household
「household」とは、家族・一家・世帯のことを意味する英語表現である。
「household」とは・「household」の意味
「household」とは、家族・一家・世帯という意味で用いられる名詞・形容詞である。血縁関係、法的に家族関係のある人だけでなく、雇人なども含め一緒に住んでいる人々のグループを意味する。また、イギリス英語では王室を指すこともある。形容詞は限定用法として用いられ、家族の、一家のという意味のほか、身近な、馴染みのあるという意味でも用いられる。「household」の語源・由来
「household」の語源は、家という意味のゲルマン祖語の「husa」である。ゲルマン祖語の「husa」が、家という意味の古期英語の「hus」に変化し、家という意味の英語「house」になり、つかむことという意味の英語「hold」と融合して「household」になった。倉庫という意味の英語の「warehouse」と語源を同じくする。「household」と「family」の違い
「household」と「family」はどちらも「家族」という意味で用いられるが、定義は明確に異なる。一番の違いは、「household」は親族関係の有無に関わらず一緒に住んでいる人々のグループという意味であるのに対し、「family」は、同じ家に住んでいる・住んでいないに関わらず親族関係のある人々のことを意味する。そのため、「family」は「household」に含まれるが、「household」は必ずしも「family」ではない。「household」を含む英熟語・英語表現
「household name」とは
「household name」とは、よく知られている人物・物の名前、おなじみの名前という意味の英語表現である。映画、本、ビデオ ゲームのタイトル、キャラクターの名前など、メディアでよく耳にしたり目にしたりするものは、「household name」になりやすい。
「household chores」とは
「household chores」とは、家事という意味の英語表現である。掃除、洗濯、アイロンがけなど、家庭で日常的に行わねばならない雑用のことを指す。
「household account」とは
「household account」とは、家計、家計簿という意味の英語表現である。家計の所得、支出、貯蓄、負債、および金融資産全般のことを指す。
「household income」とは
「household income」とは、世帯収入を意味する英語表現である。特定の年齢以上である世帯のすべてのメンバーが、12ヶ月以内に受け取った税引前の総収入として定義されている。
「household appliances」とは
「household appliances」とは、家電という意味の英語表現である。掃除や料理など、家事をするために使用する電気機器・機械のことを指す。具体的な例としては、掃除機、洗濯機、食洗器などがあげられる。
「household goods」とは
「household goods」とは、生活雑貨、家財道具という意味の英語表現である。家庭内で使用される道具のことで、ベッドや冷蔵庫など、家の部屋に置かれた有形の動産を意味する。
「household cleaners」とは
「household cleaners」とは、家庭用クリーナーのことを意味する英語表現である。汚れやばい菌などの汚染物質を取り除き、感染症の蔓延を防ぎ、ほこりやカビなどのアレルゲンを制御するために、人々の日常生活に欠かせない役割を果たしている。
「household items」とは
「household items」とは、生活用品、調度品という意味で用いられる英語表現である。ペット、家具、衣類、宝石、電化製品、子供のおもちゃなど、家庭で使用するすべての用具を指す。
「household」の使い方・例文
・The fire-insurance doesn't cover you for household items.(家財道具は火災保険の対象外である)・Japan produces 40 million tons of household waste each year.(日本では、年間4,000万トンの家庭ごみが発生している)
・There are now on average 2 people per household in this city.(現在、この都市には 1 世帯あたり平均 2 人が住んでいる)
・Since the spread of smartphones, most of households do not apply telephone.(スマートフォンの普及により、ほとんどの家庭で電話は使われていない)
・We spent the weekend at home, attending to household chores.(私たちは週末を家で過ごし、家事を手伝った)
・Ramen became a household word because of the sudden popularity of the cuisine.(急激な料理の人気により、ラーメンは一般的な言葉になった)
・They are a happy household and they have lots of fun together.(彼らは幸せな家庭であり、一緒にたくさんの楽しみを持っている)
・She doesn't like to do the household chores so much.(彼女は家事をするのがあまり好きではない)
世帯
人口学で用いる基礎的統計単位 1は、個人 2あるいは人 2である。ある集団の頭数 2という用語が(たとえばperhead, head countという使い方で)同じように用いられたが、現在この用法はあまり使われていない。世帯 3とは、一緒に居住する個人から成り立つ社会経済単位である。国際的な標準として勧告された定義によれば、世帯は住居(120-1)と主要な食事を共にしている人々の集まりをいう。過去には炉 3という言葉が用いられたことがあり、世帯を同じ炉の火を共用した人々で構成される人々の集まりとしたこともある。世帯の分類は国によって、そして調査によって異なる。ほとんどの分類では一般世帯 4と集合世帯 5の二つのタイプに分けるのが普通である。1人だけで住んでいる世帯は単独世帯 6として特計する場合が多い。下宿人 7は住み込みのお手伝いさんとは異なるが、世帯の他の成員とは血縁姻戚関係を持たず、食事を世帯員と平常共にする人々である。一方、間借り人 8は下宿人によく似ているが、食事は平常別にする人達である。この二つのグループは、統計目的によって世帯員に含める場合とそうでない場合がある。
- 4. 一般世帯の中でその成員がお互いに血縁・姻戚関係にある場合を親族世帯 family householdと呼ぶ。
- 5. 集合世帯はそれぞれの目的に沿った施設世帯 institutional households、すなわち病院、刑務所等に住む人達からなる世帯を含む。さらにその他の集合居住住宅(120-1*)(たとえば寮・寄宿舎、社会施設、自衛隊舎等)に住むお互い血縁・姻戚関係にない人々も含む。ただ、最近の国際的に勧告された定義によれば、世帯および世帯人口 household populationといえば一般世帯に限定され、さもなくば施設等の世帯の成員 persons not living in householdの意味で用いる。
Household
世帯
(household から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 19:25 UTC 版)
世帯(せたい、英: family, household)とは、
- ^ デジタル大辞泉「世帯」
- ^ 広辞苑第六版「世帯」
- ^ a b 広辞苑第七版「世帯」
- ^ a b c 広辞苑第七版「所帯」
- ^ 大辞林第三版「世帯」
- ^ a b c d 大辞林第三版「所帯」
- ^ a b c d 世帯主とは生計維持者 1992年01月10日の仙台高裁確定判決。2019年08月20日(火)閲覧。アーカイブ。以下、核心部分を一部太字化して引用。
- "住民登録法、住民基本台帳法等には、世帯及び世帯主について格別の概念規定は見当たらず、社会通念による事実認定に任され、住民登録法下では「世帯主とは世帯の主宰者であり、当該世帯の生計を維持する責任者である。戸主とか戸籍の筆頭者が当然に世帯主となるのではない。父や夫が当然に世帯主となるのでもない。妻や子が世帯の生計の維持について責任を負うものであるときは、夫や父ではなく、妻または子がそれぞれ当該世帯の世帯主である。」などとされ、生計維持者が世帯主として扱われていた(「生計維持者説」と仮称する)が、住民基本台帳法下になってからは、例えば自治省行政局長等から各都道府県知事あて昭和四二年一〇月四日付通知のうちの住民基本台帳事務処理要領では、住民票上の世帯主を決めるにつき「世帯とは、居住と生計をともにする社会生活上の単位である。世帯を構成する者のうちで、その世帯を主宰する者が世帯主である。」「その世帯を主宰する者とは、主として世帯の生計を維持する者であって、その世帯を代表する者として社会通念上妥当とみとめられる者と解する。」旨解説されていて、この解説の限りでは、住民基本台帳下の本件当時における住民票上の世帯主の認定については、「主として世帯の生計を維持する者」であることと同時に、「世帯を代表する者」であることが社会通念上認められなければならない(「併存説」と仮称する)ということが一般的行政解釈のようである。しかし同時に戸籍の筆頭者または祭具等の承継者であるからといって必ず世帯主となるものではないとされていること、また昭和四三年三月二六日付自治振興課長から各都道府県総務部長宛通知などは、世帯主の認定の基準について「世帯主の認定に当たっては、当該世帯の実態に即し、次の具体例を参照のうえ認定されたい」として、いくつかの具体例を挙示しているが、それらの例の中には併存説というよりも「主として生計の維持をしている」ことに重点を置いていると解されるもの、特に「夫が不具廃疾等のため無収入で、妻が主として世帯の生計を維持している場合は、妻が世帯主」であるとされている事例などがあり、これらは生計維持者という経済的側面に重点を置く立場(生計維持者説)によっていると解されること、(中略)巷間「世帯持だから大変だ。」、「所帯を持つことになれば苦労が多い。」「大所帯を抱えているから大変だ。」とか「一家を構えている身だから大変だ。」などという場合は「主たる生計維持者」である世帯主なるが故に経済的負担が重く、大変であるというような意味合いであって、「世帯を代表する者」であるということとはほとんど関係がない。(中略)したがって、本件規程三六条一項にいう「世帯主」は、事務処理の画一、迅速性という便宜によらずに、世帯の生計という経済面にもっぱら関係する家族手当及び世帯手当等の支給対象者の認定という場面において捉えなければならず、当然に世帯の代表者というよりも生計の維持者であるかどうかという点に重点が置かれるべきである。
- 以上、本件規程三六条一項の「世帯主たる行員」とは「主として生計を維持する者である行員」を指称するものであると認めることが社会通念に最もよく適する。"
- ^ a b c 国民健康保険における「世帯主」の取扱いについて 2001年(平成13年)12月25日 厚生労働省 保険局長 通知。2019年08月20日(火)閲覧。アーカイブ。「世帯」に関する定義は無いが、以下、世帯主の法律上の定義の部分を一部太字化して引用。
- "「世帯主」とは、通常「社会通念上世帯を主宰する者」と定義されており、「世帯を主宰する者」とは、「主として世帯の生計を維持する者であって、その世帯を代表する者として社会通念上妥当とみとめられる者」と解されている。
- そこで、地方税法第703条の4の規定による国民健康保険税の納税義務者である「世帯主」については、「主として世帯の生計を維持する者であって、国民健康保険税の納税義務者として社会通念上妥当とみとめられる者」と解することとしており(昭和26年7月9日付け保発第56号都道府県知事あて厚生省保険局長・地方財政委員会税務部長通知)、国民健康保険法にいう「世帯主」の定義についても、これに準じて取り扱うこととしているところである(昭和26年7月9日付け保発第56号の2都道府県知事あて厚生省保険局長通知)。"
- ^ a b c 総理府統計局『我が国の世帯構成とその変動』1984年、12頁
- ^ “Inequality - Income inequality - OECD Data” (英語). theOECD. 2023年12月27日閲覧。
- ^ a b c d 総理府統計局『我が国の世帯構成とその変動』1984年、19頁
- ^ 総理府統計局『我が国の世帯構成とその変動』1984年、7頁
- ^ イギリスの統計局 Office for National Statisticsによる統計。[1]
- ^ フランスの統計局 INSEEによる統計と分析。[2]
- ^ 住民基本台帳事務処理要領 自治省→総務省、2019年08月20日(火)閲覧、アーカイブ
- ^ 職業訓練受講給付金(求職者支援制度) 厚生労働省、2019年08月20日(火)閲覧、アーカイブ
- ^ a b 国勢調査令 1980年(昭和55年政令第98号)総理府統計局(現・総務省統計局)。2019年08月20日(火)閲覧。アーカイブ。
- ^ a b 世帯動態調査 厚生労働省HP。2019年08月20日(火)閲覧。アーカイブ。
- ^ 厚生労働省HP-世帯動態調査-用語の解説。2019年08月20日(火)閲覧。アーカイブ。
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