重戦機エルガイム 登場兵器

重戦機エルガイム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/28 08:50 UTC 版)

登場兵器

反乱軍の兵器

諸元
エルガイム
分類 A級ヘビーメタル
所属 反乱軍
設計 ダバ・ハッサー
開発 ダバ・ハッサー
製造 ダバ・ハッサー
生産形態 改良機
全高 24.1m(ランドブースター「ライト」装備時)
頭頂高 20.7m(通常時)
22.5m(サスペンションストローク最大伸長状態時)
本体重量 19.1t
全備重量 31.1t(スパイラル・フロー「フリッカ」含む)
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
HMI スパイラル・フローシステム
武装 セイバー
ランサー
ハンドランチャー
パワーランチャー
Sマイン(シールドに装填)
アキュート
バスターランチャー(オプション)
乗員人数 1人
搭乗者 ダバ・マイロード
ファンネリア・アム
リリス・ファウ(第12話のみ一時的に搭乗)
その他 ムーバル・フレーム:Mサイズ
エルガイム(L-GAIM)
ダバ・マイロードの最初の愛機。失われたヤーマン族の遺産ともいえるA級HM。スパイラル・フローを首の付け根に収納することでコクピットとする。小型の大気圏内飛行用ランドブースター「ライト」を背面に装備することで単体での飛行が可能だが、長距離は大型のランドブースター「スピリッツ」を使用する。また、後述するプローラー(ランドブースター)形態に変形したエルガイムMK-IIと合体する事も可能である[11]
両腕の格納部にはセイバー、ランサー、ハンドランチャーをどれか1本ずつ収納可能。パワーランチャー接続口は3。ほかに人体とは異なる位置で曲がる腕関節を生かし、曲げたことにより露出する腕部装甲の尖った箇所で相手を突く近接格闘装備アキュートがある。前述のような事情で間合いは短い。ムーバル・フレームはMサイズ。
ハンドメイドとされているが、実際はヤーマン族カモン王朝のオリジナルHMガイラムの改良機である。ダバ・マイロードの養父ダバ・ハッサーが、乗機からマイロードの出自が露呈しないように、外装の変更とヤーマン族復興の際に即戦力となるよう量産を容易にするため、敢えて構造の簡素化等のデ・チューンが施されている。それでも、A級HMの中でも戦闘力は安定したレベルを保持しているが、ほとんど突出した面のない無難な機体性能だったため、A級HMとしては平均的なレベルに過ぎない。しかし、A級HMの常として、オリジナルHMと遜色ない機能を発揮できる部品が使われている。ヘッドライナーはダバ・マイロード、およびファンネリア・アム[注 3]
Mk-II登場後には、Mk-I(マークワン)とも呼称されるようになるが、やや影が薄くなり出番は減少、特にMk-II登場直後の話(第26話 - 第27話)では、無断でMk-II用にコアパーツを部品取りされたり、(ギャブレーの作戦による)アシュラテンプルの自爆の巻き添えを食らって大破した。しかし、アムの操縦でリィリィのグルーンを撃墜したり(第51話)、最終話では、ダバが本物のポセイダル(アマンダラ)操るオージとの戦いでMk-IIを失った後、スパイラルフロー・ビュイを用いて再びエルガイムに搭乗して、戦域から離脱しようとしたギワザ・ロワウ搭乗のシャトルをMk-II用のバスターランチャーで狙撃して最後のケリをつけた。
『UNDER THE SUNS』では、Mk-IIは登場するが乗り換えることなく、最終決戦まで本機で戦い抜き、オージとの戦闘において大破、ダバはスパイラル・フローで離脱し、本機は放棄された。
永野護はスタッフ間で使われる設定書に「Lガイム」と記載することもあった。
スペック
頭頂高20.7m(通常状態時での場合。サスペンションストローク最大伸長状態時22.5m、ランドブースター「ライト」装備時24.1m)、全備重量31.1t(スパイラルフロー・フリッカ含む)、本体重量19.1t[11]
武装
セイバー、ランサー、ハンドランチャー、パワーランチャー、Sマイン(シールドに装填)、アキュート、バスターランチャー(オプション)
スパイラル・フロー(Spiral Flow)
普段は車両のように独立してホバー走行するエアバイクで、これが変形して収納されることにより、そのままコクピットとして機能するシステム。エルガイム用のスパイラル・フローはフリッカと呼ばれる。ヤーマン族独特の技術で、ポセイダル軍のHMには一切採用されていない。エルガイムの場合、首の付け根に収納スペースがあり、変形し収納されたフリッカの内側がスクリーンとなることで、視界210度という高い視認性を確保する。収納されても常にフリッカは内部で浮遊しており、衝撃やGに対するパイロットへの負担を軽減している。スパイラル・フロー収納の際、パイロットは「ドッキング・センサー」と発声する。作中でスパイラル・フローシステムを採用したHMは、エルガイム、エルガイムMk-II、ヌーベルディザード、そしてディザードの一部の機体の計4機種である。なお、エルガイムには補助操縦システムも組み込まれており、フリッカ未収納でも簡易操縦は可能だが、衝撃吸収機能をこのシステムに依存しているため、戦闘行動はまず不可能(第2話)。また、Mk-II用のスパイラル・フロー・ビュイでも操縦は可能で、劇中では最終回でエルガイムを操縦する場面が見られるが、その際はビュイの細長い前面カバーのみがモニターとして機能するため、上下はともかく、左右の視界は極めて狭い。またそれとは逆にエルガイムMk-IIにフリッカを収納することは、サイズの都合上不可能となっている。
諸元
アモンデュール「スタック」
分類 可変A級ヘビーメタル
所属 ポセイダル軍
設計 ポセイダル軍
開発 メッシュ・メーカー
製造 惑星トライデトアル・ドヴァ空港
生産形態 試作機
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
乗員人数 1人
搭乗者 ギャブレット・ギャブレー
アモンデュール「スタック」(Amonduul[Stack])
ディザードをベースに設計された可変A級HM。ポセイダルが基本設計を行い、ポセイダル軍技術者メッシュ・メーカーがトライデトアルの正規軍のドヴァ空港の工場内にて開発した。コードネームは「スタック」。ペンタゴナワールドにおいて、A級としては数百年ぶりに新設計されたHM。ポセイダルとヤーマンの技術の融合を図った上に、変形というこれまでのHMに無い機能を導入した野心的な機体だが、スパイラル・フローシステムは採用されておらず、その目的は達成したとは言い難い。ミラウー・キャオは一目で、この機体にヤーマンの技術が導入されていることを見抜いた。初陣のヘッドライナーはギャブレット・ギャブレーだったが、運用方法のまずさ(脚部を折畳んだまま歩行しようとした)から本来の性能を発揮できず、「兵器とは単一機能を確実にこなすものでなくてはいかん」と酷評していた(但し、後に生まれ変わったMk-IIを見た時は逆に絶賛していた)。結局、潜入してきたダバ一行に奪取され、彼らの改造(改修)によって後述のエルガイムMk-IIとして生まれ変わり、「技術の融合」という当初の目的は達成されることとなった。
高速移動時にはプローラーと呼ばれる飛行形態(ランドブースター)に変形する。
諸元
エルガイムMk-II
分類 可変A級ヘビーメタル
所属 反乱軍
開発 ミラウー・キャオ
生産形態 カスタム機
全高 26.5m
頭頂高 22.6m
本体重量 不明
全備重量 36.8t
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
HMI スパイラル・フローシステム
武装 セイバー
ランサー
ハンドランチャー
パワーランチャー
Sマイン
バスターランチャー
乗員人数 1人
搭乗者 ダバ・マイロード
エルガイムMk-II(L-GAIM Mark-II)
ダバの一行のドヴァ襲撃時にキャオがメッシュと共にどさくさ紛れに奪取した先述の可変HMアモンデュール「スタック」を改造したものである。
奪取時の乱戦で頭部を失ったが、過去の戦火で失われたポセイダル軍のHM・ブラッドテンプル3番機の頭部(キャオが発掘)を取り付け、さらにエルガイム同様スパイラルフローなどヤーマンの技術がより導入されたことでより強力な機体となった。
コクピットとしているスパイラルフロー(Mk-II用のものはビュイ)はフリッカの様に変形せず、そのままMk-IIの胸部に収納される。収納ブロックの内側全面がスクリーンとして表示され、エルガイム以上の360度の視認性を確保する。360度スクリーンは本来、ダバとキャオがエルガイムで実現しようとした機能だったが、多忙のため先送りになり、結局Mk-IIにて実現することとなった。続々とポセイダル軍が繰り出してくる強力なA級HMに抗しきれなくなりつつあったエルガイムに代わり、反乱軍のシンボル的な機体として、A級HM相手でも互角以上の戦いができるようになった。ただし、バランスの取れたエルガイムと違い、それなりに腕に覚えのあるヘッドライナーでないと使いこなせない。事実、ダバも性能を発揮するまで、ある程度時間がかかっていた。
プローラー形態で肩装甲に他のHMがぶら下がるためのハンドルと、脛にMk-Iとのドッキング用フックが追加された。セイバー、ランサー、ハンドランチャー、パワーランチャー、Sマイン、バスターランチャーを装備。ランチャー接続口は6。ヤーマンとポセイダルの技術の完全な融合という新世代のHMで、オリジナルと呼んでも良いグレードだが、A級として分類されることが多い。ヘッドライナーはダバ・マイロード。リリス・ファウもダバと共に搭乗することが多い。
『UNDER THE SUNS』では、レッシィの乗機として登場(デザインは明らかにMk-IIであるが、作中ではエルガイムMk-IIとは明言されていない)し、HM形態は作中では描かれていない。
当初は全高29.9m、頭頂高23.4m、全備重量36.8tと設定されていたが、途中で設定書の該当部分が線で消され、全高26.5m、頭頂高22.6mに設定が変更されている。名称もグレイオンであった。
前述の通り富野監督の意向で実現はしなかったが、ファティマ搭乗機となる筈だった名残りとして額のクリスタル部分に女性のシルエットが描かれている。
諸元
ディザード
分類 B級ヘビーメタル
所属 反乱軍
設計 反乱軍
開発 反乱軍
製造 反乱軍
生産形態 量産機
全高 20.2m
重量 19.3t
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
武装 セイバー
ランサー
ハンドランチャー
パワーランチャー
Sマイン
乗員人数 1人
搭乗者 ガウ・ハ・レッシィ
その他 ムーバル・フレーム:Mサイズ
ディザード(D-Seerd)
反乱軍がエルガイムの技術を元にして開発したB級HM(ただし、ガウ・ハ・レッシィ機の赤いディザードのみ、1号機ということもあり、パーツの精査や組み立ての精度が高いレベルで行われておりA級HMに匹敵する性能を持っている)。「コピー・エルガイム」(量産型エルガイム)とも呼ばれる。パーツの全体の約80パーセントがエルガイムと共通であり、初期型のA型、マスエルと呼ばれるB型、ターナで改良されたC型の3タイプが存在する。高出力の割にフロッサー(ペンタゴナでの浮上装置の総称)の出力が弱く、重力下での飛行には適さない。なお初期型は生産人員の熟練不足や、設備の不備などからかなり欠陥品が多かったが、これは次第に改善されていき、B型、C型となると本来の性能を発揮するようになった。最初の機体は赤だった(レッシィ用)が、後に白い機体(一般兵用)も配備された。ベースがA級HMということもあり、これまでに反乱軍で使用されていた他のB級HM(ゴロンゴ等)よりも性能は高く、極めて短期間に反乱軍の主戦力となった。短期間の量産・配備が可能だった要因として、反乱軍の技術者達の奮闘と、このことを予期して、予めエルガイムのデ・チューンを行っていたダバ・ハッサーの先見の明が挙げられる。セイバー、ランサー、ハンドランチャー、パワーランチャー、Sマインを装備。ランチャー接続口は2。2機が協力すればバスターランチャーも撃てる(ただし、発射の際の強力な負荷に耐えられず、機体は行動不能となる)。ムーバル・フレームはMサイズ。量産型HMなので多くのパイロットが搭乗しているが、ダバ一行ではガウ・ハ・レッシィやファンネリア・アム、ミラウー・キャオ、セムージュ・シャトが主に使用した。ちなみにダバもエルガイム大破後、エルガイムMk-IIの最終調整が完了するまでの間、一度だけ本機に搭乗した事がある(第28話)。Mk-II入手後はアムがエルガイムに乗ったためキャオがメインパイロット(キャオが搭乗しない場合はセムージュが搭乗)となる。
