数鹿流ヶ滝とは? わかりやすく解説

数鹿流ヶ滝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/05 06:20 UTC 版)

数鹿流ヶ滝

2009年11月当時の姿
所在地 熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野
位置 北緯32度53分17.2秒 東経130度59分20.4秒 / 北緯32.888111度 東経130.989000度 / 32.888111; 130.989000
落差 60 m
滝幅 20 m
水系 白川水系黒川
プロジェクト 地形
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数鹿流ヶ滝(すがるがたき)は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある日本の滝百選に選定されている。

概要

阿蘇山外輪山の西部の切れ目に位置する。黒川水域の滝で、黒川 (熊本県)白川に合流する地点の少し上流にある。現地の案内板によれば、落差60m、滝幅20m、滝壷の広さ2,970m2となっている。国道57号国道325号の合流点にある阿蘇大橋より滝が眺望できる。

神話の伝説では、健磐龍命(タケイワタツノミコト、阿蘇大明神)がカルデラ湖となっていた阿蘇に田畑を造るため、外輪山を蹴破った。そこに滝が出来た。この時に、鹿が数頭流され「数鹿流ヶ滝」と呼ばれるようになったと言われる。

もう一つの伝承として、鎌倉時代初期の建久2年(1191年阿蘇氏が「下野の狩り」と呼ばれる巻狩を行った。この巻狩の際に、追い詰められた鹿が逃げ場を失い数頭が滝に落ちて流された。このため、この滝は「数鹿流ヶ滝」と呼ばれるようになったというものがある。この巻狩は建久4 年(1193年)に行われた「富士の巻狩り」の手本となったとされる。

アクセス

関連項目

参考資料

  • 『日本の滝100選』 グリーンルネッサンス事務局/編、1991年、講談社
  • 『日本の滝② 西日本767滝』 北中康文/写真・文、2006年、山と渓谷社

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