雨滝とは? わかりやすく解説

雨滝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 02:45 UTC 版)

雨滝
所在地 鳥取県鳥取市
位置 北緯35度28分42秒 東経134度24分15秒 / 北緯35.47833度 東経134.40417度 / 35.47833; 134.40417
落差 40 m
滝幅 4 m
水系 千代川水系雨滝川
プロジェクト 地形
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布引の滝

雨滝(あめだき)は、鳥取県鳥取市国府町にある日本の滝百選に選定されている。

概要

千代川の支流で扇ノ山(おおぎのせん)を源流とする袋川の更に支流、雨滝川の標高500m地点にある。玄武岩の岩肌を飛沫を上げて落下し、水量が多く迫力がある。周囲の原生林はトチケヤキブナなどの落葉樹が多く秋には紅葉の名所となる。

古来より霊場として修行・信仰の場となっていた。かつて旧暦8月1日(八朔)には「お滝まいり」が行われていた。現在は毎年6月第1土・日曜日に「滝開き祭」が開催され、傘踊りなどの地域伝統行事や神事などが行われる。

雨滝渓谷には筥滝(はこだき)、布引滝、樋滝など大小48の滝が存在し、雨滝四十八滝と呼ばれている。

伝承

以下の通り雨滝にまつわる言い伝えがある。

滝の前にある不動明王に祈願すると、精神病が治ったり商売が繁盛するなどの霊験がある。

雨滝の霊水は、皮膚を守る効果がある。このため、滝に参拝した次の冬は肌荒れが無く、寒さから肌を守ってくれる。

雨滝の桂

滝の前に自生するの木は、江戸時代の記録ではかつて根回りが66(約20メートル)あったといわれており、江戸時代の「日本名木320選」に数えられていた。また、長寿の霊木として祀られていた。しかし、時代は不明であるが落雷のために幹が空洞化し、現在は根元から生えた数本が生長している。

アクセス

  • JR鳥取駅から日ノ丸バス山崎橋行き(路線番号:80・81・82・83・84)終点下車、山崎橋で日ノ丸ハイヤー雨滝行き(予約制乗合タクシー)に乗り換え終点下車、所要時間1時間、停留所より徒歩40分
  • 車の場合は滝付近まで舗装道路が通じており、駐車場より徒歩5分

参考文献

  • 現地案内板
  • 『日本の滝100選』 グリーンルネッサンス事務局/編、1991年、講談社

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