マスエル
リトル・セイで生産されたB型のディザード。後に名前をディザードに統一される。
諸元
ヌーベル・ディザード
分類 A級ヘビーメタル
所属 反乱軍
生産形態 試作機
全高 24.5m
頭頂高 19.8m
重量 24.9t
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
HMI スパイラル・フローシステム
武装 セイバー
Sマイン
パワーランチャー
乗員人数 1人
搭乗者 ガウ・ハ・レッシィ
その他 ムーバル・フレーム:Mサイズ
ヌーベル・ディザード(Nouvelle D-Seerd)
ポセイダル軍とヤーマン王朝のHM技術の統合を意図したA級HMで、ヤーマンのA級HMガイラムをポセイダルが改造した可変機構を持つHM、そのためクルツ(K)・テンプルとも呼ばれる。
アモンデュール「スタック」のプロトタイプ、本来ランドブースター形態への変形が可能だが、劇中では全く変形しなかった。
ヌーベルはフランス語の「新しい」を意味する。反乱軍に合流したレッシィにアマンダラから貸与されたHM。本来のコクピットはフロッサーシートだが、レッシィに貸与する際にスパイラルフロー・フリッカで使用するよう改修されている。セイバー、Sマイン、パワーランチャーを装備。盾であるバインダーを肩に直接マウントし、パワーランチャーはその先端に装備されている。
テレビシリーズ第34話では、戦闘による損傷と消耗によりエネルギー不足に陥ったため、ホエールからのエネルギー供給を受けた上でバスターランチャーを撃っている。
ランチャー接続口は3。ムーバル・フレームはMサイズ。ヘッドライナーはガウ・ハ・レッシィ。
『UNDER THE SUNS』では、レッシィは再登場の際、エルガイムMk-IIに搭乗していたため、本機は未登場。
諸元
ゴロンゴ
分類 B級ヘビーメタル
所属 反乱軍
設計 ゴロンゴ・ゴーレン
生産形態 量産機
全高 15.7m(地上用)
重量 29.9t
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
武装 セイバー
パワーランチャー
乗員人数 1人
その他 ムーバル・フレーム:Mサイズ
アローン"ゴロンゴ"(Alone Gorongo)
反乱軍が地上で運用しているB級HM。ゴロンゴ・ゴーレンによる設計からその名がある。スペック的にはアローンと大差は無く、劇中でもアローンと呼ばれている事が多い。セイバー、パワーランチャーを装備。ムーバル・フレームはMサイズで大量に生産配備されている。オリジナルのアローンと異なっているのは頭部のデザインのみで、その理由は単に生産性を向上させる為である。ミズンのリトル・セイとトライデトアルのエロウ・バレイとで生産される。カラーリングは茶色。
スペース・アローン"ゴロンゴ"(Space Alone Gorongo)
反乱軍がアローン"ゴロンゴ"を宇宙での運用が可能なように改造した機体。カラーリングが薄緑色に塗装されるほか、胸部に冷却用の通風孔が設置されることが識別点。また背部にはS-グライアと共通デザインのランドセルを装備する。武装は地上用と共通。
ワークス(Works)
ダバ・マイロードとミラウー・キャオが田舎からやって来た際に乗っていたHMキャリア。HMの整備を行なう工場であり、家であり交通手段でもある。トレーラーのように上部のキャリア部分にエルガイムを寝かせて、シートで覆って運搬していた。フロッサーでわずかに浮上して航行するため車輪は無い。エルガイム起動時はフリッカとのドッキングのため短時間だけ直立可能だった。自衛用にパワーランチャーを装備している。ターナ登場後はほとんど出番が無くなっており、第38話では地上で整備していたエルガイムとMk-IIをターナに搬入するシーンで2台同時に登場している。
スピリッツ(Spirits)
HM運搬用飛行メカ。機体下面にHMを吊り下げて飛行可能なほか、純粋に対空・対地支援機としても運用される。パワーランチャーを2門装備。正規軍・反乱軍ともに運用されている。物語前半では、主にファンネリア・アムが搭乗する。
諸元
ターナ
クウォート・ターナ
所属 反乱軍
全長 240m
武装 艦首大型レーザー砲
副砲×2
ターナ(Turner)
アムがアマンダラから調達し、物語の途中からワークスに代わるダバ一行の家となった中型艦。全長240m。正式名称はクウォート・ターナ。「クウォート」と称される所から本来は輸送艦で、改装により艦首大型レーザー砲と副砲2門、HMの発進口が3ヶ所に設置されており、素早い展開が行える。中盤以降は反乱軍艦隊の旗艦となった。なお、特殊な光線を投射する事で、センサー類とレーザー兵器を無効化する「S.L.S(スター・ライト・シャワー)」を艦体下面に装備する。
ホエール(Whale)
レッシィがアマンダラから譲り受けた白亜のソーラーヨット。全長375m。民間船の為にヨットと称してはいるが、実質は巡洋戦艦である。レッシィの離反でまるごと反乱軍のものとなる。対レーザー拡散システムS.L.S(かつてヤーマン族が使用した兵器。特殊な光線を投射する事で、センサー類とレーザー兵器を無効化する装置。スターライトシャワー)を装備。本艦は三番艦で、同型艦はアマン商会(ネームシップ。塗装はブルーグレイ)やサート・スター(二番艦。塗装はショッキングピンク)にも存在する。
ディップス(Dipps)
大型トランスポーター。全長260m。側面と上部に連装ビーム砲を載せた改装戦艦型をディップス改と称する。元は輸送艦なのでHMの搭載量が多い。

ポセイダル軍の兵器

アローン(Alone)
全高15.7m、重量29.9t。アローン・クランプにより設計されたB級HM。現在ガストルに10箇所、トライデトアルに3箇所の製造工場が存在し、正規軍はもとより、反乱軍、民間会社などに幅広く普及している。正規軍で運用される機体(通称:軍用アローン)は、右腕にパワーランチャー、左腕にシールドを装備。またセイバーも装備される。カラーリングは濃紺が基本だが、8話では「濃緑色」に塗装された機体も確認できる。ムーバル・フレームはMサイズ。
ミズン・アローン
全高15.2m、重量30.7t、ミズン星で運用される軍用アローン。両肩にパワーランチャー装備するほか、背部にフロッサーシステムを取り付けている。エンパー・テンプルと同じコンセプトだが、威力は比較にならないほど低い。両腕は細く、三本指のマニピュレーターとなっているのは、肩のパワーランチャーにエネルギーをまわしているため。カラーリングは軍用アローンと共通の濃紺。
諸元
グライア
分類 B級ヘビーメタル
所属 ポセイダル軍
設計 グライア・ノーダ
開発 ポセイダル軍
製造 ポセイダル軍
生産形態 量産機
全高 17.0m
重量 25.7t
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
武装 セイバー
弱装式パワーランチャー
パワーランチャー
乗員人数 1人
その他 バスターランチャー使用可能。
グライア(Greia)
アローンの次に量産されたB級HM。その名は、ギリシャ神話の三身一眼の魔女グライアイに由来する。アローンと共にポセイダル軍の各基地に配備されている。初期型のグライア・ノーダやアローンに比べてセンサーが大きいのが特徴。セイバー、弱装式パワーランチャーのほか、通常型のパワーランチャーも装備可能。バスターランチャー使用可能。設計者はグライア・ノーダ。カラーリングは茶系が基本だが、第9話でガウ・ハ・レッシィが搭乗した機体は「薄紫色」に塗装されていた。
諸元
スペース・グライア
分類 B級ヘビーメタル
所属 ポセイダル軍
設計 グライア・ノーダ
開発 ポセイダル軍
製造 ポセイダル軍
生産形態 量産機
全高 18.5m
重量 19.8t
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
武装 セイバー
パワーランチャー
乗員人数 1人
S-グライア(Space Greia)
「スペースグライア」と呼称される宇宙用のグライア。歩行能力の機能を落とした分の余剰出力をパワーランチャーに振り向けている。背部のブースターにより高い機動性を得ているほか、大気圏内飛行も可能。但し、地上でのフローティング走行はできなくなっている。外観は地上用との共通点は頭部・胴体部分のみとなり、腕部・脚部は大幅にデザインを変更している。
諸元
グライアノーダ
分類 B級ヘビーメタル
所属 ポセイダル軍
反乱軍
設計 グライア・ノーダ
開発 ポセイダル軍
製造 ポセイダル軍
生産形態 初期生産機
全高 17.0m
重量 27.8t
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
武装 セイバー
弱装式パワーランチャー
乗員人数 1人
その他 バスターランチャー使用可能。
グライアノーダ(Greia Norda)
頭頂高17.0m、全高19.3m、重量27.8t。MK-Vまでの初期型グライア。武装、スペックはその後のグライアと変わらない。ただ、パラータ・スターのグライアノーダは改良されており、性能はバルブドに匹敵する。マスクをしたような顔が特徴。なお、パラータ・スターの機体は反乱軍に与した民衆に奪取され、反乱軍の僚機となった。色は緑系(ポセイダル軍)と黄色系(反乱軍)が存在。
諸元
バルブド
分類 B級ヘビーメタル
所属 ポセイダル軍
設計 バルブド・カワランガ
開発 ポセイダル軍
製造 ポセイダル軍
生産形態 量産機
全高 18.9m
重量 28.7t
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
武装 セイバー
パワーランチャー
乗員人数 1人
搭乗者 チャイ・チャー
ギャブレット・ギャブレー
その他 ムーバル・フレーム:Mサイズ
バルブド(Bal-Bud)
全高18.9m、重量28.7t。全てのB級HMの基本となった機体でA級のコストダウンに主眼を置いて造られた。そのためパーツの多くがA級HM用のものが使われており最もA級HMに近い性能を持つB級HM。ポセイダル軍近衛兵にも配備された。セイバー、パワーランチャー装備。ムーバル・フレームはMサイズ。少数生産にとどまっているようだ。設計者はバルブド・カワランガで、これにポセイダルが手を加えて完成した機体である。カラーリングは橙色系(一般機)、濃紺(近衛師団機)、青系(15話でのチャイ・チャー機、27話でのギャブレット・ギャブレー機)が存在。
諸元
バルブド・カイゼス
分類 B級ヘビーメタル
所属 ポセイダル軍
設計 バルブド・カワランガ
開発 ポセイダル軍
製造 ポセイダル軍
生産形態 少数生産機
全高 18.9m
重量 28.7t
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
武装 セイバー
パワーランチャー
乗員人数 1人
その他 ムーバル・フレーム:Mサイズ
バルブド・カイゼス(Bal-Bud Kayzess)
メッタの少女隊と呼ばれるギワザ直属の特務部隊専用機。アイセンサーは新型の物を搭載し、ジェネレーターの強化等を施されているため、機体性能は高い。外見上の相違は頭部と胸部のパーツを変更し、両足のスタビライザーが取り外されている。機体色はピンクと黒で塗り分けられ、流星やハートマークといったファンシーで派手なマーキングが施されており、単に「カイゼス」と呼ばれる事も。俗称はニケ。改造の際に搭乗する少女たちの体型に合わせてもいる為、シートが小さく男性では扱いづらいのが欠点。
オージェ(Auge)
頭頂高20.3m、重量23.1t。
ポセイダル家に伝わるHMで、プディンオージェと、もう1機の計2機が存在した。劇中に登場した機体はそのレプリカで、A級。Mサイズのムーバル・フレームにLサイズのジェネレータを搭載する高性能。13人衆ネイ・モー・ハンに貸与され、中盤までエルガイムを圧倒した。また、彼女以外のパイロットが操縦する機体が1機登場する。最大の特徴は両肩に装備した巨大なラウンドバインダー。自由に稼動し、その先にパワーランチャーを装備する。バインダー内部にはセイバー(×4)、ランサー(×4)、スロウランサー(×30)など多数の兵器を格納している(バインダー裏のスロウランサーを一斉に射出する機能も有しており撤退時など目くらまし代わりに運用された)。バインダーをはじめ機体の各所には金が貼られている(バインダーはビーム攻撃を跳ね返すため金の部分は対ビームコーティングのような物である)非常に豪勢な王家のHM、その外見からダバ達反乱軍は「金ピカ」と呼称していた。ランチャー接続口は3。ムーバルフレームはMサイズ。主なヘッドライナーはネイ・モー・ハン。
