北九州市旧大阪商船とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 文化財選集 > 北九州市旧大阪商船の意味・解説 

北九州市旧大阪商船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/21 14:20 UTC 版)

北九州市旧大阪商船
情報
設計者 河合幾次
建築主 大阪商船
事業主体 北九州市
管理運営 B&A門司港(指定管理者
構造形式 木造・一部コンクリート造
建築面積 670 m²
階数 地上2階
竣工 1917年
所在地 801-0852
福岡県北九州市門司区港町7番18号
座標 北緯33度56分46.1秒 東経130度57分43.9秒 / 北緯33.946139度 東経130.962194度 / 33.946139; 130.962194 (北九州市旧大阪商船)座標: 北緯33度56分46.1秒 東経130度57分43.9秒 / 北緯33.946139度 東経130.962194度 / 33.946139; 130.962194 (北九州市旧大阪商船)
文化財 登録有形文化財
指定・登録等日 1999年7月19日
テンプレートを表示
南東側外観
現在も残されている「大阪商船三井船舶株式会社門司支店」のプレート

北九州市旧大阪商船(きたきゅうしゅうし きゅうおおさかしょうせん)は福岡県北九州市門司区港町にある歴史的建造物。国の登録有形文化財に登録されている。

概要

大阪商船の門司支店として、1917年(大正6年)建設された。1964年(昭和39年)大阪商船と三井船舶の合併後は、商船三井ビルと呼ばれ、1991年まで使用された。その後、北九州市が買い取り、1999年(平成11年)7月19日登録有形文化財に登録された。また、2007年(平成19年)11月30日には、近代化産業遺産(北九州炭鉱 - 筑豊炭田からの石炭輸送・貿易関連遺産)に認定された。

木造二階建(一部レンガ型枠コンクリート造)で、屋根に設けられた大きなアーチを配した隅角部の窓と、その上部の八角型の塔屋はドイツ・オーストリアで開花したゼツェシオンの影響を受けたと言われている。当時としては、化粧レンガの色鮮やかさとヨーロッパ風の塔屋を持ったこの建物は、他を寄せ付けない門司港の象徴的な建物であった。 八角形が特徴である。なお、建設当時は、北側は海に面し、専用桟橋から直接乗船可能であった。

2015年平成27年)4月から2016年(平成28年)秋まで、2階のスペースにおいて出光美術館の仮営業を行っていた(同じ門司港地区にある同美術館の改装工事に伴う一時移転)。

門司港レトロ・ナイトファンタジーの照明演出

現在1階には、門司港ブランド雑貨店「門司港デザインハウス」と、2階から移った「わたせせいぞうと海のギャラリー(わたせせいぞうギャラリー)」があり、さらに飲食店として「カフェ・マチエール」が営業している。 なお、2階には1階から移った多目的ホール「海峡ロマンホール」があるが、通常は開放されていない。

周辺施設

交通

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「北九州市旧大阪商船」の関連用語

北九州市旧大阪商船のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



北九州市旧大阪商船のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright © 2025 The Agency for Cultural Affairs. All rights reserved.
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2025 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの北九州市旧大阪商船 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS