秋山正雲とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 秋山正雲の意味・解説 

秋山正雲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/09 07:18 UTC 版)

秋山 正雲
千葉ロッテマリーンズ #123
2024年4月
基本情報
国籍 日本
出身地 千葉県流山市
生年月日 (2003-04-29) 2003年4月29日(22歳)
身長
体重
174 cm
75 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2021年 ドラフト4位
年俸 500万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

秋山 正雲(あきやま せいうん、2003年4月29日 - )は、千葉県流山市出身[2]プロ野球選手投手育成選手)。左投左打。千葉ロッテマリーンズ所属。

経歴

プロ入り前

流山市立西深井小学校[3]1年の時にカージナルスで軟式野球を始め[4]、6年時にはヤクルトスワローズJr.に選出されてNPB12球団ジュニアトーナメントに出場している[4]流山市立東深井中学校時代は硬式野球(リトルシニア)の荒川シニアに所属[4]

二松學舍大学附属高等学校では1年夏からベンチ入りし、1年秋からエースとなった[5]。3年夏には第103回全国高等学校野球選手権大会に出場[5]。初戦(2回戦)の西日本短大附属戦は4安打9奪三振の完封勝利[2]。3回戦の京都国際戦は延長10回まで1人で投げ抜いたが、6失点で敗戦した[4]。2試合で計17三振を奪った。2021年9月8日にプロ志望届を提出[6]。高校時代の1学年先輩に秋広優人がいた。

2021年10月11日に行われたプロ野球ドラフト会議において、千葉ロッテマリーンズから4巡目で指名を受け、11月21日に契約金4000万円、年俸560万円で入団に合意した(金額は推定)[7]。背番号は43[8]

ロッテ時代

2022年4月30日、イースタン・リーグ東北楽天ゴールデンイーグルス戦で公式戦デビュー。安田悠馬から空振り三振を奪うなど、1イニングを三者凡退に抑えた[9]。その後も二軍で実戦登板を重ね、シーズン途中からは先発に回り[10]、シーズン終盤には中6日での先発も経験[11]。シーズン終了後にはフェニックスリーグにも参加するなど[12]、充実したシーズンを送った[11]。ルーキーイヤーは二軍で15試合(4先発[10])に登板して4勝1敗1セーブ・防御率2.34を記録し[13]、オフに現状維持となる推定年俸560万円で契約を更改した[11]

2023年2月11日、この年チーム初の対外試合となった楽天モンキーズとの練習試合の先発投手に抜擢され[10]、3回無失点に抑えた[14]

2024年はイースタン・リーグで30試合に登板するも防御率6.12と打ち込まれた[15]。オフに戦力外通告を受け[16]、育成選手として再契約した[17]。背番号は123[17]

選手としての特徴・人物

最速146km/hを記録した[2]球速以上に速く見える直球が魅力[18]。変化球はチェンジアップを武器としており[19]、その他スライダーカーブカットボールも投げる[20][21]

目標としている投手は小島和哉で、ロッテ入団後はかつて彼がつけていた背番号43を継承している[19]。秋山は「小島選手が大事な試合で投げていたり、信頼されていることだったり、軽く投げているのに球が強いというのを見て、目標にしています。(背番号43を継承できて)すごく嬉しい部分でもありますし、これから去年(2021年)10勝を挙げた小島さんの背番号を背負わせてもらうので、自分も二桁勝てるような投手にならないといけないなと思います」と語っている[19]

愛称は「あっきー[22]

三国志が好きな父親が関羽雲長趙雲子龍から「雲」の文字を取り、正雲と名付けられた[4][2]

詳細情報

背番号

  • 43(2022年[8] - 2024年)
  • 123(2025年[17] - )

脚注

  1. ^ ロッテ - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月19日閲覧
  2. ^ a b c d 【ドラフト】二松学舎大付・秋山正雲はロッテの4位 大江2世の左腕」『日刊スポーツ』2021年10月11日。2022年1月25日閲覧
  3. ^ ロッテドラフト4位・秋山指名挨拶 同じ左腕として「小島さんから球種教わりたい」」『サンケイスポーツ』2021年10月15日。2022年2月23日閲覧
  4. ^ a b c d e 二松学舎8強ならず 172球熱投・秋山、プロ志望を明言/甲子園」『サンケイスポーツ』2021年8月25日。2022年2月23日閲覧
  5. ^ a b 【東東京】二松学舎大付「大江2世」秋山正雲、V打&1失点完投で49代表大トリ甲子園」『スポーツ報知』2021年8月2日。2022年2月23日閲覧
  6. ^ 秋山がプロ志望届 野球」『朝日新聞デジタル』2021年9月9日。2022年2月23日閲覧
  7. ^ ロッテ4位秋山正雲、先輩巨人秋広との再戦楽しみ 高校時代は五分」『日刊スポーツ』2021年11月21日。2022年1月25日閲覧
  8. ^ a b 【ロッテ新人背番号一覧】1位松川虎生が藤原の「2」2位池田来翔「00」」『日刊スポーツ』2021年12月10日。2022年1月25日閲覧
  9. ^ 秋山初登板で手応え 憧れ小島の助言胸に 【千葉ロッテ はい上がれ】」『千葉日報』2022年5月13日。2023年2月12日閲覧
  10. ^ a b c 【ロッテ】対外試合“開幕投手”に高卒2年目左腕の秋山正雲「見た目より強い球投げる」吉井監督」『日刊スポーツ』2023年2月5日。2023年2月12日閲覧
  11. ^ a b c ロッテ・秋山正雲 現状維持でサイン「充実したいいシーズン」高卒1年目で2軍4勝」『デイリースポーツ』2022年11月15日。2023年2月12日閲覧
  12. ^ ロッテがフェニックスリーグ参加選手を発表 復活期待の種市、佐藤都ら27人」『BASEBALL KING』2022年10月8日。2023年2月12日閲覧
  13. ^ 2022年度 千葉ロッテマリーンズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年2月12日閲覧
  14. ^ 2年目秋山、満足せず プロ野球・ロッテ」『時事通信』2023年2月11日。2023年2月12日閲覧
  15. ^ 2024年度 千葉ロッテマリーンズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2025年3月12日閲覧
  16. ^ 13選手の来季契約について」『千葉ロッテマリーンズ』2024年10月6日。2024年11月16日閲覧
  17. ^ a b c 5選手と育成選手契約」『千葉ロッテマリーンズ』2024年11月18日。2024年11月18日閲覧
  18. ^ 楽しみな若手投手が多いロッテ 4月中にデビューしたドラ4・秋山「思った以上のボールが投げられた」」『BASEBALL KING』2022年5月12日。2022年5月15日閲覧
  19. ^ a b c ロッテドラ4・秋山、目標は小島、武器はチェンジアップ「信頼される投手になりたい」」『BASEBALL KING』2022年2月3日。2022年5月15日閲覧
  20. ^ 秋山 正雲 (二松学舎大附)」『高校野球ドットコム』。2022年5月15日閲覧
  21. ^ 秋山正雲(二松学舎大付高・投手)心身とも充実する146キロ左腕」『週刊ベースボールONLINE』2021年7月17日。2022年5月15日閲覧
  22. ^ 43 秋山 正雲 選手名鑑2022」『千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト』。2022年5月15日閲覧

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  秋山正雲のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「秋山正雲」の関連用語

秋山正雲のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



秋山正雲のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの秋山正雲 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS