惣滝とは? わかりやすく解説

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惣滝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/01/26 00:51 UTC 版)

惣滝
位置 北緯36度54分17.6秒
東経138度08分13.7秒
[1]
所在地 新潟県妙高市(燕温泉)地先[2]
落差 80[2]m
滝幅 6[2]m
水系 関川水系太田切川上流大倉沢[2]
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惣滝(そうたき)は、新潟県妙高市にある日本の滝百選

概要

頸城山塊妙高山を源とする太田切川の上流・大倉沢に懸かる滝で、日本の滝百選にも選定された名瀑である[2]。高さ80メートル、幅6メートルの直瀑で、断崖の上部から勢いよく水が滑り落ちる[2]。この断崖は切り立った輝石安山岩(つばめ溶岩)であり[3]節理が露わになっているほか、周辺では地層褶曲も見られる[2]。滝の上流には高さ8メートルほどの小さな滝が見られる[2]

惣滝は、燕温泉温泉街から妙高山への登山道を進み、30分間歩いた場所にある[2]。滝の前には惣滝不動明王がまつられており、行者の姿が現在でも見られる[2]

周辺の滝

そうめん滝(そうめんだき)
燕温泉から妙高山登山道を進み、3分間歩いた場所から右手に見える[2]。高さ64メートル、幅1メートルから3メートル、太田切川の支流に懸かる三段滝で、最下段の滝は38メートルの高さから太田切川へと流れ落ちている[2]
権現滝(ごんげんだき)
燕温泉から妙高山登山道を進み、20分間歩いた場所にある[2]。高さ26メートル、幅1メートル、太田切川に懸かる二段滝で、岩壁と岩壁との狭間を水が流れ落ちる[2]写真家の木田薫はこの権現滝について、「白い落水は風になびく白布のようなしなやかな姿を見せる」(『日本滝名鑑4000』191ページより引用)と評価している[2]
光明滝(こうみょうたき)・称明滝(しょうみょうだき、称名滝)[4]
いずれも太田切川上流の北地獄谷に懸かる滝で、燕温泉から妙高山登山道を進み、それぞれ60分間・70分間歩いた場所にある[5]。光明滝は高さ40メートル、幅4メートルで、細い水が小さな滝壺に落下している[5]。一方、称明滝は高さ85メートル、幅4メートルで、水がばらけるようにして落下している[5]。水量は少なく、その水質の所為か滝が懸かる岩壁は茶褐色に染まっている[5]

脚注

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  1. ^ 座標は「ウォッちず」(2012年9月15日閲覧)にて「惣滝」をキーワードに検索して得た。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『日本滝名鑑4000』199ページ。
  3. ^ 燕/関観光協会オフィシャルサイト」より(2012年9月14日閲覧)。
  4. ^ 国土地理院地図では「称明滝」と表記されている(「ウォッちず」にて「称明滝」をキーワードに検索して得た、2012年9月14日閲覧)が、『日本滝名鑑4000』では「称名滝」と表記されている(200ページ)。
  5. ^ a b c d 『日本滝名鑑4000』200ページ。

参考文献

関連項目

外部リンク




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