エルガイムと並び永野護が手を変え品を変え最も数多くリファインを公開している機体である。そのデザインは永野護の漫画ファイブスター物語に登場するMH(モーターヘッド)オージェ・アルスキュル、MM(マシンメサイア)オージェへと繋がっている。永野護の言うところでは、本来は1機しか存在しないポセイダル専用機であるが、作中では別のパイロットが乗る機体が登場しており、永野の意思通りにはならなかった(そもそも永野自身が、マクトミンビルドという、レプリカのオージェからパーツを借用した機体をデザインしている)。
諸元
バッシュ
分類 A級ヘビーメタル
所属 ポセイダル軍
設計 オルドナ・ポセイダル(レプリカ機)
開発 ポセイダル軍
製造 ポセイダル軍
生産形態 少数生産機
全高 21.2m
頭頂高 20.7m
重量 20.0t
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
武装 ミサイル
セイバー(太刀セイバー)
スロウランサー
Sマイン
エネルギーボンバー
パワーランチャー
バスターランチャー
乗員人数 1人
その他 ムーバル・フレーム:Mサイズ
ランチャー接続口×3
ボディはオールラバー製。
バッシュ(Bat-Shu)
A級HMではグルーンとともに製造機数の多い機体。オリジナル(本物のHM)は1機のみで現存せず、劇中登場した機体はレプリカ(十数機存在する)。しかし単体で飛行可能なスーパーフロッサーやバスターランチャーの運用が可能である等、その攻撃能力は非常に高い。ボディはオールラバー製。ミサイル、セイバー(太刀セイバー)、スロウランサー、Sマイン、エネルギーボンバー、パワーランチャー装備。バスターランチャーはオプション。ランチャー接続口は3。ムーバル・フレームはMサイズで、エルガイムMk-Iとほぼ同じ物。そのためアーマーを交換すればエルガイムMk-Iに化けることができる。主なヘッドライナーはギャブレット・ギャブレー、ヘッケラー・マウザーなど。レプリカ機の設計者はオルドナ・ポセイダル。永野のイメージでは真っ黒な機体だったが、黒一色では画面で動きが分かりにくいため、機体色は濃紺とされた。また、この機体が登場した回数もグルーン並みに多く、最終回ではギャブレーが搭乗してダバとともにポセイダルを倒した。
エルガイムやオージェと同じく永野の手でリファインされ、漫画『ファイブスター物語』では主役機のナイト・オブ・ゴールドと並ぶシンボル機『バッシュ・ザ・ブラックナイト』として登場、永野が当初イメージした黒一色の機体となっている。
アシュラ・テンプル(Ashura Temple)
頭頂高22m、重量39.7t。
テンプル・シリーズのA級HM。劇中に登場している機体は、全てオリジナルヘビーメタル「アシュラテンプル」をレストアした機体のさらにレプリカであり、オリジナルのアシュラ・テンプルとはかなり異なっている。出力の高さから、標準で4基のパワーランチャーを扱える。2基のパワーランチャーは背部の副腕が持っている盾・サーカスバインダーに装備され、そのためあらゆる方位への攻撃ができる。劇中で初めてバスターランチャーを使用したが、発射後に動作不能に陥った。胸部には高速で高温の鉄球を無数に撃ち出すリバースボマーを装備する。セイバー、エネルギーボンバー、リバースボマー、パワーランチャー装備。バスターランチャーはオプション。ランチャー接続口は3。カラーリングはマルーン/ライトオレンジでムーバル・フレームはLサイズ。主なヘッドライナーはギャブレット・ギャブレー、バーン・ガニア・キラーズなど。
名前の由来はドイツのロックバンド「アシュ・ラ・テンペル」。
グルーン(G.Roon)
頭頂高20.7m、全高26m、重量不明[12]
A級HMでは数多く量産され、レプリカが10機程度存在する[12][13]。オリジナルのグルーンは過去の戦争でエンパーテンプルに破壊されており現存せず[要出典]。両端にパワーランチャーを備えた遠隔操作可能なロングスピアが主武器[12]。手を離した状態で発射可能だが、エネルギー供給が無いため1-2発が限度で威力も低い[13]。近接武器が豊富で前述のロングスピアの他にセイバー、ランサー、Sマイン、チャフ、前腕に内蔵のパワーランチャーを装備している[13][12][14]。なお内蔵パワーランチャーも威力が低く設定されている[13]。頭部には放電機能を持つ長い2本の角がある[注 4]。バスターランチャーはオプション[注 5]。ランチャー接続口は3[14]。ムーバル・フレームはSサイズだがジェネレーターはMサイズのものを搭載しているのでパワーに秀でている[12]。主なヘッドライナーはネイ・モー・ハン(第31話のみ)、リィリィ・ハッシー、ギャブレット・ギャブレーなど。永野護曰く、本機が本来のネイの愛機[13](但し改造している。サロンズの項を参照)であり、オージェはポセイダルからの借用との事[15]
名前の由来はKing Crimsonの楽曲。
カルバリー・テンプル(Calvary Temple)
頭頂高23.1m、重量31.1t。
テンプルシリーズの名を冠したA級HM。立体視スコープを持ち、顔部マスクが左右非対称である。胸に折り畳み式のレーザーリフレクターを装備し、パワーランチャーをはね返す等、敵機の攻撃を逆手に取った運用が可能である。腕にはエネルギー・サッシュと呼ばれるエネルギー兵器を装備する。砲撃力よりも白兵戦に長けたHMで、二刀流で戦う場面も見られた。ポセイダルに洗脳を受けたダバ・マイロードの義理の妹であり婚約者だったクワサン・オリビーが搭乗した。クワサンの機体はカッパーイエローを主体としたカラーリングで、ヘルミーネ(Hellmeene)というコードネームで呼ばれていた。この機体のみオリジナル(49話に登場した機体がオリジナルとされる設定もある(ラポート誌、昭和60年発行))で、他はレプリカのA級である。その他に黒い機体も数機登場している。セイバー、サッシュ、パワーランチャー装備。バスターランチャーはオプション。ランチャー接続口は3。ムーバル・フレームはLサイズ。主なヘッドライナーはクワサン・オリビー、ハッシャ・モッシャ、リョクレイ・ロン、ハンス・アラハートほか。
諸元
アトール
分類 A級ヘビーメタル
所属 ポセイダル軍
設計 ポセイダル軍
開発 ポセイダル軍
製造 ポセイダル軍
全高 27.5m
頭頂高 22.6m
重量 不明
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
武装 セイバー
フロッガー
パワーランチャー
乗員人数 1人
搭乗者 ギャブレット・ギャブレー
その他 ムーバル・フレーム:Mサイズ
アトール(A.Taul)
頭頂高22.6m、全高27.5m、重量不明。
