王華学園中等部
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「P2! - let's Play Pingpong! -」の記事における「王華学園中等部」の解説
中学卓球界で無類の強さを誇り、『覇王』と呼ばれている学校。しかし去年は『破王』久勢北中学校に敗れる。久勢北中学が全国大会出場を辞退したため、繰り上がりで全国大会に出場。その大会で覇者となるも当然納得いくわけもなく、今年の大会での雪辱を狙っている。しかし最終回で、六花学園にまけたとある。 城島 久也(じょうしま ひさや) 王華学園中等部の卓球部監督。現役の頃はシュートドライブ(サイドワインダー、横這う蛇)を武器に全国V6及び個人全国2連覇を達成し、監督としても全国優勝12回の一端を担う。現在は右目が不自由。 久勢北の眞白の実の父親であるが、眞白が幼い頃に離婚。眞白の母親は腫瘍で入院していたが見舞いには一度も行かず、更に葬儀も卓球の大会を優先して出席しなかったため、眞白から憎しみを抱かれている。眞白が自分の息子であることに気づいていなかったが、眞白がサイドワインダーを放つのを見て何かに気づいた様子で、試合後に打法が腕などに負担がかかるため、使用を控えるよう助言している。その後、同じく息子の康成が監督を務める六花学園の卓球部に破れ失脚した。 3年後では眞白と和解しているが千佳と付き合うことは反対しているらしい。 相馬 光樹(そうま みつき) 右・シェークハンド前陣速攻型 王華学園中等部の3年生。卓球部の主将。1年生の時点で、手違いから王華学園を訪れた岩熊と練習試合をし、圧勝している。だが、昨年の県大会決勝では岩熊に競り負けている。身長が低く(ヒロムと同じくらい)、他人を見下ろせる馬上を好んでおり、学校の寮内では愛馬ロシナンテに乗って闊歩している(全てを見下ろすため)。乗馬術は未熟なようで、ロシナンテを思う方向へと歩かせられない。卓球は『戦術』(パラダイム)というのが持論。その持論通り、サーブからフィニッシュまでのパターンを何千と記憶し、瞬時に適応するかなりの戦術家。晶曰く「予測できない攻撃はない」。また、「絶影」というリストスマッシュを打つ(中国『三国志』における曹操の愛馬の名前が由来。作者曰く、呂布の愛馬「赤兎」にするか、ナポレオンの愛馬「マレンゴ」にするか悩んだらしい)。女子からはかなりの人気があるようで応援団まである。「小さい」と言われることを気にしているが「可愛い」は構わないらしい。ちなみに遠くから「小さい」と言われても誰が言ったのか当てることができる。また、どの人物が何回「小さい」と言ったのかも記憶している。岩熊の代理で戦ったヒロムのことは最初は初心者だとあなどっていたが、油断したとはいえ自分から2点取り、予期せぬ自分の戦術を崩したヒロムの可能性を楽しみにしているようである。 3年後ではP2杯の準々決勝で遊部にフルセットの末惜敗した。 鰐淵 守(わにぶち まもる) 右・シェークハンドドライブ攻撃型 王華学園中等部の3年生。中学生とは思えぬ体躯を誇る。以前は県下No.1のドライブマンと呼ばれていたが、去年の県大会で遊部と戦って敗北し、その称号を明け渡してしまう。久勢北との練習試合ではシングルス2で眞白と対戦。中盤までは圧倒され敗北寸前まで追い詰められるも、自分のラケットで己に活を入れて流れを引き寄せ、見事な逆転勝利をおさめる。眉毛は剃っているらしい。 3年後ではP2杯の客席に座っており、黒髪が生えている。 川末 晶(かわずえ あきら) 右・シェークハンドオールラウンダー 王華学園中等部の1年生女子で日本女子卓球界の顔。最年少オールラウンダー。卓球に関してはかなりの実力と洞察力を持ち、ヒロムの素質をいち早く見抜いた。 実は川末涼の妹で幼い頃遊部を含めた3人で辻巻の湊卓球クラブという所で遊んでいた。彼女が卓球を始めたきっかけも兄の技巧的なプレーにあこがれたため。しかし、小学生時代に城島監督が視察に来た試合で涼に勝ってしまい一時期涼が卓球を辞めていた事や、予想に反して涼が久勢北に入学した寂しさから避けていたが、ヒロムとの会話から思い直す。卓球界では有名な存在らしいが、本人はそのイメージを良く思っていない。中性的な外見と、クールで男の子っぽい言動のため、ヒロムがシャワー室で晶の全裸を目撃したにもかかわらず、直後に女子制服を身に着けるまで彼女を女性だと認識していなかった(晶本人はその事にある程度ショックを受けている)。動物の耳を思わせる筒型の帽子を好んで被る。 お嬢(エリス)と草次郎と知り合いであり、お嬢から「ブラコン娘」とも呼ばれている。 3年後では涼との仲はある程度戻りつつあり、ヒロムに気がある様子。 柊 十悟(ひいらぎ とうご) 右・シェークハンドドライブ攻撃型 王華学園中等部の1年生。練習嫌いでヒロムや眞白、川末のことを馬鹿にしているが、スマッシュのスピードが150km/hに達するなど実力は確か。監督達からも王華の次期主力として期待されている。 ヒロムや眞白に出会った時は髪が長く、前髪で三つ編みをしていた。その上から帽子を被っていたため、何となく三つ編みはアクセサリーに見えたが地毛。久勢北が練習試合にやってきた時には髪を切っており、その違いからか髪が長かった時よりも幼く見える。その時に、ヒロムの想像でからかわれていることもあり、周りに振り回されることが多々ある。 きつい口調や性格であるため、熱くなりやすい。 柳 青州(やなぎ せいしゅう) 王華学園中等部の2年生。王華学園北京校から来た日本人。久勢北との練習試合で準エースの鰐淵を差し置いてS3に入り、川末と対戦。相性がよかったせいか序盤は有利な試合運びでリードするも、最終的には川末の粘り強さの前に敗れる。 柳 紅州(やなぎ こうしゅう) 王華学園中等部の2年生。柳青洲と共に登場した。久勢北との練習試合ではS4。青洲と同じく王華学園北京校から来た日本人。久勢北との練習試合ではS4として遊部と対戦するも、圧倒的な実力差でなす術なく敗れる。 サシャ=クリングバイル 王華学園ドイツ校の生徒。晶が短期留学していた頃の友人で、晶に内緒で来日していた。ヒロムがばら撒いた一ケース分のピンポン球を数秒で打ち返すほどの動体視力と反射神経を持つ。 木之下 雪絵(きのした ゆきえ) 王華学園中等部2年生。相馬の応援団の会員No.84。ショタコンで相馬を「小っちゃ可愛い」と言うたびに注意され(「小さい」のみ注意され「可愛い」は咎めない)ており、岩熊の代理で対戦したヒロムにも同様の発言をした挙句、鼻血を出しながら気絶するほどであった。単行本描き下ろしのオマケにも登場しており、ヒロムを見に久勢北の地区大会も見に来ていたらしい。尚、P2杯にも双眼鏡を持って観客席に座っている。 ロシナンテ 相馬の愛馬。すぐ人を噛む癖を持っている上に、口臭がひどい。ヒロムをタマネギと間違えることとも合わせ、天然ボケのようである。 名前の由来はドン・キホーテの愛馬。
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