サケ

デジタル大辞泉

さけ【^×梟】

読み方：さけ

フクロウの古名。〈和名抄〉

さけ【酒】

読み方：さけ

１ エチルアルコールを含んだ飲料の総称。製造法から、醸造酒・蒸留酒・混成酒に大別され、また、原料の違いによって世界中に多くの種類がある。

２ 清酒の通称。英語でもsakeで通用する。「辛口の—を好む」

３ 酒を飲むこと。飲む度合いや飲み方についていう。「—が強い」「あの人はいい—だ」

４ 酒盛り。酒宴。「—の席」

[補説] 　
2017年に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2017」キャンペーンでの「酒」への投稿から選ばれた優秀作品。

◆人に寄り添い、そっと励ますもの。
nodokaさん

◆酌み交わす相手や、自分の心のガードを少し緩めてくれる道具。
きんぎょさん

◆飲み方によっては天使にも悪魔にもなるもの。
あっかさん

◆賢者はこれを薬に変え、愚者はこれを毒に変える。
詩のぶさん

◆飲む時は薬で翌朝は毒に変わる飲み物。
ネコキャットさん

さけ【^×鮭／^×鮏】

読み方：さけ

１ サケ目サケ科の海水魚。全長約1メートル。体は長い紡錘形で側扁し、尾びれ近くに脂びれがある。背側は暗青色、腹側は銀白色。北太平洋を広く回遊し、河川に上って産卵する。産卵期の雄は吻(ふん)が鉤(かぎ)状に曲がるので、俗に鼻曲がりとよばれる。肉は淡紅色で美味。卵は筋子(すじこ)・イクラとして賞味される。シロザケ。しゃけ。《季 秋》「—のぼる古瀬や霧のなほまとふ／秋桜子」

２ サケ科の海水魚の総称。サケ・ベニザケ・ギンザケ・カラフトマス・サクラマス・ビワマス・マスノスケの7種がある。産卵期には遡河(そか)し、孵化(ふか)した幼魚は河を下り、海に出て回遊し、母川に戻る。

さけ【鮭】

読み方：さけ

洋画家、高橋由一による油絵。縦長の画面に、縄で吊るされ身を欠き取られた新巻鮭を描いたもの。明治8年から12年（1875〜1879）頃の作。東京芸術大学所蔵。国指定重要文化財。鮭図。

難読語辞典

石桂魚

読み方：サケ（ｓａｋｅ）

サケ科の遡河性魚

デジタルお魚図鑑

サケ

学名：Oncorhynchus keta 英名：Chum salmon 地方名：サケ、オオスミ、ビン　 脊椎動物門−硬骨魚綱−サケ目−サケ科 ※出典：長崎県水産部ホームページ 著作権：尼岡　邦夫 特徴 サケ類の中で一般にサケと呼ばれているのがシロザケである。成魚は夏の終わりごろから冬に生まれた川をさかのぼり、河川の中流域の砂礫底に産卵床を掘って卵径５〜9.5ｍｍの卵を２千〜５千個産む。産卵期には雌雄ともになるとお腹の部分に雲紋状の赤みがかった紫色の斑点が現れ、雄は下あごと口先が伸びる。産卵を終えると一週間ほどで死んでしまう。通常は４年ほど海で過ごしオキアミなどを食べて成熟する。生まれた川にかえってくることについてははっきりとわかっていないが、川の味や匂いを記憶しているとの説が有力である。沖合いで漁獲されるものは脂肪やうまみ成分がありおいしい。 分布：日本の中部地方以北〜アメリカオレゴン州 大きさ：80cm 漁法：定置網、建網、合わせ網 食べ方：照り焼き、塩焼き、ムニエル、筋子

動物名辞典

鮏

読み方：サケ（ｓａｋｅ）

サケ科の遡河性魚

学名 Oncorhynchus keta

石桂魚

読み方：サケ（ｓａｋｅ）

サケ科の遡河性魚

学名 Oncorhynchus keta

鮭

読み方：サケ（ｓａｋｅ）

サケ科の遡河性魚

学名 Oncorhynchus keta

季語・季題辞典

鮏

読み方：サケ（ｓａｋｅ）

サケ科の海魚

季節 秋

分類 動物

鮭

読み方：サケ（ｓａｋｅ）

サケ科の海魚

季節 秋

分類 動物

近代文学作品名辞典

鮭

読み方：サケ（ｓａｋｅ）

作者 開高健

初出 昭和48年

ジャンル 随筆

ウィキペディア

サケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/02 07:04 UTC 版)

サケ（鮭、石桂魚、鮏、年魚、Oncorhynchus keta）は、サケ目サケ科サケ属の魚。狭義には種としてのO. keta の標準和名であるが、広義にはサケ類一般を指すことが多い。

ウィキペディア小見出し辞書

サケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/01 22:52 UTC 版)

「ヴェーネルン湖」の記事における「サケ」の解説

ヴェーネルン湖には、ヴェーネルン・サーモンとして知られる2種類の湖沼型のサケがいる。そのサケは、ヴェーネルン湖に固有のもので、近隣の湖に産卵する。一つ目の種類は、東の流入河川Gullspångsälvenにちなんで「グルッスポング･サケ」と呼ばれている。二つ目の種類は、Klarälvサケで、主にクラール川に産卵する。これらの種は、バルト海のサケと同族で、ヴェーネルン湖で9,000年間独自に発達した。これらの種は、降海しないことで有名である。 これらの大きな湖沼型のサケは、約18キログラムの重さがあることで知られている。20キログラムを超える世界最大の湖沼型のサケは、ヴェーネルン湖で捕獲された。それは、ほぼ間違いなくスポーツ・フィッシングをする人の最も望む獲物である。また、流域の川には他の3種のサケ類の魚もいる。

サケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/04/08 14:21 UTC 版)

「スーパーチャイニーズ」の記事における「サケ」の解説

酒瓶のマーク。ドーラゴンの動きが遅くなる。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

サケ

出典:『Wiktionary』 (2021/06/19 01:10 UTC 版)

名詞

サケ 【鮭、鮏】

1. ［分類学、最広義］魚の一種。サケ目^(wp)サケ科 (familia Salmonidae) に分類される魚類。サケ類。川で産卵をおこない、孵化した幼魚の多くは川を下って海を回遊^(wp)する。成長した魚は産卵のために自分が生まれた川へ戻って遡上する。
2. ［分類学（広義）］1のうち、サケ属 (genus Oncorhynchus) に分類される魚類の総称。
   • カラフトマス^(wp)、サケ（シロザケ）、ベニザケ^(wp)、サクラマス^(wp)、サツキマス^(wp)、ギンザケ^(wp)、マスノスケ^(wp)、ほか。欧米で一般的なタイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）に代表されるタイセイヨウサケ属とは区別される。
3. ［分類学（狭義）］（ 同 上 ）　サケ属の1種である、サケ^(wp)（通称：シロザケ。学名^(wp)：Oncorhynchus keta）のみを指す。
4. ［一般］（表記に規定なし）　基本的には語義3、ときに語義2もしくは語義1に相当する動物の、分類学に依らない日本語名称。「しゃけ（シャケ）」と発音する地域もある（方言）。
5. ［季語］　語意は 4と同じ。秋の季語（三秋の季語）で、分類は動物。
   • 子季語 ：しゃけ（しやけ）、秋味（あきあじ）、初鮭（はつざけ）、鼻曲り鮭（はなまがりさけ）/鼻曲り（はなまがり）、ほか。
   • 関連季語 ：乾鮭（からざけ）、干鮭（ほしざけ）、塩鮭（しおざけ）、塩引（しおびき）、新巻（あらまき）、荒巻（あらまき）、ほか。

発音^(?)

東京アクセント

サ↘ケ（頭高型）

翻訳

• 古英語: leax
• アラビア語: حوت سليمان (ħūt sulaimān)
• ボスニア語: losos 男性
• カタルーニャ語: salmó 男性
• チェコ語: losos 男性
• デンマーク語: laks
• ドイツ語: Lachs 男性
• 英語: salmon
• エストニア語: lõhe
• フィンランド語: lohi
• フランス語: saumon 男性
• クロアチア語: losos 男性
• ハンガリー語: lazac
• インターリングア: salmon
• イタリア語: salmone 男性

• 朝鮮語: 연어 ^(ko) <鰱魚> (yŏnŏ)
• ラテン語: salmo 男性
• ラトヴィア語: lasis 男性
• リトアニア語: lašisa f
• オランダ語: zalm 男性
• ノルウェー語（ノルウェー語（ブークモール））: laks 男性
• ポーランド語: łosoś 男性
• ポルトガル語: salmão 男性
• ルーマニア語: somon 男性
• ロシア語: лосось (losós’) 男性, сёмга (s'ómga) 女性
• シンハラ語: luossa
• スロヴェニア語: losos 男性
• セルビア語: лосос 男性
• スペイン語: salmón 男性
• スウェーデン語: lax
• トルコ語: somon
• 中国語:  (繁): 三文魚, 鮭魚/ (簡): 三文鱼, 鲑鱼

• 学名（ラテン語名）以外、一語で表すものは該当なし。

• チェロキー語: ᏆᎸᏱ ^(chr)
• ドイツ語: Ketalachs (w:de)
• アリュティーク語（w:en. ユピック語の一つ）: alimaq
• 英語: chum salmon ^(en), dog salmon, keta salmon, silverbrite salmon
• フランス語: saumon du Pacifique ^(fr) 男性, saumon chien ^(fr) 男性, saumon chum ^(fr) 男性, saumon kéta ^(fr) 男性
• イタリア語: 該当語未確認（2013年）
• 朝鮮語: 연어 ^(ko) (yeoneo)
• コユコン語（w:en. アサバスカ諸語の一つ）: noolaaghe, noolaay
• オランダ語: chumzalm ^(nl)
• ノルウェー語（ノルウェー語（ブークモール））: Ketalaks ^(no), hundelaks ^(no)
• ロシア語: кета ^(ru) (ketá, kéta) 女性
• スペイン語: salmón chum ^(es) 男性
• 中国語: 大麻哈鱼 ^(zh)（大麻哈魚）, 大马哈鱼（大馬哈魚）, 狗鮭, 秋鮭

関連語

• しゃけ（シャケ）
• ます（鱒）
• サーモン
• トラウト

Weblio日本語例文用例辞書

「サケ」の例文・使い方・用例・文例

• このサケがこの３種類の中では最も塩分が少ない
• サケの稚魚を川に放流した
• 川をのぼるサケの群れ
• サケは産卵のために川を上る
• サケの薫製
• 缶詰と瓶詰のサケがございます。
• サケは通常2-3kgである。
• サケとマスはどちらもサケ科の魚である。
• 先生がサケのスモルトを見せてくれた。
• 子供たちはサケの幼魚を川に放流した。
• サケをキッパーにするやり方を父が教えてくれた。
• サケは産卵するためのレッドとして知られる床を作る。
• 産卵期のサケの雌は生まれた流れを目指して川をさかのぼる。
• サケは淡水で産卵する。
• これはその川をのぼってきたサケです。
• サケ漁場.
• その店でサケは手に入らなかった.
• そのサケは 10 ポンドある.
• サケが川をさかのぼり始めた.
• サケのサラダ.