A級HM。オリジナルに匹敵するパワーを持つ高出力の機体で、スーパーフロッサーを装備しているため単体の飛行が可能。フロッガーと呼ばれる鞭のように使用するセイバーを使用する。パワーランチャーはウィンゲルバインダーと呼ばれる腕に装着されている盾に内蔵されており、設定では両腕からバインダーを切り離して四方からパワーランチャーを射撃する事が可能となっている。通常のセイバーも装備。ムーバル・フレームはMサイズ。主なヘッドライナーはギャブレット・ギャブレー。コミカライズ版ではギャブレーがこの機体でポセイダルを倒している。
名前の由来はフランスのロックバンド「アトール」(ATOLL)。
諸元
アトールV・マクトミンビルド
分類 A級ヘビーメタル
所属 ポセイダル軍
設計 ポセイダル軍
開発 ポセイダル軍
製造 ポセイダル軍
生産形態 カスタム機
全高 27.5m
頭頂高 22.6m
重量 不明
装甲材質 ジーンプラ
動力源 太陽光エネルギー
武装 ラウンドバインダー
バインダー
サーカスバインダー
ロングスピア
バスターランチャー
乗員人数 1人
搭乗者 マフ・マクトミン
その他 ムーバル・フレーム:Mサイズ
アトールV・マクトミンビルド(A.Taul V McTomin Build)
頭頂高22.6m、全高27.5m、重量不明。
13人衆の1人マフ・マクトミンのカスタムHM。アトールファイブと読む。右腕にオージェのラウンドバインダー、左腕にバッシュのバインダー、背部にアシュラテンプルのサーカスバインダー、手持ち武器にグルーンのロングスピアを装備(武装自体はすべてレプリカ)。バスターランチャーはオプション。ベースがアトールということでファイブと名乗っているらしい。また、マクトミン曰く背部にアモンデュール・スタック(エルガイムMk-II)用のブースターが装備されていたら完璧だったという。
「ヘビーメタルの装甲は着せ替えが可能」という永野の設定が作中で反映されなかったため、あえて永野が自分でそれを実現しデザインしたものである。名前の由来は前述のロックバンドからだが、放送当時はアルバムが4枚出されており、5枚目を希望するという意味が含まれている。
オージ(オリジナル・オージェ)(Aug/Original Auge)
頭頂高20m、重量不明。
上半身はオージェのレプリカ(頭部はオリジナルを流用)。右肩がブラッド・テンプル、下半身はプディン・オージェより流用し作製されたHM。本物のHMゆえA級B級といった区別はない。
ポセイダル家に代々伝わるHM オージェ(セカンドセントウォー当時の機体)とは別の機体。
劇中ではオリジナル・オージェと呼ばれている。オージ、オリジナル・オージは本放送後の後付け設定ネーミング。バイオリレーションシステムによるバイオエネルギーと首都スヴェートの基地施設からエネルギー供給を受けるため出力は圧倒的で、至近距離からのエルガイムMk-IIの最大出力のパワーランチャーすら跳ね除ける。アマンダラこと真・ポセイダルが搭乗し、Mk-IIの頭部を切り落とすなど無敵の強さを誇っていたが、ポセイダルの影武者だったミアンの裏切りによりバイオリレーションシステムを止められたため、老化を止めていた真・ポセイダルは一気に老弱して果てた。ハンドランチャー、セイバー、スロウランサー、パワーランチャー、二本のセイバーを連結させて、巨大なサイズを使用する事も可能である。また、作中では装備しなかったが、ブラッドテンプルから流用した右肩部分はバスターランチャーの固定装備が可能となっている。英語表記はAUG。主なヘッドライナーは真・オルドナ・ポセイダル(アマンダラ・カマンダラ)、オルドナ・ポセイダル(ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー)。
ちなみに永野護によれば「着せ替えをしているだけで、基本的にはネイ・モー・ハンのオージェと同じ物であり、プディン・オージェとかいろいろ言われていても全部同じオージェだ」とのこと。デザインは市販のオージェのプラモデルを参考に、より稼動範囲を大きくするようにデザインしたという。
サロンズ(Salonz)
13人衆ネイ・モー・ハン本来の愛機で、彼女がグルーンに改造を施して完成したカスタムHM。グルーンをベースに武装強化し、外観も相当なボリュームアップ施しているために足以外は機体のシルエットをあまり留めておらずカラーリングも赤が主体となっている。グルーンの武装の他にチェーン・ハンマーを装備している。ムーバル・フレームはSサイズ。OVA『フルメタル・ソルジャー』のみ登場。
パゴータ(Pagota)
OVA『フルメタル・ソルジャー』に登場したヘビーメタル。オージェの系統樹上に存在するヘビーメタルで、それに酷似したラウンド・バインダーとセイバーを内蔵した副腕を複数装備。バイオリレーションシステムの試作機が搭載されており、圧倒的な戦闘力を発揮する。プレータ・クォイズの乗機。
エイプ(Ape)
ポセイダル軍総旗艦で、ポセイダル自身が乗り込む戦艦。全長1300mにも達する巨大戦艦で恒星間航行性能も付与され、スラッシュタイプ12隻他、多数のHMを搭載している。巨体なだけに莫大な建造費用がかかり、建造に反対する運動を力で押さえ付けて流血の惨事にもなっている。武装も強力で100門もの長距離パワーランチャーをも含む、数百門のレーザー砲。特に艦首に装備された2門のバスターランチャーは一撃で数隻の艦艇を撃沈するほどの威力を持つ。
サージェ・オーパス(Sarge Opus)
主に13人衆に与えられているプラネットクルーザー(惑星間巡航艦)。全長360m。500門以上のレーザー砲を備え、14機のHMとスライス・シャトルと呼ばれる大型宇宙往還機を搭載している。ギワザがポセイダルに反旗を翻した際に大半がギワザ軍で運用されるようになった。
レイ(Ray)
ポセイダル軍の主力となっているプラネットボンバー(惑星爆撃艦)。全長380m。船体下部にプラネットボンバーと呼ばれる多弾頭ミサイルランチャーを装備しており、第2次聖戦の時にはミズンのヤーマン族を殲滅するために大量に投入され、ヤーマン族の都市部を破壊し尽くした。ヘッケラー・マウザーがスヴェート攻略の際に使用した他、同型艦多数が登場。
スレンダースカラ
ポセイダル軍の遊撃部隊司令官となったギャブレーにギワザが与えたレイ級の艦。船体のカラーリングが異なる以外はレイと同型艦である。ギャブレーが13人衆となって以降も乗艦でありつづけた。
クレパール(Krepaul)
ポセイダル軍近衛部隊旗艦である大型戦艦。全長410m。クワサン・オリビーの艦。
スラッシュ(Slash)
ポセイダル軍が使用している高速宇宙艇。艇と名乗っているが全長160mでHMの搭載も可能。ドリフターロックと呼ばれる連装大型ビーム砲塔を下部へ装備。通常のブリッジの他に全面モニターを備えたコクピットがあり、戦闘時には操縦士が単独で操艦を行う事も可能である。ギャブレイがダバ一行に乗っ取られたトランスポーター追跡に使用したが、本来は地上から軌道上へ緊急迎撃する為のインターセプターで、垂直離床して数分で大気圏外へ到達出来る。

