妙見浦
名称: | 妙見浦 |
ふりがな: | みょうけんうら |
種別: | 名勝 |
種別2: | 天然記念物 |
都道府県: | 熊本県 |
市区町村: | 天草市 |
管理団体: | 天草市(昭11・6・3) |
指定年月日: | 1935.08.27(昭和10.08.27) |
指定基準: | 名8,地5,地7,地9 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 天草西目海岸ノ代表的風景地ニシテ石墨片岩ヨリ成レル南部十三佛附近ヲ除クノ外第三紀始新統ノ砂岩礫岩ノ累層ヨリ成ル海岸一帶ニハ高サ二〇メートルヨリ八〇メートルニ及ヘル断崖相接シテ連ナリ妙見崎ト蓬莱嶋ノ附近ニハ大小ノ島嶼岸ニ接シテ碁布スルアリ島上及ヒ崖頭ニハ老松ノ参差トシテ風趣ヲ添フルヲ見ル崖下ニハ到ル處隆起海床ノ高サ三メートルニ及ベル低段丘ヲ成シテ相連ナルヲ見ル暗黒ナル石墨片岩ヨリ成レル部分殊ニ異彩ヲ放ツ 妙見崎ニハ妙見洞門及妙見洞窟アリ前者ハ高サ二〇メートル幅八.五乃至二〇メートル、長五〇メートルニ及ベル大洞門ニシテ容易ニ小舟ヲ通スベク相交叉セル二條ノ断層ニ沿フテ生シタル波蝕洞門ナリ後者ハ相交叉セル三條ノ断層ニ沿フテ生シタル狹長ナル三個ノ波蝕洞窟ガ内部ニ於テ相通シテ一洞窟ヲ成セルモノニシテ其ノ形甚ダ奇ナリ両者トモニ断層ト波蝕トノ関係ヲ明瞭且巧妙ニ示セル点ニ於テ罕ニ覯ル所ナリトス 妙見窟ハ砂岩ノ厚層中ニ生シタルモノナルニ係ラズ洞内ニハ大小ノ鍾乳石懸垂シテ甚ダ奇観ヲ呈ス蓋シ砂岩中ニ石灰分ヲ含メル部分アルニ由ルナラン |
妙見浦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 05:15 UTC 版)
妙見浦(みょうけんうら / みょうけんがうら)は、熊本県の天草諸島天草下島西岸、天草灘沿岸に発達する海岸。天草市に属する。風光明媚な景勝地で、国の名勝及び天然記念物(1935年指定)。雲仙天草国立公園に属する。
概要
一帯には100メートル級の断崖が陸に差し迫り、無数の岩礁や洞窟が見られる。高さ20メートル、幅20メートルと大規模な妙見洞門、様々な洞窟とつながりを見せる妙見洞窟を筆頭に、十三仏崎、妙見岩、長ハエ、蓬来島、鬼海ヶ浦、角橋、烏帽子岩、穴の口岩などの奇岩、奇勝が連なる。また、海岸に落ち込むように樹木が生い茂る。夕陽の名所としても知られる。
また、海水の透明度が非常に高く海洋生物も多く見られる。一帯にある天草海中公園は国内で初めて指定となった海中公園であり、妙見浦自体もスキューバダイビングやイルカウォッチングの適地である[1][2]。
交通アクセス
- 熊本桜町バスターミナル・熊本駅から九州産交バスあまくさ号に乗車し「本渡バスセンター」下車。九州産交バス下田温泉ゆきにのりかえ「下田温泉」下車、さらに河浦車庫ゆきにのりかえ「妙見ヶ浦」下車。
- 九州自動車道松橋インターチェンジから95㎞。
関連項目
脚注
- ^ 熊本ダイビングサービス よかよか (2013年2月25日). “イルカも見られるメジャーポイント「天草・妙見ヶ浦」”. All About. 2025年3月3日閲覧。
- ^ “沿岸域 15302 天草・八代海南部”. 環境省. 2025年3月3日閲覧。
外部リンク
座標: 北緯32度23分54.0秒 東経129度59分30.0秒 / 北緯32.398333度 東経129.991667度
固有名詞の分類
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