重要文化財
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/23 05:04 UTC 版)
重要文化財(じゅうようぶんかざい)は、日本に所在する建造物、美術工芸品、考古資料、歴史資料等の有形文化財のうち、歴史上・芸術上の価値の高いもの、または学術的に価値の高いものとして文化財保護法に基づき日本国政府(文部科学大臣)が指定した文化財を指す。重文(じゅうぶん)と略称されることが多い。文化庁による英語表記はImportant Cultural Properties[1]。
注釈
- ^ 無形文化財の選定制度とは、文化財保護法制定時の無形文化財保護制度であり、無形文化財のうち特に価値の高いもので国が保護しなければ衰亡するおそれのあるものについて、文化財保護委員会が「助成の措置を講ずべき無形文化財」として選定したもの。この選定制度は、1954年(昭和29年)の文化財保護法改正で、重要無形文化財の指定制度および「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」の選択制度に移行した。
- ^ 正式の指定名称は「日本ハリストス正教会教団復活大聖堂」
- ^ 大学関係では同志社大学礼拝堂がもっとも早く1963年の指定である。
- ^ 他に「徳島藩御召鯨船千山丸(徳島城博物館蔵)」が歴史資料部門(大名が実際に利用していた和船で唯一現存する)で指定されている。
- ^ 第二次大戦終戦以前に指定された民間所有の建造物としては、他に奈良県の今西家書院(1937年指定)があるが、文化庁の分類では「民家」の範疇には入らない。
出典
- ^ 参照:文化庁公式サイト、PDFファイル:「国立文化財機構 概要 平成19年度」など
- ^ “修理現場から文化力”. 文化庁. 2023年11月23日閲覧。
- ^ 昭和26年文化財保護委員会告示第2号
- ^ “円満院の重文建物、宗教法人が約10億円で落札…文化庁困惑”. 読売新聞. (2009年5月31日). オリジナルの2009年6月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ “大津の古刹、円満院の重文建物が10億円で落札”. 産経新聞. (2009年6月1日). オリジナルの2010年3月2日時点におけるアーカイブ。
- ^ 松山巖「国宝という物語」『国宝』(とんぼの本、改訂増補)、新潮社、2005、p.207
- ^ 『日本大百科全書』第9巻、小学館、p.208(「国宝」の項)
- ^ a b 文化財指定等の件数 文化庁
- ^ 国宝・重要文化財 都道府県別指定件数一覧
- ^ “盗難を含む所在不明に関する情報提供について~取り戻そう!みんなの文化財~”. 文化庁 (2023年4月7日). 2023年4月26日閲覧。
- ^ 所在不明文化財(国指定)の内訳 文化庁 2023年4月7日
- ^ “所在不明になっている国指定文化財(美術工芸品)”. 文化庁 (2023年4月7日). 2023年4月26日閲覧。
- ^ 建造物の分類別指定件数については『月刊文化財』495号、第一法規、2004、p8及び『月刊文化財』502号、第一法規、2005、p8、を参照。
- ^ 宮内庁三の丸尚蔵館の今後の保存・公開の在り方に関する提言 第4回 宮内庁
- ^ 蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)収蔵作品詳細 宮内庁三の丸尚蔵館
- ^ 春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)収蔵作品詳細 宮内庁三の丸尚蔵館
- ^ 唐獅子図屏風(からじしずびょうぶ)収蔵作品詳細 宮内庁三の丸尚蔵館
- ^ 動植綵絵(どうしょくさいえ)収蔵作品詳細 宮内庁三の丸尚蔵館
- ^ 蒙古襲来絵詞など国宝に 宮内庁保管で初―文化審議会 時事通信 2021年7月16日
- ^ 令和3年9月30日文部科学省告示第161・162号。
- ^ 皇居内の三の丸尚蔵館、収蔵品管理を宮内庁から文化庁へ移管 朝日新聞 2022年8月23日
- ^ 文化審議会答申 (国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定等)Ⅱ.解説1.国宝(美術工芸品)の指定 文化庁
国指定重要文化財
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新勝寺 5棟 - 各建物の解説は前出。仁王門 三重塔 釈迦堂 額堂 光明堂 木造不動明王及二童子像 - 大本堂に安置する当寺の秘仏本尊。中尊の不動明王像は、坐像で像高約133cm。両脇に二童子をしたがえる。鎌倉時代の後期(13世紀~14世紀)作。
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