門司港レトロ地区とは? わかりやすく解説

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門司港レトロ

(門司港レトロ地区 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/28 07:24 UTC 版)

門司港レトロ
街並み

門司港レトロ(もじこうレトロ)は、福岡県北九州市門司区にある観光スポット

JR門司港駅周辺地域に残る外国貿易で栄えた時代建造物を中心に、ホテル商業施設などを大正レトロ調に整備した観光スポットであり、国土交通省都市景観100選、土木学会デザイン賞2001最優秀賞を受賞している。また「門司港レトロ地区の観光振興・地域活性化」で平成19年度手づくり郷土賞「地域活動部門」受賞[1]。平成28年度には同賞大賞受賞[2]

関門海峡の対岸に位置する山口県下関市唐戸巌流島などとの周遊ルートとして多くの観光客で賑わう[3]

観光列車、バス、汽船を乗り継ぎ、海峡を一周できるデジタル乗車券が販売しており、「RYDE PASS」アプリで購入可能となっている。

解説

1988年昭和63年)から整備を開始、1995年平成7年)3月にグランドオープンした。順調に観光客数を伸ばし、2003年(平成15年)には対岸の山口県下関市にある巌流島NHK大河ドラマ武蔵 MUSASHI」の舞台になったことで、年間255万人の観光客を集めた。翌2004年(平成16年)には反動で前年を下回ったが、焼きカレーが注目を集めていることもあり、2007年(平成19年)の観光客数は220万人(前年比+6万人)[4]まで回復している。

2003年(平成15年)には、地区近辺4か所のバス停留所名に「レトロ」を冠したり(例:「桟橋通」→「レトロ桟橋通」)、門司港駅と門司区内の和布刈(めかり)地区を結ぶ周遊バスを運行するなど、バス利用者に対する利便性の向上を図っている。

門司港レトロにある建築物

近代

門司港レトロ事業開始以降に竣工した施設

門司港レトロのイベント

  • 門司港レトロ・イルミネーション - 12月-3月
  • 門司港レトロ・かきフェア - 1月
  • 門司港レトロふぐ祭り - 2月上旬
  • 門司海峡フェスタ - 5月 (GW
  • 門司みなと祭 - 5月第4土日
  • 関門海峡花火大会 - 8月13日
  • 門司港レトロ・バナナフェア - 9月-10月
  • 門司港レトロカーミーティング - 10月中旬
  • 門司港レトロマラソン大会 - 11月下旬
  • カウントダウン in 門司港レトロ - 12月31日 午前0時前後
  • コスプレピクニック - 通年

名物

交通手段

旧門司税関と門司港レトロクルーズ。

門司港レトロ地区内・周辺部の交通機関

夜景

照明デザイナー石井幹子のデザインによる照明演出「門司港レトロ・ナイトファンタジー」が毎日(開始時間:春・秋期18:00、夏期19:00または20:00、冬期17:00)船だまり周辺で開催される。

パノラマ画像

海峡プラザ側から撮影(2020年3月)

脚注

  1. ^ 門司港レトロ地区の観光振興・地域活性化 国土交通省 p.21
  2. ^ 歴史と海峡を活かしたまちづくり ~門司港レトロ~ 国土交通省 pp.16-17
  3. ^ a b 体感型遊覧船「門司港レトロクルーズ」で運がよければスナメリに遭遇できるかも!”. かんもんノート (2024年1月12日). 2025年3月2日閲覧。
  4. ^ 観光客の推移 (PDF) 北九州市市役所統計
  5. ^ 改築に伴う展示室一時移転のお知らせ』(プレスリリース)出光美術館、2015年2月3日http://www.idemitsu.co.jp/museum/news/150203.html2016年11月6日閲覧 

関連項目

  • 和布刈 - 門司区。門司港レトロ地区のさらに北に位置する。
  • 唐戸 - 関門海峡を挟んで対岸に位置する山口県下関市の地域。近年、同様に観光開発が行われている。唐戸市場や水族館「海響館」などがある。門司港桟橋より関門汽船にて5分。
  • 巌流島 - 下関市。門司港からの直行便あり。門司港から関門汽船の往復割引チケットがある。

外部リンク


門司港レトロ地区(門司区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:47 UTC 版)

北九州市」の記事における「門司港レトロ地区(門司区)」の解説

JR門司港駅周辺地域に、門司港駅舎などの歴史的建造物と、ホテル観光商業施設など整備した観光スポット。レトロフェスタ(5月)をはじめ様々なイベントが行われている。(門司区門司港地区

※この「門司港レトロ地区(門司区)」の解説は、「北九州市」の解説の一部です。
「門司港レトロ地区(門司区)」を含む「北九州市」の記事については、「北九州市」の概要を参照ください。

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