3700系列新製に伴う主要機器供出
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「知多鉄道デハ910形電車」の記事における「3700系列新製に伴う主要機器供出」の解説
木造車体のHL車を対象とした3700系(2代)への更新が1957年(昭和32年)以降順次進捗し、1964年(昭和39年)以降は半鋼製車体のHL車を種車として改良型の3730系への更新が開始された。 本形式も3730系への更新対象となって、1964年(昭和39年)10月から翌1965年(昭和40年)2月にかけて台車や制御装置・主電動機など主要機器を供出し、代わりに木造車の廃車発生品であるブリル27-MCB-2台車を装着して制御電動車から制御車へ改造、形式称号をク2330形と改めた。車両番号は旧番順にク2331 - ク2337となった。 制御車となった本形式は機器供出未施工であったモ3300形などHL制御の電動車と編成を組成したが、3730系および同系列の改良型である3770系の増備に際して再び台車を供出することとなった。不要となった本形式の車体は、車体長16 m級の小型車体が、規格が狭小であった架線電圧600 V線区の瀬戸線の入線条件に合致したため、老朽化した木造車の代替目的で瀬戸線へ転用された。
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