オシンコシンの滝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/22 22:02 UTC 版)
オシンコシンの滝 | |
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所在地 | 北海道斜里町 |
位置 | 北緯44度2分16秒 東経144度56分7秒 / 北緯44.03778度 東経144.93528度 |
落差 | 50 m |
滝幅 | 30 m |
水系 | チャラッセナイ川 |
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オシンコシンの滝(オシンコシンのたき)は、北海道斜里郡斜里町のチャラッセナイ川の河口付近にある滝。標高は70メートル。落差は50メートル。分岐瀑。1990年(平成2年)に日本の滝百選に選ばれた[1]。
概要
源流は、知床半島の中央部に位置する遠音別岳西側斜面である。名前の由来はアイヌ語で「そこにエゾマツが群生するところ」を意味する「オ・シュンク・ウㇱ」から転じた。ちなみに滝がかかる川「チャラッセナイ」の由来は、同じくアイヌ語で「チャラチャラ音をさせる川」からである。知床半島第一の大瀑であり、観光名所となってからは滝の2条の流れから双美の滝とも称される[1][2]。
駐車場から滝の中ほどまで階段で登ることができ、岩盤の節理面に大きく2つに広がって流れる滝を正面から間近で見ることができる。知床八景の一つに数えられ、国道334号沿いにあること、滝と駐車場の位置関係が近いことから、観光バスが立ち寄ることも多い。
滝の上方には国道334号の旧道が通っており、旧道からはオホーツク海を背景に滝を見下ろすことができる[1]。ただし、法面損傷が発見されて以来、断続的に落石防止工事が行われており、斜里市街方面 - ウトロ方面を通り抜けることはできなくなっている。
また、2009年(平成21年)までは、滝のそばにある売店周辺に茶色の猫が棲みついており、観光客に人気の存在となっていた。
周辺の施設
- 駐車場
- 乗用車がメイン。大型バスの駐車スペースは数台分。
- 公衆トイレ
- 水洗。総工費が1億円かけられた。
- 売店
- 自動販売機あり。夜間は閉まっている。
ギャラリー
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入口の案内看板
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正面
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全景。双美の滝と称される。
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旧道より望む
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春先の様子(2015年4月)
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源流のチャラッセナイ川
脚注
外部リンク
- オシンコシンの滝 - 知床斜里町観光協会
固有名詞の分類
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