悪城の壁とは? わかりやすく解説

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悪城の壁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 01:51 UTC 版)

悪城の壁(あくしろのかべ)は、富山県中新川郡立山町にある岩壁。高さは500mで一枚岩としては日本一の高さとされる崖である。国土地理院地図では悪城壁と記載される。

春の悪城の壁
地図

概要

冬の悪城の壁

高さ500m、総延長2kmの大規模な岩壁で、溶結凝灰岩で形成されている。[1]

立山火山の大噴火でできた溶岩の台地が、称名滝称名川)に深く削られてつくられた断崖で、一枚岩盤では日本一を誇る。また、「悪城の壁」 は岩壁の形が2段になっていることから「悪城の壁の2階」ともいわれている。「悪」とは「恐ろしくて人を引き寄せない」という意味で、その名に相応しく、圧倒的な迫力を持つ[2]

悪城の壁には下部に大きな凹みが見られるが、これらは硬い岩石が雪崩で削られて出来た雪崩地形で、アバランチシュートと言われる。

交通

県道170号の称名滝に向かう道の途中に展望台があり、駐車場も存在する。

道路は冬季閉鎖の為、冬は徒歩で行くことになるが、積雪が大変多いのでかんじきなどを着用した方が良い。

脚注

  1. ^ 悪城の壁
  2. ^ 悪城の壁-立山砂防研究所 国土交通省北陸事務所

関連項目

座標: 北緯36度34分46秒 東経137度29分35秒 / 北緯36.57944度 東経137.49306度 / 36.57944; 137.49306




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