しょうみょう‐だき〔シヨウミヤウ‐〕【称名滝】
称名滝
●寄りみち | 日本を代表する北アルプス立山連峰の水を一気に集め、全長350メートルを流れ落ちるのが、称名滝である。その昔、立山開山の主人公佐伯有頼が嶮しい坂にかかったときに、称名念仏の声に励まされて坂を越えたが、これが滝の音だったという伝説に由来する。 滝には毎秒2トンの水が流れ、豊水時には100トンを越えることがある。また雪解け時には称名滝の向かって右手に、滝壺を同じくしたハンノキ滝が流れ落ち、2本の滝が巨大なV字型を描く。滝壺は直径60メートル、水深6メートルで、滝壺近くでの爆音は大迫力だ。 |
電車・バス=富山地方鉄道立山駅から立山開発鉄道バス20分で称名滝下車、徒歩20分。 |
称名滝
名称: | 称名滝 |
ふりがな: | しょうみょうだき |
種別: | 名勝 |
種別2: | 天然記念物 |
都道府県: | 富山県 |
市区町村: | 中新川郡立山町 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1973.05.29(昭和48.05.29) |
指定基準: | 名6,地9 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | S46-12-020[[称名滝]しょうみょうのたき].txt: 立山に源を発する称名川が、弥陀ヶ原の溶結凝灰岩層をV字型に深く浸食したいわゆる称名下廊下の末端の断崖にかかっている。その落差は約350メートルで、上部から40、58、92、126メートルの4段から成り、それらが連続して1条の巨瀑となっている。立山の信仰と密接な関係をもって古くから知られて来た名瀑であり、豪壮雄大な景観は、他に類例をみない。また浸食地形としても独自の特色をもっている。 上流部の水量の多いときにはその左岸側の断崖に高さ500メートルのハンノキ滝が現出する。 わが国最大の瀑布である。 |
称名滝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 08:15 UTC 版)
称名滝(しょうみょうだき)は、富山県中新川郡立山町にある立山連峰を源流とする滝。その落差は350mで、日本一を誇る。弥陀ヶ原台地から一気に流れ落ち、称名川となった後に常願寺川へ注ぎ込む。
- ^ 『富山の吉日 日本一の落差を誇る称名滝』北日本新聞 2018年7月13日7面
- ^ a b “立山連峰ハンノキ滝 単独初登攀の記録”. NHK (2021年5月29日). 2021年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月31日閲覧。
- ^ 称名滝は1年間に10cm後退! 称名渓谷ジオサイト 富山Style(2016年8月29日) 2017年10月6日閲覧
- ^ 富山県ナチュラリスト協会編『新装・改訂 立山道を歩く』p39 2004年 北日本新聞社
- ^ 『北日本新聞』2022年4月26日付1面『称名滝 5段に? 水量・地質原因か』より。
- ^ a b 『社会を知ろう! ニュースピックアップ 今回のテーマ 称名滝の形状が変わった?』北日本新聞 2022年5月7日26面
- 1 称名滝とは
- 2 称名滝の概要
- 3 ドキュメンタリー
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