学年
(3年生 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/12 14:54 UTC 版)
学年(がくねん)とは、
いずれの用い方にしても、「学年」という言葉には「階層」のニュアンスが附帯する。
概要
同様な意味合いを表す言葉として、1年生(ねんせい)、2年生……のような言い方がある。北海道の大学では1年目、2年目……という言い方を、関西地方の大学では1回生・2回生……という言い方を、それぞれ慣習的に用いている。しかし、「学年」はそのものを名詞として用いる事も、第1学年、第2学年…のように用いる事も可能であるが、「年生」は助数詞であり、これそのもので名詞として用いる事はない。
以下、「期間として」「集団として」の両側面から学年について記述する。
期間としての「学年」
現在の日本において期間を表す意味で「学年」を用いる場合、ニュアンスとしては年度とほぼ同義である。例えば、「新しい学年が始まった」とか「そろそろこの学年が終わる」といった用い方をする。
学年の開始月
ヨーロッパやアメリカ、ロシア、トルコ、モンゴル、中国など世界的に見ると9月に始まるとしている国が多い。9月開始方式だと、北半球では秋口に学年が始まり、学年の終わりころに夏休みが来ることになる。夏休み前に学年最後の定期テストも終えてしまっており、夏休みは非常に解放感のあるものになる。英語では秋の新学年の時期は俗にBack to schoolと称されている[1]。
世界的に見ると9月開始が圧倒的な多数派であるので、9月開始の大学・高校に通う学生は、留学しようとする時に年度の切り替え時期が一致するおかげで、学年が切り替わる時期に留学を開始すれば、ずれた月数待機状態になってしまい余計な年月を費やすようなことはせずに、効率良く学業を進めてゆくことができる。そのおかげで欧米や中国の学生は人生計画に比較的容易に留学を組み込むことができる。大学世界ランキングのTOP10やTOP100に入る大学は、ほとんどがヨーロッパやアメリカの大学であるので、学年が9月に始まる国の学生はそうした大学に留学しやすく、人生のステップアップをスムースに行うことができるようになっている。
- 日本の場合
日本においては、大学や高等学校など高等教育機関においては、明治時代から長くに亘って9月学年始期制が採用されていた。日本で4月学年始期制が採用されるようになったのは相当後年である(例えば東京帝国大学では1921年(大正10年)に4月学年始期制が採用された)。1886年(明治19年)に高等師範学校において4月学年始期制が採用され、1892年(明治25年)に小学校でも4月学年始期制が採用された。これは日本の国の会計年度が4月から始まることなどの影響が強い[† 1]。小学校においては、明治時代初めは6ヶ月単位の等級制であったが、さまざまな理由から学年制に変更されていった。
現在の日本の学校は(日本人向けには)4月学年始期制をほぼ採用している。なお、学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)によって、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、高等専門学校、特別支援学校及び幼稚園の学年は、4月1日に始まり、翌年3月31日に終ることが定められている。他方、大学や専修学校などは個々の学校の裁量に委ねられている。
ただし世界からの学生を多く受け入れる学校では、高校などでも秋入学の高校生を受け入れている学校がある。 日本の大学で一部の大学は秋に入学する制度のメリットを意識しており、たとえば東京大学は世界から優秀な学生を獲得するべく10月入学の制度、10月に学年を開始する枠を(4月入学の枠と並行的に)設置するようになった。東京大学総長の濱田純一が指摘した秋入学制度のメリットは次の3点である[2]。
(この文章の表面の意味だけを読んでいるようでは、この文章が本当に言いたいことを理解しておらず、東京大学総長が4月入学制度についてどう判断しているかについては上に書かれた文章の「裏を返せば」分かるが、(大学にとって)4月入学制度というのは、(1) 世界の多くの大学と整合性を欠いている。(2) 世界の有力大学とまともに競争できないような残念な結果を生む。 (3)世界の変化に柔軟に対応できない硬直的なものだ、ということなのである。)
集団としての「学年」
集団を指して「学年」を用いた場合、そのニュアンスは大変幅が広い。直接的には、同じ入学年度の児童・生徒・学生の集団を指す。例えば、「1学年の生徒」とか、「この学年は男子の方が人数が多い」というような用い方をする。くだけた言い方で言い換えるならば、「同期」という意味合いである。さらに、その集団に関わりがある物/者を指して、「1学年で学習する内容」、「2学年の保護者」、「3学年の教員」などということもある。
年齢階層を表す「学年」
多くの人が学齢によって義務教育を受ける日本では、ある年の4月2日~翌年の4月1日まで[† 2]に生まれた人すべてを指して「学年」を用いることもある。
日本においては、実は、法制度上はその学年に所属できる最低年齢の定めはあるが、最高年齢の定めはない。しかし、実際上は、特に小中学校、また多くの高校で、学年内の年齢の多様性は失われており、最低年齢者が多くなっている。これについては「年齢主義と課程主義」の項目で詳述している。
年齢主義の強い学校制度では、同学年内の在学者の年齢は統一化される。
日本では、特に義務教育段階にあっては飛び級や原級留置(落第)の例がほとんど見られないため、「学年」という言葉が年齢とほぼ同義、あるいはより重要な意味を担う言葉として、「"共通体験"を持つグループ」という意味を持ち、時には同年齢よりも同学年(同級生)の方がより親近感、連帯感が生まれやすい。そうした面では、1月1日から4月1日までに誕生日のある者(早生まれ)は、前年生まれと同学年に組み入れられるため、同じ年生まれの中では学年が1年早くなる。こうした場合、同年齢よりも「同学年」の方を優先することが多い。このような用い方での「学年」は、義務教育段階のみならず、就学前の幼児や、義務教育期後の者に対しても用いられるわけである。
脚注
注釈
出典
関連項目
3年生(こなた達より1学年下)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 03:12 UTC 版)
「らき☆すたの登場人物」の記事における「3年生(こなた達より1学年下)」の解説
主要人物とゆたかたちの学年を埋めるべく後から登場したキャラクターたち。そのためアニメ版には登場していない。 八坂こう(やさか こう) 声 - なし / 森永理科 2月3日生まれ。血液型はB型。身長は168cm。左利き。胸ランクは大(4)。東京都出身。 3年C組所属(2年度はF組所属)。得意科目は国語、苦手科目は英語。アニメーション研究部の部長であると同時に生徒会で会計を務めている。 外見は、金髪のショートヘアで、小麦色の肌が特徴。 普段からノリがよく豪快な性格で後輩には「こうちゃん(先輩)」と呼ばせて気さくに接し、後輩に対して面倒見がよい。アニメやゲーム(特に対戦型格闘ゲーム)が大好きなオタクであり、新しい物や流行物が好きでそういった物を欠かさずチェックしている。 第6巻以前は作中に登場する唯一の2年生であった。また、アニメ版に登場していないキャラクターの1人でもある。 趣味は同人誌、読書(漫画)、人間観察、おしゃべり、賭け。好きな物はカレー、甘いもの。嫌いな物は特になし。好きな色は黄色。 永森やまと(ながもり やまと) 声 - なし / 廣田詩夢 11月26日生まれ。血液型はA型。身長は164cm。左利き。胸ランクは中(3)。埼玉県出身。 外見は、二股に分かれたポニーテールが特徴。 聖フィオリナ女学院3年1組所属(2年度は3組に所属)。得意科目は体育と音楽。保健委員を務め、水泳部に所属している。 こうとは中学時代からの親友で、しょっちゅうケンカするほどの仲。こうと共にコミケにサークル参加(ただし、こうに連れてこられただけで彼女自身は同人活動はしていない)していることもある。普段はクールですまし屋だが、うち解けると表情豊かな地を出すことが多い。 当初は、ゲーム『陵桜学園 桜藤祭』のオリジナルキャラクターとして設定されており、ゲーム中では桜藤祭(学園祭)間近となった頃に、聖フィオリナ女学院から(2年生なのに)こなたたちのいる3年B組に転入してくる。 