窟内部の環境変化、さらに採餌場である森林の減少や孤立化が減少の要因と考えられている。
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