transformer
「transformer」とは
「transformer」は、電力を変換する装置を指す英語の単語である。電流の大きさや電圧を変換する機能を持ち、電力供給の安定化や電力損失の防止に寄与する。例えば、発電所から送られてくる高電圧の電力を、家庭で安全に使用できる低電圧に変換する役割を果たす。「transformer」の発音・読み方
「transformer」の発音は、IPA表記では /trænsˈfɔːrmər/ となる。カタカナ表記では「トランスフォーマー」と読む。日本人が発音する際のカタカナ英語では「トランスフォーマー」となる。「transformer」の定義を英語で解説
A 'transformer' is a device that changes the voltage of an electric current. It is used to step up or step down the voltage, ensuring the stability of power supply and preventing power loss. For instance, it transforms the high voltage power transmitted from power stations into low voltage suitable for household use.「transformer」の類語
「transformer」の類語としては、「converter」や「inverter」がある。これらも電力を変換する装置を指すが、「converter」は一般的に直流を交流に、またはその逆に変換する装置を指し、「inverter」は直流を交流に変換する装置を指す。「transformer」に関連する用語・表現
「transformer」に関連する用語としては、「voltage」(電圧)、「current」(電流)、「power station」(発電所)などがある。これらは電力供給に関連する用語であり、「transformer」の機能を理解する上で重要な要素である。「transformer」の例文
1. The transformer converts the high voltage power into a lower voltage.(トランスフォーマーは高電圧の電力を低電圧に変換する。)2. The power station uses a transformer to ensure the stability of the power supply.(発電所は電力供給の安定化のためにトランスフォーマーを使用する。)
3. The transformer is an essential device in the power transmission system.(トランスフォーマーは電力伝送システムにおいて不可欠な装置である。)
4. The transformer prevents power loss by adjusting the voltage.(トランスフォーマーは電圧を調整することで電力損失を防ぐ。)
5. The inverter is a type of transformer that converts direct current into alternating current.(インバーターは直流を交流に変換するタイプのトランスフォーマーである。)
6. The converter is a transformer that can convert alternating current into direct current and vice versa.(コンバーターは交流を直流に、またはその逆に変換できるトランスフォーマーである。)
7. The transformer steps down the voltage for safe household use.(トランスフォーマーは家庭で安全に使用できるように電圧を下げる。)
8. The transformer is a key component in the electrical grid.(トランスフォーマーは電力網の重要な構成要素である。)
9. The transformer ensures that the current flows at an appropriate voltage.(トランスフォーマーは電流が適切な電圧で流れることを保証する。)
10. The transformer is designed to withstand high voltage.(トランスフォーマーは高電圧に耐えるように設計されている。)
変圧器
(transformer から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 03:37 UTC 版)

変圧器(へんあつき、英語: transformer)あるいはトランスとは、電磁誘導を利用して、交流電源の電圧を変化させる電力機器・電子部品である[1]。変成器(へんせいき)の一種。
変圧器を使用すると、電圧だけでなく電流も変化する。変圧器は静的な(可動部がない)機械であり、周波数を変えずに電力をある電気回路から別の電気回路に転送する[2] 。三相交流は各相ごと変圧を行う必要があり、同じ単相変圧器を3つ用いる。
交流電圧の変換(変圧)、インピーダンス整合、平衡系 - 不平衡系の変換に利用する。
理論
原理



変圧器は、磁気的に結合した(相互誘導)複数のコイルからなる。コイル内外に磁気回路をともなうものもある。コイルに使用する導線を巻線という。
特にふたつのコイルから成るものにおいて、入力側のコイルを一次コイル、出力側のコイルを二次コイルという。一次コイルに交流電流を流し、変動磁場を発生させ、それを相互インダクタンスで結合された二次コイルに伝え、再び電流に変換し、出力する。
変圧器によって電圧を変更することを変圧(へんあつ)といい、電圧を上昇させることを昇圧(しょうあつ)、逆に下降させることを降圧(こうあつ)という。
一次側に入力されるエネルギーと二次側から出力されるエネルギーは同じである。そのため、昇圧させれば電流は減る。
変圧器の特有の現象ではないが、エネルギー保存則の影響を受けるため、一次側に入力したエネルギーは二次側から出力されるエネルギーに加え、発生する熱(ジュール損と渦電流損)や音、漏洩した磁束を含んだ状態と等しくなる。そのため、実際の変換の際にはこれらの損失が発生するため、二次側のエネルギーは減少する。
変圧、巻数、変流の関係
一次コイルの電圧V1、巻数N1、電流I1をそれぞれ一次電圧、一次巻数、一次電流という。同様に二次コイルの電圧V2、巻数N2、電流I2をそれぞれ二次電圧、二次巻数、二次電流という。
またそれらの比V1/V2、N1/N2、I1/I2をそれぞれ変圧比(へんあつひ)、巻数比(まきすうひ)、変流比(へんりゅうひ)という。巻数比は変成比(へんせいひ)とも呼ばれる。
理想的な変圧器では巻数比と変圧比は等しく、さらに変圧比は変流比の逆数と等しい。すなわち、以下が成り立つ:
-
変圧器の内部 一次回路と二次回路を相互インダクタンスで結合する磁気回路として、通常は鉄心が用いられる。高周波用には鉄心を有しないものもある。
変圧器の鉄心には鉄損が少なく、飽和磁束密度・透磁率の大きい材料が適しており、ケイ素鋼板が多く用いられ、特定の方向に磁化し易い方向性鋼板が採用されることも多い。また、特に損失の低減を図る目的でアモルファス磁性材料が用いられることもある。
渦電流損を低減させるため、表面を絶縁処理した薄い鋼板を積層したものや、帯状に圧延した鋼板を巻いた巻鉄心などがある。
巻線には絶縁被覆を有する軟銅線が用いられる。断面形状は一般的なものでは丸形だが、大型用は導体断面積を大きくできる角形となっている。一般には一次巻線を巻いた上に二次巻線を重ねる積層巻が行われるが、特に、信号用・高周波用変成器のように一次・二次の密な結合が必要な場合は、一次・二次の巻線を1本ずつ交互に配置するバイファイラ巻なども行われる。また、複数の二次電圧が必要な場合や電圧の調整が必要な場合は、巻線の途中からタップと呼ばれる端子が取り出される。
鉄心と巻線の配置は以下の2種類ある。
内鉄形
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- 鉄心の周りに低圧巻線、その周りに高圧巻線を配置する、同心円配置が多い。
- 鉄心より巻線が多くなり、銅機械となる。
- 絶縁のため高電圧に用いられる。
外鉄形
-
- 巻線の周りに鉄心を配置したものである。
- 鉄心の周りに低圧巻線・高圧巻線を交互に配置する、交互配置が多い。
- 巻線より鉄心が多くなり、鉄機械となる。
絶縁物の種類
保安装置
変圧器の結線と種類
単相変圧器
単相交流を入出力とするものである。
三相変圧器
三相交流を入出力とするものである。
三相変圧器の結線 結線 線間電圧/相電圧 線電流/相電流 中性点接地 角変位 特徴・用途 Δ - Δ 1 √3倍 不可 無 低電圧の回路で用いられる。 Y - Y √3倍 1 一次、二次とも可能 無 鉄芯の磁気飽和による高調波電圧により誘導起電力が歪むため、Y - Y - Δ結線が用いられることが多い。 Y - Y - Δ √3倍 1 一次、二次とも可能 無 Δ結線の三次巻線に第三調波を流し誘導起電力を正弦波とする。
三次巻線が調相や計測用に用いられることもある。Y - Δ 一次:√3倍
二次:1一次:1
二次:√3倍一次のみ可能 有 降圧に適しているため受電端に用いられる。 Δ - Y 一次:1
二次:√3倍一次:√3倍
二次:1二次のみ可能 有 昇圧に適しており、二次側の中性点接地が可能なため送電端に用いられる。 V - V 1 √3倍 不可 無 配電用柱上変圧器など。利用率が小さい。
Δ - Δ結線で1相が故障した場合の応急用にも用いられることがある。異容量V結線
容量が異なる2台の変圧器をV - V結線し、三相負荷と単相負荷を同時に取り出す変圧器の結線方式。配電用柱上変圧器では、単相(電灯)と三相(動力)の需要家が混在する地点でよく使用される。小容量側の変圧器でV結線の三相負荷の一相へ、大容量側の変圧器でV結線のもう一相と単相負荷を兼用する。前者を専用変圧器、後者を共用相変圧器と呼ぶ。同じ目的に、単相変圧器と三相変圧器を1台にまとめた灯動共用変圧器を使うこともある。
相変換変圧器
三相交流から単相交流に変換する変圧器で、電気鉄道で交流電気車への電力供給や、三相交流電源を用いて単相電気炉や単相モーターを運転する場合などに採用される。
スコット結線変圧器
三相交流から90度の位相差の2組の単相交流を出力するもので、ふたつの巻線を持つ。
出力電圧を揃えるため、ひとつの巻線の巻数比をもう一方の巻線の巻数比の
可変単巻変圧器 単層絶縁巻線の露出面の一部の絶縁膜を剥がし、可動式摺動子を接触させ、単巻変圧器を可変電圧出力式とした製品。スライドトランスとも呼ばれるが、日本ではスライダックが古く[注釈 1]から著名な商標であったためその名で呼ばれることも多い[注釈 2]。最近は、重量や価格の点で有利な半導体による変圧器(Solid-state transformer, SST)や、大電力用には電力用半導体素子を用いた パワーエレクトロニクストランスフォーマー(PET)が用いられることも多いが、これらに対し、出力電圧に波形ひずみを殆ど含まないことは単巻変圧器の大きな特徴である。
磁気漏れ変圧器
磁気漏れ変圧器 磁気漏れ変圧器は一次・二次巻線を別々の区画に離して巻き、これに漏れ磁束のための磁気回路を設けたものである。負荷電流が増加しようとすると漏れ磁束の増加で電圧が低下し、負荷が変動しても電流が一定に保たれる。定電流変圧器とも呼ばれる[7]。漏れインダクタンス(短絡インダクタンス)の値が大きいトランスである。蛍光灯用磁気安定器・ネオン管用変圧器・アーク溶接用変圧器・電子レンジ(マグネトロン)安定用変圧器などに用いられる。
共振変圧器
テスラコイルの一次巻線側から観測した二次巻線上に発生する共振の様子(多数の共振が存在する) 共振変圧器は磁気漏れ変圧器の一種であり、二次巻線に並列に共振コンデンサを接続するかまたは二次巻線の分布容量によって、共振を起こさせるトランスである。磁気漏れ変圧器の二次側短絡インダクタンスと二次側共振容量とが直列共振回路を形成し、二次側の直列共振周波数(1')で一次側から駆動することにより、一次巻線で発生する磁束の位相と二次巻線で発生する磁束の位相が同期する磁界調相結合が起きて昇圧する。二次巻線の短絡インダクタンスをLscとし、二次側の共振容量をCsとすると、共振周波数ω2は、
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- バラン (電子工学)
- 磁性体
- 変電
- 保護継電器
- 柱上変圧器
- 計器用変成器
- 電気機器の冷却方式
- ポリ塩化ビフェニル (PCB)
- 大物車
- 結合係数
- 漏れインダクタンス
- インバータ
- 電源回路
- スイッチング電源
- 商用電源周波数
- 配線用差込接続器
- 灯動共用変圧器
外部リンク
- 『変圧器』 - コトバンク
- トランスについて - 北川電機
- 『68の車輪』(1965年) - 日本通運の企画の下で東京シネマが制作した短編映画。日立製作所・国分工場で製造された変圧器を千葉県野田市郊外に所在の東京電力・東東京変電所(当時)に納品するまでの一連の行動を記録した作品。この作品の序盤に於いて、当時東電が同変電所向けに変圧器(容量30万kVA・重量280t)を発注した背景についての簡単な説明が為されている。『科学映像館』より
Transformer (DJ SOULJAH feat. Def Tech & SIMON)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 08:14 UTC 版)
「Def Tech」の記事における「Transformer (DJ SOULJAH feat. Def Tech & SIMON)」の解説
DJ SOULJAとのコラボ曲。歌の中に、Def Techの代表曲「My Way」のフレーズが流れる。
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