レッドデータブックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 社会一般 > 資料集 > レッドデータブックの意味・解説 

レッド‐データ‐ブック【Red Data Book】

読み方:れっどでーたぶっく

絶滅するおそれのある野生生物としてレッドリスト掲載され生物種について、その形態・分布生息状況保護対策などを取りまとめ資料自然保護施策などに反映されるIUCN国際自然保護連合)が1966年から世界規模のレッドデータブックを刊行しているほか、世界各国地域および団体などが独自のレッドデータブックを作成公表している。RDB


RDB(レッドデータブック)

 環境省が、日本の絶滅のおそれのある野生生物種について、それらの生息状況等をとりまとめたもの。全世界レベルのレッドデータブックを編纂しているIUCN(国際自然保護連合)において、より定量的評価基準に基づく新たなカテゴリー平成6年採択されたことを受け、わが国でも平成7年からレッドデータブックの見直し作業開始している。新しいレッドデータブックは、平成16年9月現在、爬虫類・両生類ほ乳類鳥類植物Ⅰ、植物版が刊行されている。

レッド・データ・ブック(Red Data Book)

絶滅のおそれのある野生動植物の種に関する報告書。名称はIUCN国際自然保護連合)が初め発行したものの表紙に赤い紙が使われていたことによります我が国では,動物について環境庁平成3年に「日本の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブック-」を発行してます。植物平成元年に,その他「日本自然保護協会世界自然保護基金日本委員会から「我が国における保護上重要な植物種現状」が発行され,また水生生物については水産庁1994年1995年に「日本希少な野生水生生物に関する基礎資料(Ⅰ),()」としてとりまとめてます。チョウ類については学会1993年に「日本産類の衰亡保護」としてまとめてます。その他,神奈川県三重県兵庫県などの地方自治体希少な動植物について発行してます。

レッドデータブック

 国際自然保護連合(IUCN)が世界各国専門家の協力によって作成した絶滅のおそれのある種リストや、生態圧迫要因等を取りまとめデータ集。日本においても、環境省専門家の協力得て、「日本絶滅のおそれのある野生動物日本版レッドデータブック)」を取りまとめている。また、植物についても、(財)日本自然保護協会および世界自然保護基金日本委員会によって、同様の調査が行われ、日本版レッドデータブックを発行している。

レッド・データブック


レッドデータブック Red Data Book

国際自然保護連合(IUCN)が作成出版している、希少、あるいは絶滅危機に頻している動植物に関する資料集最新2000年度版。ただし、最近では各国が独自の「レッドデータブック」を作成している。>ホームページ参照 

レッドデータブック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/02 10:45 UTC 版)

レッドデータブックRed Data Book、略記:RDB)は、絶滅のおそれのある野生生物に関する保全状況分布生態、影響を与えている要因等の情報を記載した図書である。1966年IUCN(国際自然保護連合)が中心となって作成されたものに始まり、現在は各国や団体等によってもこれに準じるものが多数作成されている。日本で単に「レッドデータブック」と言うときは、環境省によるもの、あるいはIUCNによるものを指すことが多い。本項では環境省作成のものを中心として記すため、IUCNによるもの、日本以外の国によるもの、日本の地方自治体によるものなどについては#その他の団体によるレッドデータブックを参照。


  1. ^ 環境省報道発表資料 『(お知らせ)レッドデータブック2014<哺乳類、鳥類、爬虫類・両生類、貝類、その他無脊椎動物>の完成・出版について』、2014年10月9日。
  2. ^ 環境省報道発表資料 『(お知らせ)レッドデータブック2014<汽水・淡水魚類、昆虫類、植物II>の完成・出版について』、2015年3月9日。
  3. ^ 環境省報道発表資料 『(お知らせ)レッドデータブック2014<植物I>の完成・出版について』、2015年3月20日。
  4. ^ 環境庁(2000、21頁)
  5. ^ a b 我が国における保護上重要な植物種及び群落に関する研究委員会植物種分科会(1989)
  6. ^ 水産庁編 (2000)
  7. ^ a b c NPO法人野生生物調査協会及びNPO法人Envision環境保全事務所「レッドデータブックの歴史」『日本のレッドデータ検索システム Archived 2016年7月1日, at the Wayback Machine.』(2015年5月8日閲覧)
  8. ^ 日本哺乳類学会編(1997)
  9. ^ 日本ベントス学会編(2012)
  10. ^ 京都府『京都府レッドデータブック』(2015年5月8日閲覧)
  11. ^ レッドデータブック近畿研究会編著『近畿地方の保護上重要な植物 -レッドデータブック近畿-』関西自然保護機構、1995年1月、121頁。


「レッドデータブック」の続きの解説一覧

レッドデータブック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 20:58 UTC 版)

ムクノキ」の記事における「レッドデータブック」の解説

下記地方公共団体作成したレッドデータブックに掲載されている。 長野県絶滅危惧IB富山県希少種 沖縄県絶滅危惧IB

※この「レッドデータブック」の解説は、「ムクノキ」の解説の一部です。
「レッドデータブック」を含む「ムクノキ」の記事については、「ムクノキ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「レッドデータブック」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



レッドデータブックと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「レッドデータブック」の関連用語

レッドデータブックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



レッドデータブックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
農林水産省農林水産省
Copyright:2024 The Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries of Japan
九州環境管理協会九州環境管理協会
財団法人 九州環境管理協会(以下、「当協会」とします)ホームページに記載されている全ての文章、写真その他の画像等の著作権は、すべて当協会に帰属します。これらを無断で転載・複製することは、私的使用または引用として使用する場合を除き、著作権法で禁止されています。
環境省環境省
Copyright © 2024 Kankyosho All rights reserved.
建機プロ建機プロ
Copyright (c) 2024 SHIN CATERPILLAR MITSUBISHI LTD.All rights reserved.
キャタピラージャパン建機プロ -次世代の砕石業研究会-
社団法人日本造園組合連合会社団法人日本造園組合連合会
JAPAN FEDERATION OF LANDSCAPE CONTRACTORS 2024 All rights reserved
日本ウミガメ協議会日本ウミガメ協議会
(C) 特定非営利活動法人日本ウミガメ協議会,2024,Japan
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレッドデータブック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのムクノキ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS