3700系とは? わかりやすく解説

3700系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/01 13:31 UTC 版)

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3700系(3700けい)とは、3700の数値を使用するないしは4桁の数値の内上2桁目が「37」を使用する体系を持つものを指す。

鉄道車両

3700系または3700形と呼ばれる鉄道車両

日本国内

国鉄・JR

国鉄・JR以外


3700系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 04:43 UTC 版)

名鉄3700系電車 (2代)」の記事における「3700系」の解説

1950年代当時名鉄多数在籍した木造車体旧型HL車の車体更新目的製造された。1957年登場し1959年まで計画的に増備されたほか、1963年にも電動車比率変更とそれに伴う欠番補充のために増備(3704Fとク2702の3両)され、計41両が製造された。 形式番号は、終戦直後在籍した私鉄向け63系一つである3700系(初代)短期間他社譲渡され欠番となっていた3700番台2700番台与えられた。以後車体更新HL車の形式名・車両番号には3700番台当てられることになった日本車輌製造1958年以降地方私鉄向けに全金属製2扉標準車体備えた新製電車車体更新車多数製造したが、名鉄3700系はその初期の例となった深め張り上げ屋根と幅1,000mmの二段窓を備えた大人しいデザイン電車である。扉・窓配置はd2D6D2となっている。車体長同時期の高性能5000系などに比較して1m短い17m、搭載機器軽装のため自重Mc車30t、Tc車21tと軽かった登場時はロングシートで、1960年代後半に扉間を転換クロスシート化している。また、5000系などと異なり固定連結側の貫通路は狭幅で片開き付きである。蛍光灯照明近代化され内装で、客室・乗務員室とも暖房完備となり、それまで支線区の主力であった木造車に比較すれば格段に居住性改善された。 流用された主電動機出力75kWと低出力のため、電動車1両の出力は300kW(約400PS)に過ぎなかった。そのため軽量車体だが、性能面では旧式のまま、吊り掛け駆動HL制御(間接非自動制御)・弱め界磁なしで電動車付随車比(MT比)1:1の通常編成では、満員乗車における最高速度平坦線で85km/h程度しか出ずAL車(主電動機出力110kW、加速度1.6km/h/s、性能上の最高速度110km/h以上)には及ばない本線急行転における緩い下り勾配限って100km/hまで加速することができた。 当初全車電動車として低出力カバーしよう計画され最初の2編成4両(モ3701-モ3702・モ3703-モ3704)は全電動車MM編成であった。しかし、コスト増や車体更新のペースアップ(効率)を優先する理由から、1958年以降片方制御車(ク2700形)のMT編成として全電動車編成計画倒れ終わっている。また、種車から流用した開業初期輸入品を含む雑多な台車は、1978年以降軸受けローラーベアリング化されたD-16(7300系台車交換に伴い他のAL車から振替え)やD-18(AL車の直接廃車に伴う発生品)に振り替えられている。 なお、初期編成の4両はしばらくMM編成のまま運用していたが、MT編成主流となると徐々に異端扱いを受けるようになり、1963年にはモ3704の電装解除(ク2703改番)を行い欠番埋めるため2代目のモ3704+ク2704が製造された。同時に製造されたク2702当初試験的に3701+モ3702増結して3両編成組んでいたが、モ37021966年電装解除(ク2701改番)されたため、ク2702は3730系グループのモ3749(当時最新増備車)と編成組み、モ3702欠番のままとされた。また、最後に増備された3704F・ク2702高運転台に仕様変更している。なお、3700系はもともと旧愛電1070形や旧三河鉄道1080形などの木造HL車の淘汰目的としたが、3719F - 3721Fは電装解除したモ3200形(ク2300形改番)の電動機使用したため、書類上は更新車ではなく新造車扱いとなっている。更新開始当初は、1500V線区中でも雑多な木造車が多数派占め運用旅客サービス両面問題になっていた三河線投入され利用者好評得た一部(3706F - 09F・11Fの10両5編成)は1973年当時600V線区であった瀬戸線に600V仕様改造の上転属したが、1978年の同線1500V昇圧際し、元の1500V仕様戻され本線系に復帰しその後後述のモ3716以外の車両1991年まで全車廃車された。瀬戸線から戻った車両は、同線在籍時に取り付けられ保護棒の跡が残り判別することができた。この間1974年には、ラッシュ時対策として扉間に16脚あったクロスシートのうち扉横の4脚が撤去されている。1987年にはモ3716+ク2716編成のうちの片割れであるク2716が廃車となり、残ったモ3716の電装解除、ク3716として築港線増結使用された。サービス電源用にパンタグラフ撤去されていない。3700系で最後まで残ったのは、このク3716で、1996年まで運用され続けたまた、1969年以降1973年まで、8編成16両が高松琴平電気鉄道譲渡され1020形として運用されたが、京浜急行電鉄からの譲渡車増備により、2004年10月までに全車廃車されている。 なお、3700系という形式を持つ電車名鉄では本グループ2代目となる。この3700系(2代グループ名鉄から撤退したわずか1年後1997年には、空き番号充当した3700系(3代)が新造投入されている。

※この「3700系」の解説は、「名鉄3700系電車 (2代)」の解説の一部です。
「3700系」を含む「名鉄3700系電車 (2代)」の記事については、「名鉄3700系電車 (2代)」の概要を参照ください。

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