サートスターの兵器

ガイラム(Gayrahm)
頭頂高22.2m、重量16.1t。ミズン星のヤーマン王朝のオリジナルHM(設計はカモン・ワーラーIII)。エルガイムの母体となった機体で、A級およびB級の区別はない。かつてのペンタゴナでの第2次聖戦でポセイダル軍との決戦に備えてヤーマン王朝が改良を行っていた専守防衛に特化したHM(カモン・ワーラーVの時に、対ブラッドテンプル用のグランドバインダー、パドルスピアを備えた)。オリジナルHMとしては珍しく量産されている。ペンタゴナ・ワールドでの戦争の決着はHMでの一騎討ちとなる場合が多く、国力で劣るヤーマンであっても劣勢からの挽回が可能だった。無敵を誇ったテンプルナイツのブラッド・テンプルとも互角に戦ったとされる。、パワーランチャー内装式のパドルスピアとセイバーを装備。背中にエルガイムと同型のランドブースターライトが装着される。ムーバル・フレームはMサイズ。ヤーマン王朝滅亡後、約30機がポセイダル軍に鹵獲され、サートスターに動態保存されていた。ヘッドライナーはフル・フラット、スー・アザンなど。そのうちの1機を王朝重臣だったダバ・ハッサーが、ヤーマン王朝王族の生き残りであるカモン(ダバ)・マイロードとともに密かに持ち出し、改良してエルガイムとして活躍することになる。作中での初登場は第42話。エルガイムの母体となった機体0021はアーメスと呼ばれていた。
ベアズ(Beas)
サートスター警備隊が運用するB級HM。必然的に、搭乗者は全員女性である。パワーランチャー、ミサイルランチャー装備。尻尾状のスタビライザーを装備しており、アステロイドでの機動性に富む。人型ではないため格闘戦には劣る。だがその反面、アステロイド・ベルト用のオート・レイバ-を装備しており、サート・スター近辺では、その能力をいかんなく発揮する。

その他の兵器

民間用アローン
ギャブレーが初登場した時に所有していたHM。軍用のものより装甲が薄く、細身のシルエットとなっているが、性能に大差は無い。全高15.2m、重量21.1t。
スペース・アローン(Space Alone)
全高16.2m、重量29.5t。劇中は専ら「S(エス)アローン」と略称されていた。
ゼッタ(Zedda)
重戦機(ヘビーメタル)に対し軽戦機(マシンナリィ)と呼ばれる簡易機動兵器の一つ。マニピュレーターもありパワーランチャーも扱えるが、HMには分類されない。
脚部がフロッサーの機体で、高速装甲車のような運用をされる。第1話ではリーリン一家が派手なマーキングや角が付いた改造機を使っていた。
また、ポセイダル軍が改造した軍用機もあり、民間用とは外観が異なり背が高く、脚部からシリンダーが露出した、鳥の脚のような形をしている。
クリーンアップは、当時永野がバイク事故を起こしたため北爪宏幸が行っている。なお、かがみあきらがデザインを担当したとする説もある[16]
かつては名称表記を「ゼッダ」とする史料(『MJマテリアル3』他)もあり多少の混乱が見られたが、その後「ゼッタ」に統一されている。
リスタ(Lista)
ゼッタと同じくマシンナリィと呼ばれる簡易機動兵器。ペンタゴナでは比較的入手しやすいらしく野盗も使っている。なお、宇宙用のスペースリスタも登場しているが、これは外見が似ているための俗称であり、本来はB級HMに分類される機体である。
スペース・リスタ(Space Lista)
宇宙用のマシンナリィ。ソーラージェネレーターを利用したプラズマジェットエンジンとスタビライザーにより宇宙空間における運動性は高いが、フロッサーシステムを持たない為、地上では運用不能。
ちなみに本来は、B級HMデルマーグ(設定のみで作中には未登場)をベースに強化改良された全高11.2mのB級HMであるが、マシンナリィのリスタに外型が似ていた為、スペース・リスタの名称が定着し、マリンナリィ扱いされた。
パードナ(Perddner)
マイロードを親の仇としてつけねらったミヤマ・アスフィーのB級HM。一見マシンナリィに見えるが、戦闘力の高さによりHMに分類される。パワーランチャー、セイバー装備。有線ビーム砲である子パードナを使ってエルガイムと互角の戦いを繰り広げた。ただし、複数の子パードナを同時にコントロールするのはかなり困難で、アスフィーも完全に使いこなせていなかった。
ゴンドラ(Gondola)
第50話でポセイダルの影武者、ミアンの記憶に出て来た、劇中の世界より300年も前のHM。アトールと同様にトライデトアル製とされる以外は、その詳細について言及されることはなかった。
クウォート(Quart)
ペンタゴナ全域で広く使われている輸送艦。全長133m。劇中ではトランスポーターと呼称されていた。ポセイダル軍や反乱軍が使用するものはビーム砲塔が装備されている。
グルグル(Gul-Gul)
ポセイダル軍のスラッシュと同系列にある高速キャリアーだが、全長は260mとこちらの方が大型。艇首に固定式パワーランチャー2門。レーザー砲4門を装備。やはり垂直離床が可能でリトル・セイを脱出したダバ一行が僅かな間だけ家にしていたが、第18話でスヴェートに単艦で突入してポセイダル像を破壊した時に大破し、ターナと合流すると放棄された。
パワーランチャー(Power Launcher)
ペンタゴナワールドにおける、HMが装備する標準的なレーザーランチャー。ワークス等にも搭載可能で、エネルギーチューブを本体のコネクタに接続して発砲する(劇中では、チューブを切断されて発射不能になる描写がある)。設定上、エルガイムMk-IIはフル装備だと計12門のパワーランチャーが搭載可能となっている。
バスターランチャー(Buster Launcher)
エルガイム作中において、最高火力を誇る強力な切り札。高圧縮化されたエネルギーをカートリッジ内を封じ込め、本体のパワーを利用して点火。数万℃の火の玉を発射する火器。砲身の全長はHMを上回る。バスターランチャー1本につき、3つのコネクタが必要。A級HMであれば単機で発射可能だが、機体のメンテナンスが不十分だと、発射の際の過負荷に耐え切れずオーバーロードしてしまう。ディザードの項目に記されているように、B級HMでも複数機が協力すれば発射自体は可能だが、機体は行動不能になる。セレクターによりバスター、レーザー、ブラスターの撃ち分けが可能。設定ではエイプの艦首にもバスターランチャーが搭載されている。

