オシロメトリック法とは? わかりやすく解説

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オシロメトリック‐ほう〔‐ハフ〕【オシロメトリック法】


オシロメトリック法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/13 13:03 UTC 版)

オムロン社の自動血圧計

オシロメトリック法(オシロメトリックほう、英 oscillometric methods)とは血圧の間接測定法の一つである。四肢あるいは尾にカフを巻き、カフを加圧した後、減圧していく。この過程で動脈に振動が起こり、この振動を時相によるパターン解析からアルゴリズムを求め、収縮期血圧拡張期血圧に近似した値を算出する方法である[1][2]。水銀血圧計やコロトコフ音による聴診法はリアルタイムで収縮期血圧と拡張期血圧を同定するが、オシロメトリック法では測定を終え、一定の時間後に両者を推定している[1]。カフの振動は血管の部位、血管弾性(硬さ)や径、姿勢、周囲組織に依存し変化するので、血圧計の製造各社によりアルゴリズムや測定精度が異なる[1]

脚注

出典

  1. ^ a b c 高田 正信、常田 孝幸、島倉 淳泰、老子 善康、稲土 修嗣、大原麻衣子、絹野 裕之 (2015). “オシロメトリック型自動血圧計の現状と課題”. 総合検診 42: 35-44. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhep/42/6/42_650/_pdf/-char/ja. 
  2. ^ Geddes LA: Blood pressure: Noninvasive measurement. edited by Geddes LA. Cardiovascular devices and their applications, New York, John Wiley, 1984: 63-99.

関連項目

  • 血圧計
  • 圧力トランスデューサー
  • ドプラー法

オシロメトリック法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 03:14 UTC 版)

血圧」の記事における「オシロメトリック法」の解説

詳細は「オシロメトリック法」を参照 四肢カフ巻きカフ加圧した後、減圧していく。この過程生じカフ圧の微小な拍動調べることにより血圧測定する。現在使用されている自動血圧計のほとんどはこの方式による。

※この「オシロメトリック法」の解説は、「血圧」の解説の一部です。
「オシロメトリック法」を含む「血圧」の記事については、「血圧」の概要を参照ください。

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