育成選手制度 (日本プロ野球)とは? わかりやすく解説

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育成選手制度 (日本プロ野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 08:20 UTC 版)

育成選手制度(いくせいせんしゅせいど)とは、日本のプロ野球日本野球機構、NPB)において育成を目的として球団の選手契約枠を拡大する制度。


注釈

  1. ^ ただし、背番号の登録を変更した後もユニフォームの作成が間に合わなかったために育成選手時代の背番号で一軍公式戦に出場した事例はある。2023年には、5月17日に支配下登録された中村貴浩(広島)が5月19日より育成選手時代の123番で出場し(登録上は97番に変更)、24日時点ではまだホーム用ユニフォームが間に合っていなかったため、試合後には3桁の背番号でヒーローインタビューも受けるという異例の事態となった。
  2. ^ 現に、中日はこれを理由に育成選手の背番号を200番台にしている。
  3. ^ ただし、実際には下記一覧にもあるように000の背番号をつけている選手はない。
  4. ^ なお、重度の故障などで支配下契約から育成契約に切り替えられた選手の場合、将来の支配下再登録を見据えて支配下登録時に着けていた背番号にこの規定を適用させた番号を着けることが多い(一例として阪神の横田慎太郎の場合24→124、歳内宏明の場合26→126など)。同様の事情で中日の福敬登が2018年1月から7月19日の支配下再契約まで着けていた背番号234は、過去にNPBと契約を結んだ選手の中では最も大きな背番号となる。
  5. ^ 憲章の適用を受けない定時制・通信制高校の軟式野球部、東京六大学の理工系野球部、社会人野球のクラブチームなど日本学生野球協会傘下でない組織にアマチュアとして所属している、学業と並行して独立リーグ球団にプロとして所属している、高校生相当の年齢で海外のプロ・アマ球団に所属していた、あるいはどの組織にも属していない高校生・大学生の扱いについては明確にされていない。

出典

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