ゲームオリジナルキャラクターであるため、漫画では第6巻からのキャラクター紹介や裏表紙のカバー下にのみ登場しており、『こなたは俺をヨメ!!』や「コンプティーク」本誌では番外編にのみ登場している。アニメには未登場。 趣味はカラオケ、サイクリング。好きな物は水ようかん、雪見大福、夏。嫌いな物は貝類、冬(寒いのが苦手)。プロフィールが設定されているキャラクターの中で唯一、家族構成が不明である。 山辺たまき(やまのべ たまき) 11月10日生まれ。血液型はA型。身長は162cm。左利き。胸ランクは中(3)。埼玉県出身。 3年C組所属。得意科目は国語、苦手科目は英語。アニメーション研究部所属。 第7巻より登場。こうのクラスメイトで、通称「山さん」。こうのことは「やさこ」と呼んでいる。 外見は、緑色のロングヘアをツインテールにしており、胸くらいの長さまで伸びたもみあげを真ん中くらいの長さでまとめている。また、本が読みづらくなるほど前髪を伸ばしているがこれは、実際には美形らしいものの本人が自身のルックスにコンプレックスを抱いているので、その顔を隠すためのものである。したがって、作中では目が描かれていない。 かなりのマイペースで姫気質な性格をしているため、若干空気の読めない一面も持っている。 趣味は特になし。好きな物はお好み焼き、たこ焼き、かわいい物(ただし他の人と感覚が少しずれていることもある)。嫌いな物は肉類、粉薬。好きな色は金色。リラッタヌのグッズを集めている模様。 毒島みく(ぶすじま みく) 4月22日生まれ。血液型はO型。身長は164cm。左利き。胸ランクは中(3)。埼玉県出身。 3年C組所属で同クラスの学級委員長を務める。得意科目は家庭科、苦手科目は特になし。アニメーション研究部所属。 第7巻より登場。こうやたまきとは同じクラスで、たまきとは幼馴染。通称「毒さん(ぶっさん)」。 外見は、パーマがかかった若葉色の短髪の眼鏡っ娘。ぱっとしない容姿や自身の癖っ毛・奇抜な名字などにコンプレックスを感じており、「みく」という名前に対してもコンプレックスを感じている。 年の離れた弟2人の面倒を昔から見ており、物静かで面倒見がよく、人が面倒にしていることでも気にならない性格を持つ。 趣味は何かしら読んだり、見たりする事。好きな物はカップラーメン、変わり種な飲み物。嫌いな物は自分の癖っ毛。好きな色は灰色。 たまきとみくの二人は、こなたたちが卒業したことで学校の描写はゆたかの学年とこうの学年が中心になるが、こうと絡めることができる人物が少ないため、新たに用意されたキャラクターである。
※この「3年生(こなた達より1学年下)」の解説は、「らき☆すたの登場人物」の解説の一部です。
「3年生(こなた達より1学年下)」を含む「らき☆すたの登場人物」の記事については、「らき☆すたの登場人物」の概要を参照ください。
「3年生」の例文・使い方・用例・文例
- 3年生は今月末に期末テストがある
- 私は高校3年生向けの数学のクラスを担当しておりました。
- 兄は高校3年生で、オーケストラ部に所属しています。
- 兄は高校3年生で、ピアノがとても上手です。
- 私は、中学3年生で卓球部に所属しています。
- 大学3年生は秋から就職活動を始める。
- 私は知的障害の中学3年生の男の子の担任をしました。
- 私は3年生まで自転車に乗れなかった。
- 彼女は小学3年生の時バレーボールを始めました。
- 私たちは今日は吹奏楽部の3年生を送る会を行いました。
- 彼は小学3年生の時にそれを始めました。
- 柔道を中学3年生まで続けたいです。
- 小学1年生から中学3年生まで剣道をやっていました。
- 私は大学3年生の時にカンボジアに行きました
- よく文章がまとまっていて3年生の作文としては上出来だよ.
- 3年生
- 英国の政治家で、1997年に首相になった(1953年生まれ)
- アメリカの化学者で、リチャード・スモーリーやハロルド・クロートとともにフラーレンを発見して、化学の新しい部門を開拓した(1933年生まれ)
- しばしば不屈の人物を演じる米国の映画俳優(1943年生まれ)
- 南アフリカの小説家、短編作家で、その作品にはアパルトヘイトの影響を記述する(1923年生まれ)
- 3年生のページへのリンク