テンプルシリーズ

アシュラ・テンプル(Ashura Temple)
テンプルシリーズのオリジナルHM。テレビシリーズにて登場したものは、この機体を基にしたレプリカである。
ブラッド・テンプル(Blood Temple)
ヤーマン王朝とポセイダル軍との戦争においてポセイダルの主力だったテンプルシリーズのオリジナルHM。ムーバル・フレームはL型。ポセイダルの近衛師団テンプルナイツにのみ与えられたHMで、頭部の形状がヘッドライナーごとに異なる。ペンタゴナ・ワールドで最強、無敵を誇ったが、一部の機体は戦火で失われている。残存しているブラッドテンプル23機は、オージェと共にエイプ内に封印、保存されていると言われるが、その真偽が作中で言及されることはなかった。機体は白色で一部赤色。バインダとフレイムランチャーを装備している。
オージの右肩の一部が、ブラッドテンプルのものとされており、これはバスターランチャーを装着するパイロンである。また、エルガイムMk-IIの頭部は、戦火で放棄された同機体の3番機の頭部をミラウー・キャオが発掘して使用したもの。
物語に登場しても“やられメカ”にしかならないということで、デザイナーの永野の愛着により登場させなかった[17]
ボークスからガレージキットが発売されていた時期がある。暫くはブラッド・テンプルの名称をそのまま使用していたが、再発売時には「プロトタイプ・モーターヘッド B・T」の名称に変更されていた。
SLG第4次スーパーロボット大戦/第4次S』では、アマンダラの駆るブラッド・テンプルが登場した。デザイン的にはファイブスター物語に登場するレッド・ミラージュに近い物になっており(レッド・ミラージュはエルガイムのブラッドテンプルの設定を発展させた機体である)、ゲーム作品故に武装も異なっている。
カルバリー・テンプル(Calvary Temple)
テンプルシリーズのオリジナルHM。失われたとされるオリジナルは聖戦時に活躍したもの。テレビシリーズに登場したものはこの機体を基にしたレプリカである。
ディスティニー・テンプル(Destiny Temple)
テンプルシリーズのオリジナルHM。機体は金色をしている。バスターランチャーを装備している。
エンパー・テンプル(Emper Temple)
第51話でフル・フラットの持っていた写真の背景に脚部だけ写っていたオリジナルHM。正式名称はエンペリアルテンプル。ガストガルのフロート・テンプル製と脚部に刻まれている。パドル・スピアが武器。背中に2門のバスターランチャーが装備されている(肩の後ろ)。
フロート・テンプル(Float Temple)
テンプルシリーズのひとつ。HMではなくて1万メートルの高空に浮かぶ、浮島である(オルドナ・ポセイダルの空中宮殿)。島の最長はエイプより少し大きいかほぼ似た大きさ。
ガスト・テンプル(Ghast Temple)
テンプルシリーズのオリジナルHM。機体は黒っぽい色をしている。
オージェ
オージェ(オリジナル・オージェ) はポセイダル家に代々伝わるHM。機体色は黄金。セカンドセントウォー当時のテンプル騎士NO.1だったアマンダラ・カマンダラの機体。テレビシリーズにおける「オージェ(レプリカオージェ)、ネイ・モー・ハンが借りていた機体」 はこの機体を基にしたレプリカである。
プディン・オージェ
ポセイダル家に伝わるHM。機体色は白金。

注釈

  1. ^ EDクレジットではガウ・ハ・レッシーとも表記。
  2. ^ 第22話で登場して以降しばらく出ていなかったが、第35話から再登場。
  3. ^ このほかミラウー・キャオ(第31話)、セムージュ・シャト、また第12話に限りリリス・ファウも一時的に操縦した。
  4. ^ 宇宙空間での過剰電力を効率よく放出するための放電板であり、この放電で相手をショートさせるくらいのことはできるが、設定資料には「つのの放電は武器ではありません!」と但し書きがある[14][13]
  5. ^ 設定資料集では言及されていないが[13][12][14]、第36話と第38話でリィリィが使用している。
  6. ^ 第44話以降を除く。
  7. ^ ただしナレーション上では“プリャーモ・スキャンダル”と説明。
  8. ^ 同話数よりサブタイトルの背景が変更され(第1話 - 第25話:宇宙 → 第26話 - 第54話:エルガイムMK-IIの頭部のアップ)、第54話までサブタイトルの画面表示時に話数が表示されなくなる。
  9. ^ (時差ネットで放送していた)北陸放送では、この回でネット打ち切り
  10. ^ ナレーションでは“ドリーマーズアゲイン”と発音している。

出典

  1. ^ 角川書店ザテレビジョン別冊・重戦機エルガイム-2 83頁より
  2. ^ 小牧雅伸編「エルガイム」『アニメック』1984年3月号、ラポート、1984年3月1日、 97頁、 雑誌 01509-3。
  3. ^ 大全, p. 133, 池原しげと版『重戦機エルガイム』(大都社)の世界.
  4. ^ 『Ζガンダム』LDBOX ライナーノートより。
  5. ^ 漫画情報誌『コミッカーズ』1997年8月号 「アメコミのある部屋」内「永野護先生と『スターウォーズ特別編』を見る」
  6. ^ 大全, pp. 12–18, 富野由悠季インタビュー.
  7. ^ 月刊ニュータイプ1985年6月号より
  8. ^ 大全, pp. 140–143, 渡辺由自インタビュー.
  9. ^ 大全, pp. 169–171, 川村万梨阿インタビュー.
  10. ^ 小杉修造編「重戦機エルガイム」『ジ・アニメ』1984年7月号、近代映画社、1984年7月1日、 43頁、 雑誌コード 05317-7。
  11. ^ a b バンダイ魂SPEC XS-10 エルガイム」付属説明書・機体解説より。
  12. ^ a b c d e f 大全, p. 58, グルーン.
  13. ^ a b c d e f g 大事典, p. 78, グルーン.
  14. ^ a b c d ヘビーメタル完全設定資料集, p. 39, グルーン.
  15. ^ 大事典, p. 74, オージェ.
  16. ^ comic新現実 vol.2 p371」における元アシスタントの証言。
  17. ^ 『模型情報・別冊 MJマテリアル3 H.M L・GAIM スーパー・メカニック・ガイド』、バンダイ、1985年、52頁
  18. ^ 『サンライズロボットアニメ大解剖』(2019年1月27日、三栄書房発行)45ページより。
  19. ^ 「全国放映リスト」『アニメージュ』1985年3月号、徳間書店、 126 - 127頁。
  20. ^ 「テレビ局ネットーワーク」『アニメディア』1986年2月号、学研、 86頁。
  21. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1984年5月号、学習研究社、 98頁。






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